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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1996/07/29
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/60p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-519702-5

紙の本

センス・オブ・ワンダー

著者 レイチェル・カーソン (著),上遠 恵子 (訳),森本 二太郎 (写真)

嵐の夜の海の荒々しい興奮、夏の森の散歩で出会う岩やシダ、花やコケの親しさ、潮に濡れて貝がらを拾う楽しさ。子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びに胸をときめかせる…カーソン...

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センス・オブ・ワンダー

税込 1,650 15pt

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商品説明

嵐の夜の海の荒々しい興奮、夏の森の散歩で出会う岩やシダ、花やコケの親しさ、潮に濡れて貝がらを拾う楽しさ。子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びに胸をときめかせる…カーソン最後のメッセージ。〔佑学社 1991年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー267件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

感覚、感激、感情こそが知識

2005/12/12 22:39

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

レーチェル・カーソンといえば、『沈黙の春』なんだけど、
なぜかそちらは読んだことがなかったりします。
ずーっと気にかかっていて、手付かずです。
文字を追う私にしては、めずらしく、
この本は非常に写真に惹かれました。
(掲載されている本の写真は、私が持っている本の写真とは
違うものです。刷を重ねるごとに写真が変わっているのかも。)
表紙の実は、かわいらしくて、
でも、生命の力強さを感じます。
中にある12枚の写真も、裏表紙の実も
いずれも色鮮やかで印象的なものばかり。
空の色とか、四季の彩りとか、植物の生命力を
語るものたちです。
タイトルの、センス・オブ・ワンダー(The Sense of Wonder)とは、「神秘さや不思議さに目を見はる感性」のこと。
レーチェルは、「もしもわたしが、すべての子供達の成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー」を授けてほしいとたのむでしょう」」(p.23)と書いています。
あぁ、「表紙の実」に、「裏表紙の実」とかじゃなく、
森の中に、分け入って、そこにあるものの
名前をことごとく知っていたら、カッコイイのに。
と思ったように、私たちは、多かれ少なかれ、
知らないことは恥ずかしいと思う気持ちがあります。
でも、実は、「知る」ことは、「感じる」ことの
半分も重要ではないとレーチェルは言っています。
「美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけ出した知識は、しっかりと身につきます。」(p.25-26)
知識を少ししか持っていなくても、
空を見上げたり、風の音をきいたり、
雨の日は外に出て雨に顔を打たせて
ひとしずくの水の長い旅路に思いをめぐることもできる、
それが大人が親として子供にしてあげられることだというのです。
そして、これは、大人自身にもそうやって、
「感じる」とこは大事だと伝えてくれているのだと思います。
この本に書かれていることは、レーチェルが姪の息子
ロジャーといっしょにした海辺や森の探検、
星空や海をながめた経験がもとになっています。
それは、かつてレーチェルが母と一緒にしたことでも
あるとか。
それはきっと代々伝わってきたことなのでしょう。
そして、レーチェルは、ロジャーにそれを伝えたかっただけでなく、
ロジャーのあとの代、ロジャーの周りの私達にも
伝えたかったに違いないのです。
わずか60ページの本ですが、読むときの気持ちによって
心に残るセンテンスが変わってくるような1冊です。
自分の感覚を開いて、周りの風景を感じてみたいものです。

