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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.6
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波新書 新赤版
  • サイズ:18cm/232p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-431021-0
新書

紙の本

日中関係 戦後から新時代へ (岩波新書 新赤版)

著者 毛里 和子 (著)

【石橋湛山賞(第28回)】首相の靖国参拝や「反日デモ」にゆれる日中関係。その閉塞はなぜ生じたのか。冷戦期から国交正常化を経て、現在に至るまでの半世紀の歩みを丹念にたどりな...

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日中関係 戦後から新時代へ (岩波新書 新赤版)

税込 880 8pt

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商品説明

【石橋湛山賞(第28回)】首相の靖国参拝や「反日デモ」にゆれる日中関係。その閉塞はなぜ生じたのか。冷戦期から国交正常化を経て、現在に至るまでの半世紀の歩みを丹念にたどりながら、両国の「新時代」をこれからどう築き上げるかを考察してゆく。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

毛里 和子

略歴
〈毛里和子〉お茶の水女子大学文教育学部卒業。早稲田大学政治経済学術院教授。専攻は現代中国論。著書に「中国とソ連」「周縁からの中国」「現代中国政治」など。

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評価内訳

紙の本

「日中蜜月」はいかに築かれ、そして溶解したか

2006/09/08 12:20

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:梶谷懐 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かつて、日中関係がとても良好な時代があった。
 こんなことを言っても、今の大学生ぐらいの若者にはちょっと想像がつかないかもしれない(なんて書くといかにも自分がおじさんになったようで気分が落ち込むが)。
 サンフランシスコ講話条約締結時、アメリカの圧力により台湾の中華民国政権と国交を結んで以来、日本は長らく中華人民共和国とは正式な国交を持たない時代が続いた。しかし、その間も、中国に対する大きな関心と侵略への贖罪意識を持つ日本の財界人や元軍人、あるいは中国側の「対日工作者」たち(その証言については水谷尚子『「反日」以前』に詳しい)の努力によって、民間の交流のパイプは脈々と築かれてきたのだった。その努力が、米中国交正常化を受けた電撃的な72年の日中共同宣言の締結へと結びついていく。

 もちろん、国交が正常化したからといって両国の間にすぐに「和解」が訪れたわけではない。当時の日本政府の姿勢は中国との関係改善がアジアの国際秩序の安定に役立つ、というプラグマティックなものであり、戦争責任について明確な考えがあったわけではなかった。また、日本から好意的に受け止められた中国政府による賠償放棄も、広く中国国民の支持を得たものであるどころか、実際には毛沢東と周恩来というたった二人の指導者の独断により決定されたのに近かった。それは米中交渉と同じく、悪化する中ソ関係をはじめとした厳しい国際状況の中での政治的判断だった。その賠償放棄が、日本を台湾との断交に踏み切らせるためのカードとして用いられたことも、今では明らかになっている。
 「72年体制」とも呼ばれるこの時期に形作られた日中関係の枠組みは、大平内閣の時代における円借款の開始、および親日的な指導者、胡耀邦の努力などにより80年代にピークを迎える。青少年の相互訪問プログラムなど、両国間の人的交流も進んだ。まさにこの時期には「日中の蜜月時代」が存在したのだ。
 が、周知のようにその後日中関係は悪化の一途をたどっていく。中曽根首相の靖国公式参拝とそれに対する中国側の反発、胡耀邦の失脚、天安門事件による強権の発動、中国の核実験と日本の抗議、中台間の緊張、そして反日デモ・・表面的な事実をならべればこのようになる。
 しかし、両国の関係悪化の根はより深いところにある。中国について言えば、まず挙げられるのが国民の権利意識が高まり、かつてのように一部の指導者が勝手に政治を動かせるような状況ではなくなったこと。このためかつての賠償放棄への国民の不満が、一連の「反日」の動きとして顕在化してきた。次に、冷戦の終結とソ連の崩壊。ソ連という最大の脅威が解体したことで、日本との友好関係を維持することの意義が相対的に弱まったことは否めない。そして、台湾情勢の変化。中台間の対立は、かつての「一つの中国」の正統性争いから、次第に「台湾人」としてのアイデンティティをめぐるものに変化していった。これは当然、台湾とも深い関係を持つ日本と中国との関係にも影響を及ぼす。
 これらはいずれも、かつての「蜜月時代」の枠組みを提供してきた「72年体制」の揺らぎを意味するものである。このようにして高まってきた「反日」の声に反応する形で、日本の国内でも中国・韓国に対する対抗ナショナリズムが力を持つようになる。
 こうしてみると日中関係の将来は決して楽観できるようなものではない。しかし、その問題がどこにあるのか正しく認識されれば、なんとか解決策も探せるに違いない。新たな関係を模索するための出発点として、本書は最適の一冊である。

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2006/10/28 23:57

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