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紙の本
江戸問答 (岩波新書 新赤版)
近世から近代への転換期に何が分断され、放置されたのか。面影、浮世、サムライ、いきをめぐる時間・場を超越したスリリングな問答から、「日本の自画像」を改めて問い直す。「日本問...
江戸問答 (岩波新書 新赤版)
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商品説明
近世から近代への転換期に何が分断され、放置されたのか。面影、浮世、サムライ、いきをめぐる時間・場を超越したスリリングな問答から、「日本の自画像」を改めて問い直す。「日本問答」に続く第2弾。【「TRC MARC」の商品解説】
江戸問答とは、江戸の社会文化から今に響きうる問いを立てることである。近世から近代への転換期に何が分断され、放置されたのか。面影、浮世、サムライ、いきをめぐる、時間・場を超越した問答から、「日本の自画像」を改めて問い直す。誇りたい日本、変えたい日本、語り継ぎたい日本がここにある。『日本問答』に続く、第二弾。【商品解説】
江戸問答とは、江戸の社会文化から今に響きうる問いを立てることである。近世から近代への転換期に何が分断され、放置されたのか。時間・場を超越したスリリングな問答から、「日本の自画像」を改めて問い直す。【本の内容】
目次
- 1 面影問答
- コロナの令和/改元はチャンスだった/日本の面影はそれぞれのなかに/江戸をどうふりさけ見るか/面影を追求した作家たち/様子をうかがう文化知覚距離/平時のなかのリスクマネジメント/「商品」が循環する社会/「界」と「隈」のデュアルスタンダード/祈りの場所は家のなか/融通無碍な江戸の信仰/一本の木のある風景/郊外の風景への憧れ/プレモダンの矛盾と葛藤/「分」から「類」への変化/「哀しみ型」と「博覧会型」/ジャーナル都市とデリバリー都市/江戸の多重性の秘密/俳諧文化と付句の愉しみ
- 2 浮世問答
- 学問のオタク化と多様化/競争はないが評判はある/江戸文明論になぜならない?/江戸研究に足りないもの/自由な学びのダイナミズム/文人たちのネットワーク/地方の私塾が近代を拓いた/「座」と「講」と「連」と「社」/貴族も武士も町人も歌に遊ぶ/経済の基準も一つじゃない/土地の権利と暦の権利/華は表に、蘭は裏に/日本の買い物フィルター/秋田蘭画のリアリズム/浮世絵はどこから生まれたか
- 3 サムライ問答
- 内村、新渡戸、天心が書かなかったこと/近代日本人の宗教観/西郷隆盛をどう評価するか/「湯武放伐」をめぐって/中国・朝鮮・琉球・日本の関係/武士道という理想像/岡倉天心がなしえた日本論/リアル武士は政策論者/幕藩体制の仕組みと矛盾/武士と農民と被差別民/明末清初と徳川幕府/サムライの気持ち
- 4 いき問答
著者紹介
田中優子
- 略歴
- 〈田中優子〉法政大学総長。紫綬褒章受章。
〈松岡正剛〉編集工学研究所所長。イシス編集学校校長。
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