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紙の本

神秘さや不思議さに目を見張る感性の源

2006/12/16 21:54

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ろこのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近永久歯が生えてこないという子どもがふえているという。
環境汚染が一因とか。
1962年、レイチェル・カーソンは『沈黙の春』を著し、その中で化学物質による環境汚染の重大性について、警告を発し世界中に大きな反響を引き起こした。この本はベストセラーとして世界中に問題を提起した。しかし、44年経った今猶、環境汚染と破壊は繰り返されている。
さて、今回紹介する本は同じ著者によるもので、詩情あふれる美しい作品となっている。著者は病魔と闘いながら本書を最後のメッセージとして我々に遺していった。
この本には地球の美しさ、人間サイズの尺度の枠から解き放たれた自然への畏敬の気持ちが満ち溢れていて読者に深い感動を与える。
ある秋の嵐の夜、著者は一歳八ヶ月の甥を毛布に包んで雨の中、海岸へ降りて行った。
とどろく波の音と波しぶきの中、心の底からわきあがる喜びに満たされた瞬間、不思議なことに幼い甥も同時に笑い声をあげ大自然の力に包まれた感動を分かち合ったのだった。
これを機に著者は穏やかな日も雨の日も、浜辺や森を幼い甥と共に探検し、散策し、妖精の国を訪れたような地衣類の神秘的美しさを楽しみ、満月が海いちめん銀色の炎に包まれながら沈んでいく様子を心に刻んでいくのだった。
『子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激に満ち溢れています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄み切った洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直観力をにぶらせ、あるときは失ってしまいます』『もしもわたしたちが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見張る感性」を授けて欲しいと頼むでしょう』
『センス・オブ・ワンダーをいつまでも新鮮に保つためには、感激、神秘などを子どもと一緒に再発見し、感動を分かちあってくれる大人がすくなくともひとり、そばにいる必要があります』
『子どもたちが出会う事実の一つ一つが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、情緒や感受性はこの種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです』
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要でないと言う著者のことばは、知識の詰め込みに腐心するあまり、感性を豊かにすることを忘れた者たちの目を覚まさせてくれる。
私たちは、身近な自然をみているようでみていないことが多い。
夜明けや黄昏の美しさ、流れる雲、またたく星、雨粒の長い水の旅路。
月を仰ぎ、花に心を寄せるとき、人は心が解き放たれる。
本書は読者を「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見張る感性」に気づかせてくれるでしょう。

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紙の本

純粋な心に向き合うことができる一冊

2002/11/16 00:41

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やんちゃ青 - この投稿者のレビュー一覧を見る

レイチェル・カーソンさんは1960年代に『沈黙の春』で合成殺虫剤が招く危険性を説いた重大な警告の書を執筆されています。本書は『沈黙の春』を書き終え、『地球のすばらしさは生命の輝きにあると信じていた』その信念を記そうと述べられた彼女の最後まで到達し得なかった遺言となったのです。この書に登場するレイチェルの姪の息子、彼は彼が5歳のときに母親を失い、彼女に育てられたのですが、その二人で星を眺めた、自然を体いっぱいで感じた、ストレートな生命の輝きを皆にも教えてあげたい!と一文一文から感じます。
『もしもわたしが、すべての子供の成長を見守る善良な妖精に話し掛ける力を持っているとしたら、世界中の子供に、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見張る感性」を授けてほしいと頼むでしょう』

よく子供と接していると「つぶらな瞳」に代表される『澄み切った洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直観力』に本当に心を打たれることが少なくないです。どうして大人になるとそれらが消えるのでしょう? というか本当は消えていないんですけど、それを表現できる、受け入れられることができない壁(いわゆる知識や物理的欲求)ができてしまったからなのでは?と思います。

そんな昔の純粋な心に向き合うことができる一冊ではないでしょうか? 満天の星やかえるの鳴き声、あるいはそんな自然と簡単にめぐり合えない人は落ち着く音楽と共に味わいたい、そんな一冊です。

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紙の本

出産した人、子育てをする人のギフトに最高!環境問題を人類に提起する先駆けとなった海洋学者の、子どもの可能性に対する信頼に基づいた美しい散文。しみます。

2001/06/04 12:30

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「レイチェル・カーソンの『沈黙の春』? そういえばそんな本、環境問題が好きな先生に紹介されたことがあるような…」「大学の教養学部の読むべき本のリストに入っていたかも」−−けれど今まで読む機会はなかったという人、いないでしょうか。「20世紀の100冊のような企画があれば、その『沈黙の春』は多くの識者に選ばれる1冊であろうかと思う。

