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- カテゴリ:幼児
- 発行年月:2000.8
- 出版社: 徳間書店
- サイズ:19×27cm/1冊
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-19-861232-3
紙の本
ピンク、ぺっこん
著者 村上 康成 (作・絵)
ぼくは、春にうまれたばかりのヤマメの子、ピンク。山奥の水のきれいな川にすんでいる。ピンクのひれが、ぼくのじまんさ。あぶない目にもあうけれど、ぼくは毎日元気いっぱい。福武書...
ピンク、ぺっこん
紙の本 |
セット商品 |
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商品説明
ぼくは、春にうまれたばかりのヤマメの子、ピンク。山奥の水のきれいな川にすんでいる。ピンクのひれが、ぼくのじまんさ。あぶない目にもあうけれど、ぼくは毎日元気いっぱい。福武書店83年刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
村上 康成
- 略歴
- 〈村上康成〉1955年岐阜県生まれ。ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、ブラチスラバ世界絵本原画ビエンナーレ金牌などを受賞。著書に「ピンク!パール!」「ようこそ森へ」など。
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紙の本
ヤマメの子供たち
2016/07/16 23:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
見開きいっぱいのヤマメの子供たちが丸々と可愛いです。そして迫力です。
水の中から見る岸の構図とかさすがだなぁって思います。
可愛い絵だけど食物連鎖のお話しでもあります。
紙の本
魚を通して自然界のつらさを
2004/09/24 00:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コンビに - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は絵の下に文字があり、本も広げるとまさに人間の目から見た様子になっていて、広げると50cm以上になる。
文字も必要以上の文字はない。無駄な言葉がない。
子供をひざに乗せ、子供のまさに目の前に本を持ってきて、心を込め、状況を声のみで、生きていく大変さ、たくましさ、を表現しないとならない。
読む人が下手だと、子供は興醒めになる可能性がある
小さな魚が川の中で生きていくたくましさを読むと、子供にもこれから世の中で生きていく大変さを伝えられるようなきがする。
3部作になっていて、「ピンクぺっこん」「ピンクとスノー爺さん」「ピンクパール」まあおまけが後1冊あったようだが、これらの4冊は順々に読んで欲しい内容。
全体的に「ピンクぺっこん」はピンクが子供のときの夏の体験、明るく元気でたくさん食べて大きくなるぞーといった内容。
「ピンクとスノーじいさん」はピンクが大人になって冬が来て食べることが魚だけでなくほかの動物たちにもつらい冬越しを体験し、ピンクがいたちに襲われたときに助けてくれたスノー爺さんはなぜピンクを助けたのか、ピンクにはまだ理解できないところだが、親、大人の目線になったとき未来ある子供を救ったたくましさ、自然界のつらさが伝わってきて、春が来たときに赤ちゃんがたくさん生まれた光景にはつらい物を越えたときの喜びと、赤ちゃんという希望が伝わってきた。
「ピンクパール」は決してくじけない、ほかの魚が人口のダムに負けるがピンクと奥さんのパールはくじけず人口のものに勝ち、子供をたくさん生むという物語で、くじけず目標に向かえば必ず実るんだよと子供にメッセージを伝えている様子だ。
ピンクシリーズは読む人の力量、演技力、子供に聞かれたときのシビアに答えられる知識、そこが問われてくる。
ほかの本でも棒読みしかできないおかあさまは少しつらい作品になる可能性がある。
しかし絵はなんといっても素敵だ。
目の前にありありと魚が泳いでいるのが浮かんでくる。
紙の本
アウトドア雑誌『BE-PAL』でポピュラーになった画家・村上康成氏のデビュー絵本の復刊。ボローニャ国際児童図書展でグラフィック賞も取っています。
2001/07/13 10:34
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投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベネッセコーポレーションが福武書店だったころ、吉本ばななを輩出した文芸出版と同じく力を入れていたのが児童書出版。芸術志向の強い絵本が何冊も出され、その時代に華々しくデビューを飾ったのが村上康成氏。この<ヤマメのピンクシリーズ>は3部作になっている。
福武書店の児童書部門は、採算から残念ながら撤退。その後、編集担当者の一部が徳間書店に移ったと聞いている。福武時代の図書がいくつか徳間から復刊され続けている。
絵本界のちょっとしたニュースだったこのシリーズが、しばらく手に入らなかったので復刊は良いことだと思うけれど、デビュー時に比べて話題性はどうもいまいちというところみたいだ。
横長の判型の絵本は画家の力量が出ると思うけれど、このお話の舞台は山の間をぬって流れる川。たえまない流れを表現するのにとってもふさわしいと思う。
夏の初めの川のなか。
