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夜のピクニック(新潮文庫)

著者 恩田陸

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、...

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夜のピクニック(新潮文庫)

税込 781 7pt

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夜のピクニック (新潮文庫)

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商品説明

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

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みんなのレビュー2,393件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

恩田陸の名作

2008/05/25 21:40

17人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ばー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 解説で池上冬樹が述べているけれど、名作と言うのは、それだけで一定のリスクを負う。
 古典となっているのならいざ知らず、「現代の名作」と言うと、なかなか評価が分かれる所である。それだけ現代という時間は捉えにくいとも言えるし、それだけ現代人の価値観が多様化しているとも言える。
 これは私が以前から言っていることで、また同時に、現代という一つの現象を捉える為の重要なセンテンスの一つであると思うのだけれど、つまり、そういった言説空間に言ってしまえるのは、「自分が良いと思うものが名作」というフレーズだと思う。と、いうか、これさえ自分の中で確信してしまえれば(もしくは開き直ってしまえれば)、より良い「自分の読書体験」を構築できる。ベストセラーであろうとなかろうと、受賞作であろうと候補作であろうと、そして、評判の名作であろうとなかろうと、大切なのは自分自身なんだと思う。まあもちろん他人の声もある程度は聞くバランスは必要なんだが。

 本作、『夜のピクニック』は名作と言われているようだ。実際、第二回本屋大賞も取ったし。これ以前の恩田の代表作もあるけれど、直木賞を取らずして本屋大賞を取る、という我々と文壇のひずみ、なんて言ってしまえるけれども、とにかくこの本は良い話だ、というのは聞いていた。

 実際に読んでみて確かにこれは名作かもしれん…、なんて思った。簡単な言葉ばかり使っている=読みやすい=言葉が頭にすいすい入ってくる、というのはもちろん、物語の引っ張り方が読んでて気持ちいい。よく、「中盤はだれる」と、どんなメディアの物でも言われるものだが、『夜のピクニック』は違う。そして、腹違いのきょうだいが同じ高校で夜通し同じイベントに参加して徐々に打ち解けていく、なんて、ちょっと間違えばどろどろした話になりがちなストーリーを爽快な、それでいて感動する話に仕上げているのは、物語の引っ張り方、いくつかのサイドストーリーの挟み、それらを配置するテクニック、いずれも恩田の力量のおかげだ。感情の精緻な流れの描写もポイントの一つだ。流れるような文章には、これも起因している。

 恩田が書いているのは完全に健全な優良物語ではない。腹違いのきょうだい、という設定からして窺えるのだが、人間のちょっとした負の面、負の姿、などを巧みに恩田は操っている。主人公の一人、西脇融を慕う女子生徒の姿など、これは皆さん分かってもらえると思うのだが、本当に嫌なもんだ。そういった要素を織り交ぜて、全部解決するのはもちろん、その合わせ業の過程が上手い。ばら撒いたトランプでタワーを作るかのような、大胆さと精密さが分かりやすく書かれている。どんなカードであろうと全てがタワーの土台なのだ。

 名作というのは人それぞれが決めるもので、いかなる物語でも名作になりうる可能性を秘めている。そういった集積が世に言われる、その世代を代表する名作になるのであり、土台である「人それぞれ」は避けてはいけないものだ。名作に盲目になることも、服従することも必要ではないが、「名作」と聞いて、それは自分にも関係する、自分が投票権を持つ、ということを頭に入れておいた方がいい。

 『夜のピクニック』の名作投票への参政権をやっとばかし、私は手に入れた。とどのつまり私に言えることはただ一つ、この本に出会えて良かった、その一言に尽きる。是非御一読を。

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紙の本

恩田作品を読んでいつも思うのは「高校時代にし忘れた多くの事への後悔」。だからこそ今高校生の人におススメしたい本。

2008/10/27 19:37

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sammy - この投稿者のレビュー一覧を見る

恩田陸といえばやはり「学園もの」。
今まで色々と学園ものは出ているが、その中でもこの作品はかなり上位、人によってはトップクラスにくる作品なのではないだろうか。
それくらい素晴らしい。

恩田作品を読んでいつも思うのは「高校時代にし忘れた多くの事への後悔。」。
今回はその思いに直球でぶつけられたという感じだ。
貴子達の会話の中にふと自分の高校時代を重ね、懐かしさと心の奥底に少し痛みを感じた・・・。
きっと私はこの感じを味わいたいから恩田作品を読みつづけてしまうのだろう。


