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- カテゴリ:幼児
- 発行年月:2005.2
- 出版社: アリス館
- サイズ:22×27cm/1冊(ページ付なし)
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-7520-0281-7
紙の本
もぐもぐとんねる
著者 しらたに ゆきこ (著)
「あしたから、とんねるほりの練習を始めるぞ」 お父さんがいいました。ところがその夜のこと、もぐもぐはたったひとりでこっそりととんねるほりを始めてしまったのです。はたして、...
もぐもぐとんねる
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商品説明
「あしたから、とんねるほりの練習を始めるぞ」 お父さんがいいました。ところがその夜のこと、もぐもぐはたったひとりでこっそりととんねるほりを始めてしまったのです。はたして、もぐもぐのいきついたところは…?【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
しらたに ゆきこ
- 略歴
- 〈しらたにゆきこ〉1968年愛知県生まれ。椙山女学園大学文学部卒業。子どもの本の店「メリーゴーランド」が主催するワークショップ「絵本塾」に参加。絵本創作を志す。
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紙の本
絵も、ストーリーも、隅から隅まで、子どもを楽しませてくれる。
2005/09/23 14:15
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
カラフルな色彩、隅々まで描きこまれたイラストがとても楽しい絵本だ。何より、一番の魅力は、やんちゃな子どもをしっかりと見守る家族のあたたかさである。
もぐらの子どものもぐもぐは、おとうさんから「あしたから、とんねるほりの練習をはじめる」と言われるが、すぐに家族にナイショで、ひとりでとんねるほりを始めてしまう。ところが、池に穴をあけて、家を水浸しにしてしまったり、道に迷って、ペンギンの国やキリンの国まで行ってしまったり、とうとう家に帰れずに、疲れて倒れてしまう。と、そこに、なんだかいいにおい…。それにつられて、一気に掘り進むもぐもぐ。目の前には、ミミズのてんぷらの山盛りが!
とんねるほりを教えようとはりきっていたおとうさんとおじいさんは、心配して、もぐもぐをさがしにいくし、おかあさんは、好物を用意して待っているし、なんともあたたかいもぐらの家族なのだ。やんちゃをしても、しっかり受け止めてもらえる、このあたたかさが、子どもに安心感を与えるだろう。
掘り進んでいくときの土の中の様子が、カラフルに描かれているが、深さによって、混じっているものが変わってきたりして(骨、化石、鉱物など)絵本ならではの楽しさを感じる。
何より、掘り進んでとんでもないところに行ってしまうおかしさが、子どもは大好き。裏の見返しにある地図も、お話の筋をもう一度指でたどることができて、楽しめる。作者のはじめての絵本だそうだが、子どもの喜ぶポイントをよく押さえている。