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紙の本
江戸時代にタイムスリップする人向けの生活マニュアル本
2011/08/31 17:32
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:辰巳屋カルダモン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今夏の新潮文庫の100冊に入っていたので、読んでみた。
ごく気軽な江戸の豆知識集かと思いきや、内容の濃さと深さに驚嘆である。
著者は江戸を専門とする漫画家、文筆家。2005年に46歳の若さで世を去った。
本書を当たり前に紹介するなら「江戸庶民の暮らしをイラストを交えて解説した本」となるだろう。
取り上げるのは、衣食住から仕事、季節行事、恋愛&結婚、旅模様、春画考など広範囲に及ぶ。
一貫するのは「庶民の視点」であること。
将軍の一日や大奥についてのエピソードもあるが、それも庶民はどう見ていたかを中心に語られる。
「長屋プランいろいろ間取り例」「銭湯のジョーシキ」「マジナイ・ア・ラ・カルト」「大江戸ジャーナリズム」などなど、手書きで小さく書かれたところほど面白い。初歩的な知識から、かなりディープなところまで、江戸ファンの興味をカバーしている。
本書を人に勧めるなら「江戸時代にタイムスリップする人向けの生活マニュアル本」だと言ってしまおう。いつタイムスリップしても安心、すぐに馴染んで楽しく暮らせそうだ。
時代考証の確かさは素晴らしい。どれほどの文献や絵画の資料が、著者の頭に入っているのか。庶民の生活は記録には残りにくく、はっきりしないものなのに。
著者ならではの自筆イラストは一目瞭然、わかりやすく嬉しい。粋な江戸人、ちょっとしたマゲの形の違いや額の剃り加減のこだわりは、イラストがなければ理解は難しいだろう。
最近、時代劇や時代小説では、ドラマ性が重視されて時代考証が適当なように見受ける。
考証の確かさがより作品の質を高めると思うのに残念な傾向だ。
「どこまでホントかな?」と疑いながら、見たり読んだりは少し寂しい。
この点、著者の作品は全幅の信頼が置ける。のびのびと読書を楽しむことができる。
亡くなって6年になるが、失われた存在の大きさを思わずにはいられない。
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江戸ってあなどれません
2014/08/31 17:56
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あーや - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが、杉浦日向子さん。あちらこちらにちりばめられているカットの質が高い!文章もユーモアにあふれていて、面白おかしくあっという間に読み終えました。
江戸の人たちを愛する杉浦さんの気持ちが伝わってきて、江戸が大好きになる一冊です。今の私たちよりも心豊かに暮らしていたんだなあと思いますし、意外に制度も整っていたんですね。時代劇からの知識ではいろいろ勘違いしていたところもあったようで、けっこう、目からうろこでした。
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お気に入りの一冊
2018/06/25 10:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オラフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともと江戸時代が好きで文献をあさっているうち、杉浦さんの著書と出逢いました。この本と出逢ってよかったあ。文章からは江戸人の生活の息遣いが伝わってきます。それと何より注目してほしいのは挿絵の楽しさ。江戸美人の変遷や、格好でみる職業やら、江戸時代のひとが見たら「あー、あるあるじゃん!」と笑ってくれそうです。私としてはこの本は保存版で、絶えず手元に置いて眺めていたい本になります。
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江戸っ子になってみたくなる
2017/03/09 08:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
杉浦日向子さんは、NHKの「お江戸でござる」の解説の時から、
ずっと好きな作家さんです。
江戸は、時代劇のような渋い姿だけでなく、
思わず笑えるような陽気な姿があるんだなぁと教えてくれました。
真面目じゃない、ちょっと砕けた杉浦さんの文章と絵で、
読むたびに、江戸で暮らしてみたくなります。
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もっと杉浦氏の本を読みたかったです
2023/05/13 14:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKで「お江戸でござる」というコメディードラマがありました。そこの番組最後の方に江戸についての話をするコーナーに杉浦氏が出演されていました。
分かりやすく、親しみを感じさせる江戸時代を説明してくださっていました。
その話が面白く、本を探すとこの本に出合いました。こちらも、江戸人が身近に感じられるような親しみを感じました。挿絵もあり、分かりやすく、いつの間にか江戸について学ぶ事が出来ました。
もっと、もっと、江戸時代物を読みたいと思い、時代小説にハマるようになりました。そのきっかけになりました。
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コンパクトに語られるのに詳しく理解できる江戸暮らし
2021/04/01 15:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸庶民の視点で江戸の暮らしを語った一冊。トピックスごとに詳細なイラスト入りで解説され、中身が濃いのがこの作家らしいところ。時代小説やドラマ、映画で時々「??」となったら、目次を索引代わりに探し疑問解決にも活用しています。ともかく杉浦日向子作品を何冊か読了しとくと、江戸時代をテーマに描かれた作品の見方もかなり深くなる。なかでも本書は、江戸時代の江戸の暮らしを学ぶ入門者にもおすすめ。
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そんな時代もあったのですね
2020/03/29 13:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
パソコンもスマホもなかった時代。
どうやって余暇を過ごしたのか、心配したけれど、
掃除洗濯や食事の準備。余暇なんてなかったのかもしれませんね。
『絵』が素晴らしいのですが、61歳の眼に文庫ではちょっときつい。
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イラストや漫画も豊富
2017/03/31 19:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は1998年に小学館から出版され、2005年に新潮文庫に加えられた本です。たまたま書店で5~6冊積んであったので目にとまり購入しました。何と第三十一刷でした。
様々な江戸時代の事物について、豊富なイラストや漫画をまじえて解説しています。杉浦日向子さんは、やっぱり一庶民として江戸を見てきた人のように思えます。所々で現代人や現代文化にチクリと釘を刺していて、留飲が下がります。
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小説や時代劇ではあまり取り上げないアレコレが楽しい
2021/10/02 22:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日曜日 - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸人になるならば、まずは流行を押さえないと!なんて言っても、江戸っこは流行に敏感です。
本書は、そんな切り口で江戸の生活習慣や流行、江戸っこマナーを楽しく学べます。
中の挿し絵もとっても面白いので、堅苦しくなく読めるのでオススメです!
読後は、間違いなく江戸人気分!
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一日江戸人
2020/10/05 06:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近時代小説にはまっているから杉浦先生の解説、とても楽しく読めました。
知らなかった事、参考になった事にほー!へー!言いながら読みました。
(そう言えば昔NHKで放送した「お江戸でござる」も楽しかったっけ)
説明の図解、漫画の文字が小さすぎて読みづらかったのだけが残念でした。
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時代考証に役立ちそうな本
2020/11/21 09:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の生活、風俗についてあれこれ書かれている本。雑学。江戸時代を舞台にした小説などを書かれる方は読んでおくと役立ちそう。著者が楽しんで書いている感じがしました。文庫版だからか、挿絵の文字が小さくて少し読みにくかったです。