電子書籍
海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~
著者 森沢明夫
「心」を持ったボンネットバスの奇跡の旅。運転手の親子に愛されたことで「心」を持った瀬戸内海の小さな島のボンネットバスと、手にした者に勇気を与える不思議な青いビー玉が、時代...
海を抱いたビー玉~甦ったボンネットバスと少年たちの物語~
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海を抱いたビー玉 (小学館文庫)
商品説明
「心」を持ったボンネットバスの奇跡の旅。
運転手の親子に愛されたことで「心」を持った瀬戸内海の小さな島のボンネットバスと、手にした者に勇気を与える不思議な青いビー玉が、時代を超え、運命に導かれながら旅をしていくファンタジー。
旅は、懐かしい昭和40年代の瀬戸内海の島から、大震災に見舞われた山古志村へ……。
少年と、バスと、少年の心を持った魅力的な大人たちが、「生きることの美しさ」を優しく語りかけてくれる、事実をもとに描いた奇跡と感動の物語。驚きのラストに、あなたもまちがいないく「幸せのため息」をつくことでしょう。
「幻の青春小説」と呼ばれた名作の、待望の文庫版を電子化。
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紙の本
ずしりと心に残る良い本! ボンネットバスが主人公!
2010/03/09 18:50
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
森沢明夫さんが書かれた『津軽百年食堂』を読んだあとの深い感動の余韻がまだ残る中、読み始めた一冊。
こちらはボンネットバスが主人公でした。
『ボクはいま、世界のどのバスよりも幸せに生きている。』
思わず書きとめたくなるようなボンネットバスくんの言葉…。
昭和40年代から今の平成時代にいたるまで、いろんな温かい人たちとのふれあいを通じて、ボンネットバスくんが体験し、心で感じた出来事がつづられています。
四国の今治から、瀬戸内海の大三島へ、それから広島県の竹原、福山、さらには新潟県の湯沢、山古志まで。ボンネットバスくんはあちこちから望まれて、活躍の場を移していきます。
あるときは路線バスとして、あるときは物置として、
華やかなパレードに参加することもありました。
いつも心ある人に囲まれて、ボンネットバスくんの心も大きく成長していきます。物置として使われていたときは、しばらく放置されていて、処分寸前までなりそうになった時もありました。でも、ボンネットバスくんをしっかり走れるように直してくれる素晴らしい出合いがあり、無事生まれ変わることができたのです。
「わしが十年かけても助けてやりたかった子猫ちゃんじゃけんのう」その愛情にあふれる言葉に、本当に良かったねぇと心から思いました。
「古いモノんはみんな心があるけの、わしの博物館できれいに直して、心まで再生させてやるんじゃけ。」このとき、ボンネットバスくんを助けてくれたのは広島県は福山市にある福山自動車時計博物館の館長さんとレストア職人さんでした。
私はレストア職人さんの存在をこの本で初めて知ったのですが、放置されてボロボロになった車体がこんなに立派に生まれ変わるなんて!とその職人技に驚きました。
山古志の話も印象的でした。
震災を体験して、そこでその場に立ってしか感じることでできない強烈な思い、心に深く沁みてきました。その地でもボンネットバスくんの存在は、震災に遭った人たちに元気を与える存在となっている。いろんなことが繋がって、繋がって、繋がって…。ボンネットバスくんが抱えるビー玉も長い旅をして…。しみじみ感動の一冊、です。
森沢さんは『津軽百年食堂』の時と同じように、この本を書くために、車で2000キロにおよぶ長い取材旅行をされたそうです。一つひとつの取材を丁寧にされて、出来上がった一冊、またまたずしりと心に残る良い本と出合ったなぁ~と満足な気持ちでいっぱいです。
そうそう、覚えていたい魔法の言葉がありました。
「思う、言う、成る」
あのボンネットバスを直した博物館の館長さんの言葉でした。(^^♪
紙の本
再生!
2018/05/06 23:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボンネットバスの再生のファンタジー!素敵な作品に出会えました。ちょっと心が弱ってましたので、グイグイ引きこまれウルウルしてしまいました(ToT)そして随所に心ひかれる一文もあり、とにかく名言のオンパレードです。優しさ、温かさ、愛情がいっぱいあって、ほっこりしました。「ものには魂がある」…自分もそう思います!最後のボンネットバスの写真、自分にはバスが笑って見えました。そしてビー玉をお守りとして持ち歩きたい!ずっと凛と光ってもらって、元気と勇気をもらいたいです。
紙の本
海を抱いたビー玉
2024/04/03 17:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
廃車寸前だった車が再び活躍する?今でもそうかもしれないが、日本の技術って誇れますね。メイド・イン・ジャパン、そしてユースド・イン・ジャパンって世界でも通用するようですから。先代たちが魂を込めて作った家電や重電は心があったような感じがしてしまいますね。またデザインセンスもあったみたいですね。先代たちの技術に脱帽です。
紙の本
ラストが残念
2017/10/19 06:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
物を大切にするって大事なことなんだな、と改めて思わされた作品。ただ、心を持ったボンネットバスの気持ちがもっと描かれていてもよかったのに。
紙の本
最後が
2022/08/01 13:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
事実に基づいたファンタジーね。
全然構わないんだけど、最後、なんで子どもたちが、
バスの里帰りを提案したわけ?
唐突すぎて。