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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2006/03/01
- 出版社: 教育画劇
- サイズ:19×24cm/1冊(ページ付なし)
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-7746-0674-X
紙の本
いのちのいろえんぴつ
著者 こやま 峰子 (文),豊島 加純 (詩 絵),マイケル・グレイニエツ (絵)
『おはよう日本』で紹介され、反響の声が届いています。10歳で脳腫瘍の発病。車いすで通った学校。少女が綴った命の詩と絵の記録。【「BOOK」データベースの商品解説】【けんぶ...
いのちのいろえんぴつ
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商品説明
『おはよう日本』で紹介され、反響の声が届いています。10歳で脳腫瘍の発病。車いすで通った学校。少女が綴った命の詩と絵の記録。【「BOOK」データベースの商品解説】
【けんぶち絵本の里大賞(第16回)】せんせい、ほんとうのことをいうのはゆうきがいるね…。10歳で脳腫瘍の発病。車いすで通った学校。北海道の広大な自然の中、少女が綴った命の詩と絵をまとめた、生きることへの素直な気持ちがいっぱいつまった一冊。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
こやま 峰子
- 略歴
- 〈こやま峰子〉児童文学作家、詩人、エッセイスト。著書に「にじいろのしまうま」「しっぽのクレヨン」など。
〈豊島加純〉2003年永眠。北海道生まれ。10歳のときに脳腫瘍を発病。色鉛筆で詩と絵を創作した。
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紙の本
精一杯生きた証。そのキラキラとした感性が読む側にも伝わります。
2006/09/20 23:59
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チャミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵本というより絵と詩で綴られた記録史と言う方が正しいかもしれません。
この本は10歳の時に脳腫瘍を発病した豊島加純さんが、先生からもらった12色のいろえんぴつで描いた絵と詩を綴ったもの。
作者のこやま峰子さんが、加純さんや周囲の気持ちや様子を感動的に描いています。
7歳の時に先生に褒められた詩。
そして、発病後、次第にマヒが現れてからの詩。
右手が使えなくて、左手で書いた詩。
ページをめくるたび、加純さんの病気が進行し、麻痺が強くなっているのが、文字の様子で痛々しいほど伝わってきます。
それでも、憂鬱な気分にならないのは、加純さんの素直で純粋に生きようと頑張っている詩のおかげ。彼女の詩は病気のネガティブなことを綴るのではなく、明日に希望を持ち生きることを諦めない少女の素朴な感情があふれています。
物語の深刻な様子を払拭するような、彼女のキラキラとした感性と筆圧に込められた生きることへの努力に、読者は圧倒され、そして心が震えるような感動をもたらされます。
一人の少女が生きた証。
こんなにも純粋で、こんなにも優しく、そしてこんなにも強く生きることを願って。
「精一杯生きること」を感じさせてくれる作品です。