- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2014/03/19
- 出版社: 集英社
- レーベル: ジャンプコミックスDIGITAL
- ISBN:978-4-08-873439-2
電子書籍
アイシールド21 3
もう少しで…。対王城戦、50点と点差は開き勝機を失った泥門。だがセナの内には、進を抜きたい、勝ちたいという感情が湧き上がっていた。その情熱は、音速を超える光速の世界を見い...
アイシールド21 3
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アイシールド21 3 その名は泥門デビルバッツ (ジャンプ・コミックス)
商品説明
もう少しで…。対王城戦、50点と点差は開き勝機を失った泥門。だがセナの内には、進を抜きたい、勝ちたいという感情が湧き上がっていた。その情熱は、音速を超える光速の世界を見いだすことができるのか…!?
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電子書籍
3巻!
2020/12/27 17:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
モンタ登場!
ヒルマのモンタ拉致のシーンは爆笑でした!
まさしく、キャッチマックス!といったかんじですね。進のラストのセリフも印象的でした。
紙の本
王城ホワイトナイツ
2016/05/13 12:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
王城ホワイトナイツとの決戦決着。50点と点差は開き勝機を失った泥門。そんな中セナは「進を抜きたい、勝ちたいという」気持ちがついに音速を超える光速の世界に入り、ついに進のディフェンスをかわしタッチダウンを奪ったアイシールド21。モン太も仲間入り。
紙の本
一芸一能は最強を超える
2003/06/10 22:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鬼島 空 - この投稿者のレビュー一覧を見る
連載第一回を読んだとき、これはくると思った。クレバーな構成。十分な画力。質の高い少年マンガだ。
だが、わたしが何よりこのマンガが素晴らしいと思うのは、「欠如からはじまる」という構造を持っているという点だ。登場人物たちは、皆、オールマイティーなヒーローではない。主人公のセナは、ひ弱ないじめられっ子だ。だが、驚異的に脚が速い。それも、小さな頃からパシリで鍛えられてしまったから、という理由で。主人公を圧する存在感を持つキャラクター、セナをアメフトへと引きずり込むヒルマは、戦略を考える頭脳も練習によって支えられた正確なパス能力もある。だが、彼の作り上げようとするアメフト部は、連載開始時、二人しか部員がいない。温厚なラインマン・栗田。彼はパワーはぴか一だが、如何せん脚が遅すぎるし、さほどのテクニックがあるわけではない。ライバル校、王城高校の桜庭。ルックスも背の高さも、そこそこの脚の速さもある彼は、だが、アメフトに専心する心の強さがない。
最近のジャンプの連載作品を読んでいて、割と最初から何でも持っている少年が主人公の話ばかりだと思っていた。天才的な身体能力。偶然授かる奇抜な能力。霊力。英才教育。特別な生まれ。素晴らしい教育者が特別扱いしてくれる。確かに読者としては、そんな主人公の超人的な活躍を見れればスカッとする。マンガの世界でくらい、辛気臭い思いはしたくないものだ。だけれど、現実の人間の誰だって、それ程までに恵まれていた試しがあろうか。そんな恵まれた少年たちの物語は心に響こうか。何もかも持つ主人公ではない現実の私だから、挫折から、欠如から、立ち上がり、自分にできることを始めようとする登場人物たちの物語が胸に響くのだ。
この巻では、捕球能力だけはあるが送球やバッティングはからっきしのモン太が、一度野球部で挫折することで、アメフトの世界に入る。「ひとつのことしかできないようなやつはいらない」総合力勝負の野球に対して、アメフトは、「なんかひとつできる奴が欲しい」「専門職のゲーム」だ。このマンガでは、その専門性が、キャラクターの個性化につながり、アメフトというスポーツ自体の面白さを描くことに成功している。「欠如からはじまる」という構造は、アメフトというスポーツ自体の持つ特性が存分に活かされた結果なのだろう。
そしてこの3巻の圧巻のシーン。セナたちのライバル王城高校のエースであり、パワーも高校最速の脚も持つとされる最強の男・進清十郎は、このマンガで唯一欠如のなさそうな人物だが、そんな彼が一度だけ、セナに抜かれる。欠如が一芸一能を生み、困難を突破する力を与える。誰より脚が速ければ、誰より力がなくたって、きっと道は開ける。冒険は始まる。逃げるためだった脚の速さが、戦うためのものになる。
欠如から立ち上がり、走り出すこと。「アイシールド21」は、このテーマを幾人ものキャラクターを通じて、くりかえし描く。そのシーンは、幾度見ても、良質の娯楽作品が持つ素直な力と勇気に充ちている。