読割 50
電子書籍
サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~
著者 鈴木智彦
食べてるあなたも共犯者!決死の潜入ルポ。 アワビ、ウナギ、ウニ、サケ、ナマコ……・「高級魚(サカナ)を食べると暴力団(ヤクザ)が儲かる」という食品業界最大のタブーを暴く。...
サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~
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サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う (小学館文庫)
商品説明
食べてるあなたも共犯者!決死の潜入ルポ。
アワビ、ウナギ、ウニ、サケ、ナマコ……・「高級魚(サカナ)を食べると暴力団(ヤクザ)が儲かる」という食品業界最大のタブーを暴く。
築地市場から密漁団まで5年に及ぶ潜入ルポは刊行時、大きな反響を呼んだが、このたび文庫化にあたって「サカナとヤクザ」の歴史と現状を追加取材。新章「“魚河岸の守護神”佃政の数奇な人生」「密漁社会のマラドーナは生きていた」を書き下ろした。
推薦文は『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』の漫画家・真鍋昌平氏、文庫解説は『モテキ』『バクマン』の映画監督・大根仁氏。
本作はノンフィクションのジャンルを超え、日本のエンタメ最前線を走る人たちから絶賛されている。
真鍋昌平(漫画家)
「人の欲望は止まらない。
ルールがあれば反則勝ちした
犯罪者がぼろ儲け。
知らないうちに自分自身が
密漁者の共犯者。
高級寿司の時価の舞台裏を
犯罪集団に
笑顔に拳は当たらない処世術で
5年間も潜入取材して
伝えてくれた勇気に泣けてくる」
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紙の本
サカナとヤクザ
2021/08/24 19:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
漁業とヤクザの繋がりが良くわかる書物でした。ヤクザにも任侠道があり、必ずしも完全な悪とみなせないところもあり、裏社会とはどんなところなのか垣間見れた気がしました。
電子書籍
密漁
2024/03/02 02:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノンフィクションなんでしょうね、ちょっと大げさに脚色は、してあるのかもですけど。しかし、かなり昔から、ヤクザと密漁がつながってるのだとしたら、この国の漁業は、未来は、どうなるンでしょうか心配。
紙の本
なるほど…
2022/08/16 11:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
漁業と反社のつながりは聞いたことがあったが、なるほどこんなふうに、と理解できる内容だった。
これを読んでしまった後は、カニやウニやアワビを食べるときにも、いろいろと考えてしまい、心から楽しんで味わえなくなりそうだ。
紙の本
日本の水産業の闇に迫るノンフィクション
2023/12/06 13:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
アワビ、ナマコ、カニ、シラスウナギなど、高級海産物をめぐる密漁の背景に迫るノンフィクション。
海産物は本書にもあるように”計画通りの量を捕るつもりでも、全く捕れない時もあれば、捕れすぎる時もある”ため、いくら漁獲量等で規制してもそれを上回る量の成果があれば、それは闇流通して現金化され、それがいつの間にか正規の流通網に乗って、我々消費者の下へと届くシステムになっています。そしてその闇流通ルートには、少なからず反社会勢力が関わっており、著者は根気よく交渉を重ねて密漁の現場、密漁した海産物の取引現場などの様子を本書で描いています。
また、北海道におけるカニの密漁にはロシア(当時はソ連)の存在が大きく関わっていることが述べられています。ソ連の領海で違法操業する代わり、ソ連の国境警備隊に日本の情報を提供して安全操業を担保し、捕りまくったカニを日本の市場で売りさばく、と言ったソ連側との持ちつ持たれつの関係が、北海道のカニ密漁の温床となっていたようです。
明確な土地の境界の下で畑や山で採れる農産物とは異なり、海には明確な線は引かれていませんし、実際に漁をする海上では誰の目もありません。密漁の摘発にはその現場か、現物の取引現場を抑えるしかないという状況もあって、海産物をめぐる裏流通ルートは未だに大きな存在感を残しているようです。ウナギなどは特にそうですが、あれだけ稚魚のシラスウナギが枯渇しているというのに、土用の丑の日には価格は高くなったものの、結構な量のウナギが流通しているという事実には、本書で紹介されているようなカラクリがあるからですし、それを知らずに消費している消費者も、密漁ビジネスを間接的に支えているという見方もできるのかもしれません。