 米国メイン州の浜辺から森へ続く敷地に立つコテージで多くの時を過ごしたカーソンは、海洋生物の研究学者として発表する本が次々とベストセラーになり一世を風靡した。闘病しながら仕上げた『沈黙の春』は大きな反響を惹き起こし「環境問題」という概念を人々の頭に植えつけることになる。

 訳者のあとがきによれば、この『センス・オブ・ワンダー』は雑誌に掲載されたもの。親たちに向けて「幼い子どもたちに自然をどのように感じとらせたらいいのか」ということを説いた。
 単行本の刊行に当たってカーソンは、この連載記事をもっと大きくふくらませて…と構想していたらしいが、それはガンに断ち切られてしまったということである。のこされた友人たちがまとめ上げて出版したのが、本書なのである。

 カーソンは、早くに亡くなった姉の遺児の二人の姪を育て上げた。その姪の息子であるロジャーが彼女のコテージに赤ん坊のころからよく遊びに来ており、のちにはロジャーの母親もまた早世して、カーソンに引き取られることになったという。家族にとっては切ないドラマがあったようである。

 珍しいものを発見するときゃっきゃ声を上げる孫のような存在のロジャーとともに浜辺や森を歩き、青い空や星空を眺め、風や雷など地球が奏でる音に耳を傾けた経験が、この本の美しい散文の元になっている。

 あっという間に読み終えてしまえる分量の本ではあるが、偉大な仕事をしたカーソンの思索のエッセンスがすべて込められている感じがする。古酒を口にふくんでゆっくり舌先で転がすように、言葉と思想の流れを味わいながら楽しみたい1冊であると思う。
 そして、日常に流されているうちに、どんどん指先からすり抜けていってしまう本当は大切なものを、もう一度しっかりこの手にたぐり寄せたいと思う。

 雨の日に家にとじこもることなく、水をふくんで輝くコケのカーペットに触れるためにレインコートを着て森へ出かけたり、夜だからこそ懐中電灯を手に音楽を奏でている虫の姿を観察しに出かける。何でもいいから虫めがねをさしてみて小さなものの世界を拡大して楽しんでみる−−などという具合に、具体的な行動の勧めが書いてある。
 生まれつき子どもに備わっている「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性」をいつも新鮮にたもちつづけるには、私たちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもと一緒に再発見し感動を分かち合うことだとし、地球の美しさについて深い思いをめぐらせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとした精神力をたもちつづけることができるだろうというメッセージが記されている。

 キッチンの隅の鉢の自然でも構わないと言ってくれるこの本を傍らに置くことで、どれだけ世界を広げられるか楽しみである。

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紙の本

命あるものとして、心にとめておきたいこと

2021/06/06 21:35

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佳祐縁禅 - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつか図書館で借りて読み、それでもこの本と同じ空間にいないことが心残りで、購入した本。
地球に命を持って生まれたからには、幸せな生命として、自らの命を全うしたい。そのために必要なことは、時代に惑わされることではなく、生命が響き合う空間と時間と繋がることだ。それは誰にでもできる。身近な自然の中に入っていくこと。自然はいつも完全な無関心で応えてくれる。

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紙の本

アッタマばっかりでも、かっらだばっかりでも、ダメよね♪

2017/02/19 20:22

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る

「沈黙の春」の著者の作品、と言えばピンとくる人も多いだろう。
そのレイチェル・カーソンの遺言とも呼ぶべきもの。

「沈黙の春」を書き終えた後、「あなたの子供に驚異の目をみはらせよう」というタイトルで雑誌に寄稿した記事をふくらませて単行本にしようとしていたが、果たせないまま他界。
友人達がその原稿を整え、出版したものが本書、と訳者あとがきにある。

実際、1時間足らずで読めるので、手軽だが、決して薄い内容ではない。
甥(正確には姪の息子)と海辺や森、星空を眺めた経験を元に、自然に対する感受性を大切を説いた作品。

