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商品説明
対峙した敵の中に親しき者たちを認め、戦いに躊躇する戦士と神との対話からなるヒンドゥーの聖典「バガヴァッド・ギーター」。人間の苦悩の果てに変容したものとは何だったのか。新たな「読み」の可能性を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
赤松 明彦
- 略歴
- 〈赤松明彦〉1953年京都府生まれ。パリ第3大学大学院博士課程修了。京都大学大学院文学研究科教授。著書に「楼蘭王国」など。
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紙の本
インドの古典とヨーロッパ。
2009/01/30 00:34
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の中で一番読み応えがあるのは、シュレーゲルのラテン語訳付き校定本とそれに対する批判、及びそれに使用する活字についての箇所だ。19世紀初頭のヨーロッパでデーヴァナーガリー文字の活字を準備するのが如何に困難か、というよりも、それまでヨーロッパになかった活字(それも見栄えがするもの)を準備する事自体が必要且つ困難か、よく分かる。オリエンタリズムといった批判はあるにしろ、あくまで学問としてみると興味深いものがある。
それと、この本は何故か中公文庫から講談社学術文庫に引っ越した鎧訳は無視している。もっとも鎧訳も岩波文庫から出ている上村訳は無視しているから、御互い様か?何か事情がありそうだ。翻訳に使用している校定本自体が違うし。