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友人からかしてもらった。少年A父母悔恨の手記よりも、大衆や社会にうったえかけるための一冊の本として優れていると思う。と同時に第三者であるのにもかかわらずやりきれない感情に襲われる。
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抜粋・・・・・
あの少年が歪んだ学校教育の被害者なのでしょうか。病んだ社会の被害者といえるのでしょうか。
・・・・・・・
神戸連続児童殺傷事件の被害者である、
小学校6年生土師淳君のお父さんの手記です。
淳君との思い出や、容疑者への思いをつづっています。
犯罪被害者の家族への情報公開を求め、
彼の視点から「あるべき社会の姿」を語っています。
本当の怒りや苦しみは、私にはわからないんです。
だけど、苦しんでいる人がいる事は理解することができる。
だけれども、それでは、
容疑者の苦しみも、淳君の苦しみも、お父さんの苦しみも、ぜんぶ同じになってしまう。
人の怒りや苦しみを、少しでもわかる事ができる人になりたいです。
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神戸連続児童殺傷事件で命を奪われた父親の手記。マスコミ報道のあり方、被害者の人権とはなにかということについて深く考えさせられる。
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とにかく多くの人に読んでほしい。少年犯罪が注目される昨今、社会の責任とか親の責任だとか、加害少年自身を保護するかのような様々な見方がある中で、被害者の視点からまっすぐな気持ちで書かれた本。
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なんであんな残酷な事件は起こったのか。なぜ、淳くんはあんなむごい殺され方をされたのか。
少年法の意義。
プライバシー。
知る権利。
マスコミによる、「取材」という名の暴力。
これらが、ぎゅっと凝縮された、大変重みのある一冊。
土師さんは、被害者であり、医者ということもあり、文章にはかなり納得させられました。
必読です。
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酒鬼薔薇事件の犠牲者である土師淳君のお父さんの手記。私はコレを読む前に少年Aの母親の手記を読んでたのですが、やはり観点が違うと同じ事件でも全く違った印象を持ちました。特に少年Aの母親の印象が大きく異なりました。また少年法の問題について深く考えさせられます。犯罪を犯した少年に一番必要なのは「自分が犯した罪の重さを認識させること」。コレに尽きるのではないのでしょうか。
2007/04/01 読了
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法律の知識はないが、法律って誰のためにあるのかと思う。被害者は裁判において参加できない、など想像できるようで知らない世界を見せてくれた。
う〜ん、忘れてはいけない出来事だ。
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少年Aこの子を生んで…に続いて読んだ。それぞれの立場から、それぞれの考えや思いがあるだろうし、被害者の立場からすると、加害者の両親に対し、全ての言動に怒りや憎しみを覚え、何もかもを不信に思ってしまうのはしょうがない。これはあくまで被害者側からみた意見である。しかし、加害者の両親の手記と符合するところは多々あり、やはり加害者の両親の行動には納得できない所があるように思った。しかし、確認のために首だけとなった我が子と対面する場面は読んでいるだけでも辛く、衝撃だった。父親の気持ちたるや想像も付かない。
この本では著者が事件の被害者となって感じた、マスコミや少年法に対しての考え、疑問なども多くのページを割いて書かれている。
結果的に、この本を切っ掛けとして少年法は改定されたわけだが、それも十分な改訂なのかは議論される所だろう。そしてマスコミと言う存在に対しては、個人的にも以前から許せないと思う気持ちがあったのだが、この本を読んで、さらにその気持ちが強くなった。彼らは人間のクズだ。そう言われてもしょうがないだろう。どんな理由があろうと、人間の心を持たない生き物を、俺は許すべきでは無いと思う。
俺は彼らも犯罪者だと思う。
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加害者が庇護され被害にあわれた方が辛い思いをする現状が腹立たしい
痛みを知ろう、わかろうとしない、人の気持ちにたてない無神経で常識知らずな加害者親が許せない。
被害者の気持ちが反映しない国の法律が許せない
被害にあわれた方々の心の平穏となる日々を幸せな未来をお祈りいたします。
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読んでいてとてもつらい本だった。被害者家族の深い愛情と悲しみにしばしば感情を抑えられなくなりそうだった。抑えて書かれているだけに被害者家族に加えられたマスコミをはじめとする世間の横暴がより際立つ。
少年Aの家族の本を読んだが、間違いなくA家族はおかしい。この本でも特に母親の無神経さが指摘されている。
きちんと謝罪ができる家族であれば、A少年は殺人鬼になる前に治療に入れたのではないかと思う。
山口母子殺人の被害者本村さんが
あとがきを書いているが、これも一読の価値がある。
なぜまともな人々が、そうでない人々にこんな目に合わされねばならないのか、さらに少年法がこうした人々を助長し、不幸を連鎖的に生み出している指摘は鋭い。
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著者は少年Aによる事件の被害者遺族。
被害者遺族の書いた本を初めて読んだので、衝撃があった。
私の目線は加害者に大きく偏っていたので、被害者を視野に入れるよいきっかけとなった。
事件から約1年後に書かれたらしい。
どれほどの怒りや苦しみや悲しみを抑えながら書かれたのだろうと想像すると、とてもとても重い一冊だと思う。
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10109
09/17
前半、倒叙ミステリーを読んでいるよう。知人でもあった少年Aの両親に対する感情も垣間見える。
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抑えて書いてありますが・・・
どれだけ悔しく、悲しさややりきれなさがあるでしょう
そして、今もその想いは消えないと思いますが、
思いますというのも、僭越すぎてはばかられるようです。
被害者家族がマスコミにさらされ、
マスコミの報道のあり方自体も考えさせられる、
そんな本です。
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裁判員制度が始まる。専門家ではない素人にもどう裁くか意見が求められる。
神戸連続児童殺傷事件―
あどけない笑顔の淳くんを殺害し、首を切断した犯人が、自分と同じ中学二年生だと知ったときのショックは今も忘れられない。
少年だから、と言う理由で悪質な罪を犯しても極刑にならないのはそもそも納得がいかない。
何歳だろうと心身耗弱だろうと、償う意思のない加害者まで守る必要はあるだろうか。 他にも、悪質な性犯罪者は去勢するとか出来ないのか。
加害者側に立つ想像が困難なせいか、どうしても被害者側の心情を考えて憤っちゃうな…。。
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こんな風に自分の家族を奪われたら、と思うと堪らない。
他の部分の抑制された文章と加害者家族に関する記述にあからさまに表現された不信が被害者家族のやり場のない怒りだと感じた。