電子書籍
栗林かなえの犯罪
著者 吉野 朔実
古くて人気のない水族館で出会った言葉をしゃべらない謎の美少女・かなえに、エリート会社員の樋口は心ひかれた。筆談でかわす会話は新鮮で刺激的だった。やがて彼女のすべてを知りた...
栗林かなえの犯罪
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栗林かなえの犯罪 (PFコミックス)
商品説明
古くて人気のない水族館で出会った言葉をしゃべらない謎の美少女・かなえに、エリート会社員の樋口は心ひかれた。筆談でかわす会話は新鮮で刺激的だった。やがて彼女のすべてを知りたいと望むようになるが…。恋愛もようのおりなす陰影と光彩をあざやかに描き出した、『ジュリエットの卵』の吉野朔美・珠玉作品集、第2弾。表題作の他、「誰もいない野原で」、「ピンホール・ケイブ-天然の天窓-」、「プライベート・ウィルス」の3編を同時収録。
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紙の本
硬質な硝子のように透明で美しい物語
2002/07/14 15:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まゆこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度読み終わっても、何度も何度も読み返してしまいました。自分が自分であることに対して一度でも迷ったことのある人なら、この作品は胸を打つことでしょう。社会から、「こういう人間でありなさい」と、誰でも役割を押し付けられます。でも、そういった役割に息づまって自由になりたいと思うことがあります。この物語りは、そいういった社会から押し付けられる、様々な役割や、他者の一方的な思い(恋心であったりとか)に対する、迷いや反発をテーマにしていると思います。
物語りの幕開けは、ある水族館。樋口は、その水族館が好きで、デートコースに選ぶことしばしば。その水族館で、魚を眺める美しい女性を見かけ、心惹かれる。その女性と再開したのは、1月後の、ある和菓子屋。樋口は、彼女に話し掛ける。しかし、彼女は樋口を無視して、店を出てしまう。和菓子屋の店員は、彼女が、近くの病院の祖母を見舞うためにこのお店でお菓子を買って行くこと、口がきけないから答えれないなのだと説明する。和菓子屋の近くの公園で彼女を見つけた樋口は、彼女に心奪われてしまう。病院の近くの公園に行けば、彼女と出会うことが出来たのだけれど、やがて彼女は姿を現さなくなってしまって…。
続きはコミックでどうぞ。
硬質な硝子のように、透明で澄んだ世界です。
電子書籍
表題作含む4編
2015/12/27 16:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作含めた4編の短編集です。
やはり表題作が一番深い。
絵はぶーけ時代の方が好きだなー。
紙の本
やっぱり期待を裏切らない
2001/08/18 23:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作が面白い! 言葉が話せない少女にエリート会社員が出会い、しだいに引かれていく…と書くとありがちな設定、おまけにオチもちょっと予想できてしまうのですが、人物設定がユニークであきさせません! 表題作以外でも、面白い作品がありますが、ちょっと哲学的で頭でっかちなかんじのモノもあるので、評価は星3つです。