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獣の牢番 妖怪科學研究所
著者 久我有加
それは迷信だ!――明治あやかし事件解明録。明治時代、大阪。会社が倒産して失業し、手持ちの金も尽きて町をさまよっていた峯北修は、小さなビルの扉に掲げられた「妖怪科學研究所」...
獣の牢番 妖怪科學研究所
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獣の牢番 妖怪科學研究所 (小学館文庫 キャラブン!)
商品説明
それは迷信だ!――明治あやかし事件解明録。
明治時代、大阪。会社が倒産して失業し、手持ちの金も尽きて町をさまよっていた峯北修は、小さなビルの扉に掲げられた「妖怪科學研究所」の看板と所員募集の貼り紙を見つける。怪しげな名だが採用してくれるならありがたい。扉を開いた修は、大量の本の間で不機嫌そうに座る男――所長の八尋に対面する。八尋によるとこの研究所は、不可思議な事件を科学的に説明することで依頼人の問題を解決するらしい。迷信嫌いの修は八尋に共感、ここで働くことを決める。
八尋の友人で小説家の飯窪恭之介とも出会い、研究所に馴染んできた頃、修は一人の青年の相談を受ける。青年の父が村長を務める村で、立て続けに人が行方不明になるが、村人たちは妖怪「ゆらさま」の仕業だとして行方不明者を捜そうとしないらしい。八尋と修、なぜか同行することになった飯窪の三人は、「ゆらさま」の事件の真相を探るため、村へと向かうが……。
「妖怪など迷信だ!」と断じる所長の八尋。迷信を憎む修。妖怪の小説を執筆する飯窪。欧化の波に逆らうように、いまだ人々の心を恐怖させる「妖怪」の正体とは――? 大人気BL作家が初めて挑む、明治あやかし事件解明録!
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金田一耕助シリーズを彷彿とさせる
2021/11/29 15:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TRanan - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代背景が重要な要素なのだがこ難しい説明に終始することなく読ませてくれて、たいへん面白かった。各々のキャラが立っているからだろう。
電子書籍
なかなかに面白い
2022/07/14 13:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治40年という近代化の波がまだ田舎の山の中の村にまでは浸透していない微妙な時代、閉鎖された村に残る風習に纏わるミステリー。
人間の持つ弱さと頑迷さゆえに風習を一概に因習と言い切れない結末には唸らされた。
時代背景や場所、峯北修の持つ生い立ち、所長の八尋の仏頂面などすべてが昏くおどろおどろしさを感じさせる中、明るく能天気な所長の八尋の友人・飯窪もいい味を出している。
もっと彼らの遭遇する事件を読んでみたいと思った。シリーズ化はされていないのだろうか?
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明治時代後半が舞台の推理めの
2019/09/23 22:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nandakanaa - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都出身の主人公は親親戚と決別したときに故郷ごと捨てたらしく、共通語です。大阪が舞台なので、ちょこちょこ関西弁がでてはきますが、久我作品にしてはめちゃくちゃ少ないです。猫は物語自体には関係ないです。獣の牢番は、謎を科学的人為的に解明すべく向かった山深い盆地をみた主人公の感想。失踪事件の謎解き話でした。
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妖怪
2019/08/26 11:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
妖怪とかって聞くと、めちゃくちゃファンタジーな感じなのかと思っていましたが、そんなことはなく読みやすかったです。