おそらく「図書室の海」の中にある「ピクニックの準備」を読んだ方はあの三人目の人物が誰なのか疑問に感じていただろう。
貴子と融、そして三人目の謎の人物。
物語が始る前から既に読者へ1つの謎を投げかけている部分が恩田さんらしい。
何より青春小説でありながら、ほんの少しだけホラー色とミステリ色を入れている部分も彼女らしい。
ただ歩くだけ、それだけなのにスパイスとしてこの2点があるので読者はいつの間にか主人公達と共にこの謎解きに参加し、そしていつしか「歩行祭」に自分も加わっている感覚に陥る。

さてこの作品、今までにないくらいの「青春小説」に仕上っている。
今までの恩田作品は中性的な人物が多かったせいかどこか「恋愛」とは掛け離れていた。
そういう部分では恩田作品に「憧れる」ことはあってもどこか登場人物が卓越し過ぎていて距離を感じていたのだが、だが今回は「恋愛」を強めに出したことと、今までの作品であまり登場しないキャラ(ちょっとイヤ
なタイプの女の子、だけどきっとこれが普通の子)も出てくることで逆に親しみが沸いたような気がする。

この作品、一応語り手の二人(貴子と融)が主人公なんでしょうが、その他の人物、忍や美和子、杏奈も彼女達以上に輝きを見せているんですよね。

これぞ恩田陸!とファンが絶賛しそうな1冊です。

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紙の本

感情移入して一緒に歩いている様な気分になりました

2020/10/30 16:42

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

中高生におすすめ。みんなで夜歩く、たったそれだけの行事なのに、非常に濃厚な一冊。これを読むと、後悔しないように、自分自身の青春を大切にしようと思わせてくれる。是非読んでみてください。自分がその場にいるように思える人の心の動きや情景描写がいい。夜を徹して80キロを歩き通す行事「歩行祭」。想像するとすごくつらそうだけどすごく楽しそう。読んでる時は自分も参加してる気になれた。夜中や明け方、友だちと一緒に歩いてたら、いつもと違って素直になれそう。青春をすごく感じられた。なぜ振り返った時には一瞬なのだろう。あの歳月が、本当に同じ一分一秒毎に、全て連続していたなんて、どうして信じられるのだろうか、と。

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紙の本

これぞ真夜中の青春!恩田陸の「夜のピクニック」。

2011/09/20 14:21

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 第2回の本屋大賞を取っている恩田陸の傑作青春小説「夜のピクニッ
ク」。これはもう、設定勝ち、だよなぁ。高校生活の最後を飾るイベン
ト、全校生徒が夜を徹して80キロを歩く「歩行祭」の一日が舞台。物語
はその日の朝に始まり翌朝のゴールで終わる。そのほとんどが主人公た
ちが歩き続ける場面なのだ。歩く彼らに寄り添うように、僕たち読者も
80キロの道のりを歩いていく。ふだんは何も起こらなくても、こういう
特殊なイベントだと何かが起こる。修学旅行でもいいかもしれない。で
も、「歩行祭」は夜の闇の中。設定勝ち、というのはこのことだ。メイ
ンの話と脇の話のメリハリの付け方、このあたりにも恩田陸という作家
のうまさが光る。そして、キャラクターの造形。あ〜こういうヤツいた
よなぁ、と思わずつぶやいてしまう級友たちがいい味を出している。

 主人公甲田貴子の密かな賭け、3年間誰にも言えなかった秘密をこの
歩行祭の間に清算できるか。これがメインのテーマ。恋の告白?さて、
どうでしょう。とはいえ、彼らは青春のまっただ中。恋の話はあちらこ
ちらで。そして、生きる悩みなど様々なことが語られる。いろいろいろ
いろある長い夜、そして、彼らはたどり着く、朝の陽射しがいっぱいに
降り注ぐゴールへ。

 それにしても青春だなぁ、恩田マジックですっかり自分の高校時代に
思いをはせてしまった。ただ、嫉妬まじりで言っちゃうと、こんなにク
レバーで心優しい高校生なんて今どきいるのだろうか?いやいや、ここ
に登場する高校生たち、僕は大好きなのだけど。

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紙の本

やっぱり名作

2021/08/22 11:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る

レビューは初めてですが、2度目の読了です。
こんな青春を味わったことはないけれど、なぜだか懐かしい。
学生の頃って、好きな人がいるのが当たり前だったよなぁとか懐かしみながら、でも10代の心を引っ張り出して、感情移入して読んでしまう。
そんな作品だと思います。

忍くん、素敵。

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紙の本

異母兄弟

2023/10/26 18:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:悟空 - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の男の子はまだ若いのに、とても大人だなぁと感じた。もし自分なら不倫でできた異母兄弟なんて到底受け入れられない。