タイトルの「センス・オブ・ワンダー」とは「神秘さや不思議さに目をみはる感性」という意味で使っている。
恥ずかしながら、この本の事を知る前は、SF者が「未知のものに出会った時の驚異の気持ち」という意味で使う言葉だと思っていた。
(ちなみに、これは自分の勝手な定義。人によって微妙に違ったりする。)

著者は「知る」ことより、「感じる」ことを大切にしよう、と語っている。
見かけた植物や、動物の名を知ることは、なにかと便利なので、「知る」ことにこしたことはないが、それよりまず、植物なら、形、色、匂い、動物ならどんな姿で、どんな色で、何をしているか、を五感を使って、感じる事を大切にしよう、「知る」のは、その後でもいい。
ただし、「知る」ことを否定しているわけでもない。

著者は甥に、見かけた植物や動物の名前を教えたことは無かったが、甥自身がどこからともなく知識を仕入れていたらしい。

大事なのは、まず「感じる心」、興味を持てば「知る」事は本人が勝手にやるので、周囲の人間は、そのための環境を整えるくらいでよい。
「感じる」ためには「センス・オブ・ワンダー」を持っていなければ、そもそものきっかけさえ無い。

「センス・オブ・ワンダー」という言葉こそ知らなかっただろうが、似たような考えを持っていただろう、と思い当たる人達がいる。
「雪は天からの手紙である」(雪の結晶の形は、上空の気温や湿度等によって決まった形になる。逆に言えば、雪の結晶の形から上空の気温や湿度等が分かるので、雪は文字通りの”手紙”である。)と語った中谷宇吉郎。
その先生にあたる寺田寅彦も火山岩を見て、この石ころ一つの中にも地球創生の秘密が書かれている。ただ自分達は、その言葉を読む方法を知らないだけだ、といった旨の事を言っている。
また、「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(岩波現代文庫)で、物理学者のファインマンの父は、正に著者と同じ事を言っていたのが描かれていた。
ファインマンも「いつでも好奇心いっぱいだった人物」と言われていたらしい。

人に聞けば、おそらくもっと名前が出てくるだろう。

この「センス・オブ・ワンダー」は、大人になると無くしていく人が多いが、蘇らせたり、持ち続ける事ができる、という。
今、目にしている光景が、もし二度と見られないものだと考えてみたりするといいらしい。

そんな大上段に構えなくても、いつも自転車で通っている所を歩いてみたりするだけでも見えてくるものが違ってくる。
近所に、こんなにいろいろな花があったのか、こんなにいろいろな鳥がいたのかとか。

そういう事に気が付くと、遠くに行ったり、特別な事をしなくても、面白い事はたくさんあることが分かる。
(まあ、遠くに行ったり、特別な事は、それはそれで面白いが。)

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紙の本

美しい文章。

2016/04/29 12:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひより - この投稿者のレビュー一覧を見る

環境問題を提唱したレイチェルカーソンの子どもへの愛に満ちた文学。
もし彼女がもっと生きられたのなら、子どもたちに素敵な文章をもっと遺せていたことでしょう。
いつも出産した友人にプレゼントしてます。
写真もきれいだしおすすめです。

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紙の本

とても美しい写真です

2015/11/14 16:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あめや - この投稿者のレビュー一覧を見る

レイチェル・カーソンの代表作「沈黙の春」とはまた違った、音楽や詩のような美しい文章です。挿入されている写真もとても美しく、何度も読み返したいと思います。

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紙の本

愛する子供にできること。今の自分にできること。

2012/05/24 23:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レントゲンのパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る

わたしがこの本を読んだのは、東北の遅い春の到来を感じることがやっと出来た5月の初旬でした。早朝を走っていたとき、普段走り慣れているコースにも関わらず、今まで感じることの出来なかった発見をすることが出来たのです。

仙台の花見の名所であり、わたしの早朝ランニングのコースでもある公園の林道は、今、絶え間ない鳥たちの鳴き声が聞こえ、名前の知らないさまざまな草花が活き活きと花を咲かせています。

