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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1987/04/28
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/515p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-114721-3
文庫

紙の本

風の王国 (新潮文庫)

著者 五木 寛之 (著)

風の王国 (新潮文庫)

税込 880 8pt

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みんなのレビュー25件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

生と死の結界・二上山

2010/12/26 18:02

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:CAM - この投稿者のレビュー一覧を見る

 當麻・二上山が舞台となる本書の名は、作者著の『日本人の心・3 生と死の結界・大和』(講談社)によって承知はしていたが 、未読であった。

 ところが、今年の夏、奈良県「磐城」(真珠湾攻撃総隊長淵田美津雄氏の生誕地である)へ行ったとき、近鉄「当麻寺」駅から外人が電車に乗り込んできて、車内からも二上山の写真をとっているので、「古市」駅で乗り換えの際に話しかけたら、小説 『風の王国』の英訳作業中で、二上山に登ってきた、と言っていた。それを聞いて、読まなければと思っていたところであった。

 本書は、五木寛之氏が二度目の休筆の後、初めてペンを執った小説ということである(初出は『小説新潮』84年7月~9月号)。 巻末にある木本至氏解説では、「伝奇小説あるいはSF小説の要素を持つ奇抜なアドベンチャー小説の体裁をとりながら、現代日本人の肺腑をえぐる鋭い思想性をはらんだ問題を、読む者に投げかけてくる」、とされる。 評者にとっては、「二上山」の描写のされ方についての関心が読書の動機であったので、そのストーリー展開、構成は、少し読書前の予想とは異なるものであった。巻末には相当量の参考文献が挙げられているが、小説のなかで大きな役割りを果たす「天武仁神講」、「へんろう会」というような団体については、モデルに近いものがあるのだろうか? 私の現在の知識範囲では不明である。

 なお「前方後円墳を築いた古代の権力者は、おそらく自らの手によってフタカミの山をこの地上に築こうとしたのではあるまいか。二上山は、この土地で唯一の火を噴く山だった。その山が大和の盆地を産み、河内の平野を形づくった。その山に対する古代人の思いには特別なものがあっただろう。そして二上山は石の山だ。巨大な前方後円墳もまた、輝く葺き石でおおわれた。それは、さながら人工の二上山だ。まちがいない。古代の前方後円墳は、二上山式墳墓なのだ。」(p.490)という叙述にはなるほどと思わされた。

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紙の本

時代の風を歩く

2014/12/05 00:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある新興財閥の影に謎の結社があるというのだが、主人公は謎の美女にふらふらと近づいていってその組織に取り込まれてしまう。かつて日本で定住しない漂流民がいたが、明治政府に弾圧され、その対抗策として作られたのがその組織だという。そうして権力に潰されないだけでない、さらに強固な力を獲得するか、自然とともに生きる漂流民としての矜持を通すか、組織の内部対立に巻き込まれていく。
物語の構造はともかく、様々な現代的なガジェットが放り込まれて、そちらの方にむしろ不可思議さを感じられるほどだ。彼らは、車、ナイフ、靴といったアイテムに深い愛着を持ち、その描写の執拗さは、その後のブランド信仰時代を予見している。若い頃にヒット曲があったというソウルフルな女性歌手は、藤圭子か、それよりは、ちあきなおみ、しばたはつみのようなイメージを抱く。歩くという行為への執着は、自然破壊への反発で、登山、ハイキングのブームへの序章か。主人公がかつて体験した世界放浪の旅というのも、随分流行したような気がする。
とにかく、全体にあれもこれも放り込んで、雑然ととっ散らかって、本筋はそれらの一つ一つの積み重ねのように進むのが作者の手腕。ジャズメンとコミュニズムの出会いという、文壇作家には到底書き得ない現代的すぎる作品でデビューした、この作者の特質が改めて発揮されている。
古典的な伝記物で、血統が珍重されるというありがちな進行でありながら、国家が、社会がというよりも目の前の人々の繋がりの先に世界を感じ取るような、個人主義だが孤立主義でない、刹那的だが革命志向でもないという現代若者像の集合体が物語を織りなしていくのは、高度成長時代の演歌のようなもので、奇妙な酩酊感がある。そしてのっぴきならない抗争の中で、一方の女性リーダーによる選択は、たしかに男社会の論理では決して生まれない発想であり、ウーマンリブよりはフェミニズム的感性を汲み取っているのも、時代に敏い。
同時代のうねりの中にいると、得体の知れないシンクロ感としてしか捉えられないかもしれないが、時代を全身で受け止めてしまう作家像をまざまざと感じることが出来る。

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2005/02/28 17:14

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2005/05/02 10:35

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2008/09/07 14:54

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2008/11/10 14:46

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2008/12/02 20:47

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2010/05/25 21:44

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2010/10/29 11:33

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2008/07/22 13:20

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2011/10/25 20:38

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