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紙の本

私も参加したいピクニック、でも・・・

2023/05/31 21:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

何気なく過ごす人生も、その時その場でしかできないかけがえのない経験の積み重ねであることを、改めて感じました。 自分を客観視することができるようになることが大人になることであっても、泥くさい感情にまみれて、悩みながらもなんとか1日1日を過ごした日々が懐かしくもあり、そのような日々がもう来ないことへの微かな寂しさを感じました。

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紙の本

最初から許してる

2023/05/04 09:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る

芳岡君が、貴子に伝えた彼女の印象が、とても心に残りました。 貴子の寛大さ、この年代は大体怯えつつ、獰猛になっているのに、そんな気配は全くなく、最初から許している。 だから貴子の周りには、良い友人が集まるのかなと、妙に納得出来ました。

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電子書籍

心地よい読後感

2020/08/30 20:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しょひょう - この投稿者のレビュー一覧を見る

新潮文庫の100冊の中からチョイスして電子書籍で購読。
学校行事の歩行祭(丸一日歩く)に様々な思いを持って臨む高校生の物語。
ネタバレになるので、内容は控えるが、生徒たちが歩行祭のゴールに近づいていくなかで感じる寂しさのような気持ちと、この物語が終わりに近づいているという気持ちが妙に響きあうところがあって、心地よい読了感だった。
高校生活なんてもう数十年も前のことになってしまったが、たまには青春小説もいいな、と思った。

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紙の本

青春もの

2020/08/01 00:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えぐちよ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作者の作品は初めてでしたが、楽しく読めました。特に長さを感じることもなく、読みやすかったです。
私にもこんな友情があった気がするな、と思いながら読めると思います。

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電子書籍

青春だなー。

2019/09/08 10:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Bijou - この投稿者のレビュー一覧を見る

一気に引き込まれ、一気に読んでしまいました。流石、恩田陸。「ネバーランド」や「上と外」に通ずる、ティーンエイジャーの心の動きと友情をテーマに書かれた作品。と言っても、良くありがちな色恋沙汰では無く、もっと深い部分に焦点を当てており読後感は爽やかなのに、現在よくある複雑な家庭環境の子供たちへの接し方なども考えさせられる、老若男女問わず読んで貰いたいー作。

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紙の本

少年たちが大人へと成長していく過程を見事に描いた作品。

2019/05/30 09:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

少年たちが大人へと成長していく過程を見事に描いた作品。その軸になっているのが、主人公の貴子と融が「異母きょうだい」だという設定である。単に高校生の夜間ピクニックなら、その話題も少年らしい恋愛話程度に納まってしまうのだろうが、父の不倫の結果同い年で同じクラスになってしまった貴子と融の2人の複雑な思いが、将来に繋がる長くて広い思考過程を想起させるせいだろうか。アメリカに行った親友:榊杏奈が仕掛けたビックリ仕掛けも効果的で、実に爽やかながら深みのある友情物語に仕上がってました。高校生の夜間ピクニックでは退屈な作品だろうなととの予想を完全に覆されました。流石、第26回吉川英治文学新人賞ならびに第2回本屋大賞受賞作品です。

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紙の本

青春に戻りたい!

2019/01/22 01:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校の一大行事・歩行祭。みんなの繊細な気持ちが錯綜し合うリアルな青春ストーリー。高校3年の時に読み、登場人物の気持ちにたくさん共感できました。高校生にオススメの一冊!学校行事またやりたい!二度と戻らない青春が惜しまれるような気持ちになる、心動かされる作品です。

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紙の本

あのころに帰りたい

2019/01/13 23:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

はっきり言うと、私の高校時代は色に例えるならば灰色か黄土色でこの作品に登場する爽やかな青色や水色がよく似合う少年少女たちとはかけ離れた暗いものだった。でも、もしあそこでこうしていたらとか、もしあそこでこう言っていたらとかいった場面は何度もあったような記憶がする。彼ら彼女らの羨ましい若さが「今しかやれないことを今する」ということを可能にしていく。その姿が高校受験に失敗して行きたくもない高校に通って鬱屈していた私のもう一人の私に思えてくる。彼らのような楽しい思い出はあまりなかったような気がするが、なぜか私も一緒に夜のピクニックをしている気がした

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電子書籍

良かった

2018/05/26 02:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アップルカモミール - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わって文句なしに面白かった。満足した小説だった。
物語の舞台は丸一昼夜かけて80キロを歩き通す行事。その長い、だけど短い時間。
普段とは全く違う場と時間帯が何かを動かしてくれることがあり、それはやはり、基本的に昼間と夜が分かれていて、いるべき場所も厳密な若い頃の方が発生しやすいのだろうな。
林間学校で星空の下深夜までお喋りしたり、イベントの準備で夜明かしする中、いつのまにか秘密を打ち明けたりしていた時の思い出が重なった。

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