朝日を浴びながらこの本をことを考えると、二児の父親としてわたしが彼女たちに教えてきたことの脆弱さを感じるとともに、わたしが目にしている鳥たちや草花に関する知識の無さに、ため息すら出すことができませんでした。

「目の前を横切る小鳥の名は?あの青く美しい花の名は?」

わたし自身が幼少にしてきた魚採りや山菜採り。結果は「採る」ことに変わりませんが、その過程である「経験」は、自然に触れ合うことでしか得られない「感性」そのものだったと思います。

わたしの父も、自然に関する知識は持ちえていなかったと思います。しかし、幼いわたしと夢中になって採りながら、彼の持ち得るわずかな知識をもって教えてくれたことは、30を過ぎたわたしの記憶に一字の誤りも無く刻み込まれています。

あのときのトキメキと感性をわたしはどこに置いてきてしまったのでしょう?

レイチェルは語りかけます。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。

愛する娘たちに、センス・オブ・ワンダー(不思議さに驚嘆する感性)をこの都会で与えることはそんなに難しいことではありません。大切なのは、親が子供と向き合って発見の喜びを分かち合うことが大切なのだと思います。

いつか彼女たちをこの早朝の公園に連れてきて、図鑑を片手に発見の喜びを分かち合いたいと願うばかりです。

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紙の本

神秘さや不思議さに目を見はる感性

2002/06/09 04:02

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まさあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は、自然を感じることの大切さを詩情豊かに描いた本
です。

日々の生活の中で、どんどん忙しくなってくると、自然を感じ
ることなどなくなり、余裕もなくなってくるのですが、この本
を読んでなんだか豊かな心になれた気がしました。

普段のちょっとしたことに関しても神秘さを感じたりするする
ことでもっと人生を面白くもできると思ったし、人間としての
幅を広げることもできるのだなと感じました。

自分や子供に対してインスパイアを与えてくれる本です。

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紙の本

センス・オブ・ワンダー

2001/10/01 13:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:warabe21 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 レイチェル・カーソンが、彼女の姪の息子ロジャーとアメリカのメイン州で過ごした体験をもとに書かれています。彼女が幼いロジャーと、どのように自然の中で過ごしてきたのか、そして「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」をいかにはぐくんできたのかが語られています。

 何も特別な知識が無くても、身近に自然を感じることはできます。私たちの五感をとおして、子どもといっしょに「センス・オブ・ワンダー」を思い出してみませんか?

 小さいお子さんがいらっしゃる方にぜひ読んでいただきたい一冊です(26刷からは、メイン州の海辺、森、植物などの写真になっています。特にこちらをおすすめします)。

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紙の本

感性が研ぎ澄まされます

2002/03/04 17:37

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もえ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 60ページの小さな本です。とても美しく、優しい気持ちになれます。『沈黙の春』を書いた著者が、自然を感じることの素晴らしさを届けてくれます。子供だけでなく、大人の心にも「センス・オブ・ワンダー」—美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性—の種を落としてくれるものと思います。

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紙の本

懐かしいあたたかさ

2001/10/09 10:12

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タッピング - この投稿者のレビュー一覧を見る

「残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直観力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます」と著者は言う。多くの人々が、自然と対立し、克服しようとしてきた。その結果、すべての生命を育む地球は荒れ果ててしまった。
 著者の勧めにしたがって、身近な自然を観察してみる。草、木、虫…細かなところまでつくり込まれたこれらの自然物は、理屈など超越した安らぎと楽しさを与えてくれる。
 人間は自然の力によって生きている。いや、人間もほかの生き物も、鉱物も、すべてのものは大自然から生まれたものだ。それなのにときとして人々はセンス・オブ・ワンダーをどこかへ捨て去ってしまう。
 著者の言葉と、美しい写真には、根源的な懐かしさを覚える。本書は「自然にふれるという終わりのないよろこび」を感じさせてくれる。

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2004/11/03 02:59

投稿元:ブクログ

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2005/08/10 22:38

投稿元:ブクログ

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