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紙の本
企業と経済を読み解く小説50 (岩波新書 新赤版)
著者 佐高 信 (著)
城山三郎「小説日本銀行」、石川達三「金環蝕」、松本清張「空の城」…。戦後日本社会の深層を描いた古典的名作から、2010年代に刊行された作品まで、おもしろくてためになる経済...
企業と経済を読み解く小説50 (岩波新書 新赤版)
企業と経済を読み解く小説50
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商品説明
城山三郎「小説日本銀行」、石川達三「金環蝕」、松本清張「空の城」…。戦後日本社会の深層を描いた古典的名作から、2010年代に刊行された作品まで、おもしろくてためになる経済小説を50作選んで紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
高度経済成長期に登場した経済小説は、疑獄事件や巨大企業の不正など、多種多様なテーマを描き続けてきた。城山三郎『小説日本銀行』、石川達三『金環蝕』、松本清張『空の城』など、戦後日本社会の深層を描いた古典的名作から、二〇一〇年代に刊行されたものまで、著者ならではの幅広い選書によるブックガイド。【商品解説】
戦後日本社会の深層を描いた名作から二〇一〇年代の作品まで、経済小説の醍醐味を伝えるブックガイド。【本の内容】
目次
- はじめに
- Ⅰ 巨悪の実態
- ──原発利権
- 1 「原子力マフィア」の形成── 『原子力戦争』田原総一朗著
- 2 なぜ東電は潰れないのか── 『ザ・原発所長』黒木亮著
- 3 現役官僚による告発── 『原発ホワイトアウト』若杉冽著
- 4 電力の鬼と呼ばれた男── 『まかり通る』小島直記著
著者紹介
佐高 信
- 略歴
- 〈佐高信〉1945年山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。評論家。東北公益文科大学客員教授。著書に「時代を撃つノンフィクション100」など。
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紙の本
面白そうな経済小説がいっぱい
2022/04/21 15:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書が苦手な人に多いのは、どんな本を読んでいいかわからないという悩み。
そんな時に役立つのが「ブックガイド」だ。
ただその形式は様々で、単独の著者によって書かれたものか複数の紹介者でできたものか、
あるテーマに沿って紹介されているのか、テーマに関係なく集められたものか。
そうなれば、どんな「ブックガイド」を読めばいいのか迷ってしまうかもしれないが、あとは自分の好みと考えて手に取るしかない。
この新書の場合、経済評論家の佐高信氏が「企業と経済」を描いた小説を50冊選んで紹介している「ブックガイド」となる。
佐高信氏といえば辛口の評論家で人気だから、氏の選ぶ50冊ともなれば独特な作品が多いのではないかと思いがちだが、そんなことはない。
氏が敬愛する城山三郎『小説日本銀行』の作品をはじめとして、石川達三『金環蝕』、松本清張『空の城』、山崎豊子『沈まぬ太陽』、宮部みゆき『火車』、池井戸潤『果つる底なき』など幅広く作品が集められている。
もっとも、この手の「ブックガイド」となるとどうしてあの本が紹介されていないということがあるが、基本一作者にひとつの作品となっているようだから、辛抱するしかない。
「この国においてこれまで経済小説が正当に評価されてきたとは言い難い」と、佐高氏はいう。
実際には多くの読者がいる経済小説に、こういう「ブックガイド」で光が当たれば、もっといい作品に出会えるに違いない。
紙の本
辛口評論 健在
2022/01/26 21:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は辛口評論でお馴染みの経済評論家が1960年代から2010年代に刊行された経済小説50冊を選定したブックガイドである。小説の背景、その対象となった組織や個人の概説に加えて、その小説で取り上げられた組織・個人に対する経済評論家自身のコメントが手際よくまとめられている。小説の内容に留まらず、大組織からの意向により連載雑誌の編集長が左遷の憂き目に遭遇、あるいはモデルとなった個人から訴訟を起こされ、絶版とすることで和解成立、その著作は古本屋でも見つけることが難しい。こうした執筆者・出版社に対する有形無形の圧力についての記述が、尚一層ここで取り上げられた経済小説に対する興味を引き立てている。辛口評論家の批判精神は衰えが見られないが、表現は以前より若干抑制が効いている。これが読者に対する訴求効果を逆に高めているように思う。
紙の本
何かを批判する為のだしに使われる小説たち
2022/03/23 02:22
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
自民党と大企業と官僚を
目の敵にして評論活動を
展開しているように思える著者が
おすすめの経済小説を、解説も兼ねて
紹介している本です。
取り扱われている作品の書名だけ見て、
すぐに小説の方にあたったとしても、
特に失うものはないかもしれません。