おなかをすかせたおおぜいのヤマメの子どもたちが、画面の左から右へどんどん泳いでいく。みんな虫をねらっているけれど、獲物はなかなかいない。主人公のピンク(みんなより、ヒレがひときわピンクかがっているからピンク)もその仲間だ。
まちがって葉っぱにくいついてしまったり、せっかく見つけた虫を大人のヤマメにとられてしまったり…。やっと見つけた大好物のカゲロウにくいつこうとすると、大きいイワナに先を越される。と思ったら、イワナはこわいヤマセミにつかまってしまう。
静かな水のなかで激しいドラマが展開されているのだ。
「また、いた」とあわててカゲロウにとびつくと、それは釣り人の<うき>−−ピンクは人間を初めて見た。化け物だと思う。が、その化け物はピンクを食べないで水に戻してくれる。
結局はらぺこのまま日没の時間がやってきた。山はあかね色に染まる。そのころになると、ヤマメの子どもたちはそわそわし始める。待ちに待ったカゲロウの大群のお出ましだ…。
川のなかのもうひとつの世界で起こる、自分たちの生活とは異なったヤマメの子どもたちの生活が面白いのだろう。小さな子どもは、夢中で眺めている。
いつもはらぺこでおいしいものをさがしているという設定がまたいいのだ。おさなごころに触れる一番近道の話題だと思う。子どもたちにとって生活における食事の比重はものすごく大きい。食べ物は、男の子・女の子共通の興味あるジャンルなのだ。
国際図書展で賞を取っただけあって、印刷の蛍光インクを効果的に使ったピンクやオレンジ色(夕焼け空)の色彩が見事。川の青もにごりがなくきれいな色だ。
リアルさを損なわないように図案化された魚や鳥や虫や動物も楽しい。
このヤマメは、雑誌『BE-PAL』でグッズ化されたけれど、デビュー絵本にしてすでに完成されたキャラだったのだ。
紙の本
テーマは大きく、雰囲気は柔らかく
2016/10/05 00:12
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投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヤマメの稚魚の大群がいます。
主に語っているのは一匹だと思いますが、
何か他と比べて特別な一匹というわけではありません。
食物連鎖の厳しさを語っていると思われますが、
でも絵もストーリーもすごく柔らかい雰囲気です。
人に釣られても、ちゃんと戻してくれてよかった!まだちっちゃかったからですね。
紙の本
自然の世界を近くに感じます
2002/07/24 12:18
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピンクのひれが自慢のヤマメの子、ピンクの生存競争を描いた絵本です。
いつも、おなかをすかしているピンク。
がんばって、エサを捕えようとしますが、まだまだ子どものピンクは、おばさんヤマメや、イワナのおじさんに、どうしても負けてしまいます。
でも、川の上をとぶカゲロウを水上でぱくり、と横取りしたイワナのおじさんは、ヤマセミにパクリと、食べられてしまいます。
どこに危険が潜んでいるか、わかったものではありません。
ピンク自身、一度は釣り人に釣り上げられてしまいます。まだ小さかったから放してもらえましたが、大きければ食べられてしまうところです。
ほんとに、生き物が生き延びてゆくのは大変です。
人間はぬくぬくと守られて生きているのだなあ……と、しみじみ感じるお話です。
とても、自然の世界を近くに感じる絵本です。
自然派アーティストの村上さんですが、
「おやすみ ピンク。あしたも たくさん たべなさい。」
という言葉に、自然界に生きる物への、作者の愛情を感じます。
紙の本
自然に優しい…すがすがしい絵本
2000/10/12 09:29
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投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピンクはヤマメの子ども。皆と群れをなして泳いでいます。
おなかが空くときも皆一緒。泳ぎながら虫を狙っている…。
でも、これだけの数のヤマメがいると、なかなか虫も捕まえられません。
捕まえたら、木の枝だったり、また、横取りされたり…
やっと 誰もいないと思って口に入れたら、それは釣り糸(--;
でも、ピンクはまだ子どもだったので、川に返してもらえます。
さすが、自然派アーティスト 村上康成さん。
ポケットには大きなヤマメが入っているけれど、子どもの魚までは、釣らないんですね。
自然に対して、優しさの溢れた作品です。
春のわやかな季節に泳ぐヤマメたち。すがすがしい気持ちになります。
紙の本
生きる苦労、生きる楽しさ。
2016/08/14 20:02
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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
生きていくのは大変なことだと考えさせられます。魚だけではなく、みんな生きるために頑張っているのです。でも、暗い話ではなく、お腹がいっぱいになった時の幸せな気分で終わる良い話です。
紙の本
群れの絵がインパクト。
2015/11/17 17:27
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵自体は比較的単純だが、小さなヤマメの視点で描かれていて、イワナやカワセミなどがぐーんと大きな絵で描かれるところが迫力。カゲロウを食べる群れの場面も、数のすごさを感じさせる。
きれいだったりかわいかったりという絵本ではないが、生命力が伝わってくる。