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紙の本
亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)
著者 泡坂 妻夫 (著)
雲や虫など奇妙な写真を専門に撮影する青年カメラマン亜愛一郎は、長身で端麗な顔立ちにもかかわらず、運動神経はまるでなく、グズでドジなブラウン神父型のキャラクターである。とこ...
亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)
亜愛一郎の狼狽
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商品説明
雲や虫など奇妙な写真を専門に撮影する青年カメラマン亜愛一郎は、長身で端麗な顔立ちにもかかわらず、運動神経はまるでなく、グズでドジなブラウン神父型のキャラクターである。ところがいったん事件に遭遇すると、独特の論理を展開して並外れた推理力を発揮する。作家・泡坂妻夫のデビュー作「DL2号機事件」など全8話を収録した。解説=権田萬治【本の内容】
著者紹介
泡坂 妻夫
- 略歴
- 1933年東京生まれ。76年「DL2号機事件」が第1回幻影城新人賞佳作入選。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞を受賞。90年『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞。『亜愛一郎の狼狽』『11枚のとらんぷ』『湖底のまつり』などのミステリ作品の他、本名の厚川昌男名義のマジック関連著作など多数。2009年2月逝去。
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紙の本
探偵、亜愛一郎のキャラがち!
2001/01/24 02:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あきら - この投稿者のレビュー一覧を見る
探偵、亜愛一郎のキャラがち!
整った顔立ちにすらりとした長身の二枚目。職業は雲や虫の撮影を得意とするカメラマン。代表作は『雲の瀑』。でもよーく観察すると…運動神経ゼロでどこか抜けてる臆病者。「亜」が苗字で「愛一郎」が名前という奇妙さに加え、自己紹介で「亜硫酸の亜です」とのたまう。彼の行くところなぜか怪事件が勃発、慌てふためきあたふたするも、ひとたび白目をむくや否や、知力体力ぐぐんとアップ、めくるめく推理で事件を解決してしまう。いまいち頼りなくてこんなので生活していけるのかあ…?と要らぬ心配もしてしまうけど、彼には何やら隠された秘密があるらしい。
前半はコメディータッチだが白目をむいた後の推理はなかなかユニークで、人のちょっとした仕草や考え方から犯人を割り出してしまう。そうなると前半のどたばた劇の伏線が生きてくる…という寸法。
短編シリーズもので、ツボを突いてる。小粒でぴりりに完璧中毒。読みきりなのに細かいところでつながっているから、脇役や小道具に妙にマニアックになってみたり。読んで行くうちに完璧に作者の術中にはまってしまった。
『11枚のとらんぷ』『乱れからくり』などの名作を数々と生み出す作者泡坂妻夫のデビュー作「DL2号機事件」が冒頭を飾っている。
ちなみに亜愛一郎の風体、作者のイメージではアラン・ドロンだそう…
紙の本
亜愛一郎の狼狽
2013/05/20 22:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ホームズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『曲がった部屋』『掌上の黄金仮面』『ボロボの神』『黒い霧』など面白い短編が多かったとは思いますが何故か泡坂妻夫とはあわないのか微妙に読みにくい気がしてしまった。亜愛一郎のキャラクターは面白くって良かったですが(笑)巻き込まれて事件を解決するスタイルってのは好きですね(笑)自己紹介も「亜硫酸」って(笑)「希硫酸」だったり(笑)もっとシリーズ読めば慣れてくるんでしょうね(笑)他のも読んでみよう(笑)
紙の本
名作揃い
2024/02/13 19:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的ベスト3は「ホロボの神」、「掌上の黄金仮面」、「DL2号機事件」。特に「ホロボの神」は日本ミステリ短篇史上1、2を争うのではないかと思える傑作。これだけでも読む価値あり(他の短篇ももちろん好き)。
電子書籍
バラエティに富む8話
2021/10/21 16:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
とぼけたカメラマン探偵・亜愛一郎の初短編集。ちょっと変わったシチュエーションの話が多く、当然謎解きもまったく違う流れなので一気に読んでも飽きない。
紙の本
亜愛一郎
2001/06/23 19:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
亜愛一郎が登場する短編集の三部作第一弾。
ユニークな謎が特徴の一つ。伏線の巧みさもさすが。いろんなタイプの作品が入っているが、個人的には「掘り出された童話」の暗号トリックが好き。
紙の本
編集部コメント
2003/06/09 16:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東京創元社編集部 - この投稿者のレビュー一覧を見る
青年カメラマン亜愛一郎は、長身で端麗な顔立ちにもかかわらず、運動神経はまるでナシ、グズでドジなブラウン神父型のキャラクター。ところがいったん事件に遭遇すると、独特の論理を展開して並外れた推理力を発揮する! マジシャンで紋章絵師、そして直木賞と日本推理作家協会賞の受賞者泡坂妻夫の、デビュー作を含む全八話を収録した傑作短編集。