「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
災害体験の資産化、植民地としての沖縄…。困難を抱える人びとの話に耳を傾け続け、日本の危機、戦争のできる国への変貌を憂える。『朝日新聞』2013年4月〜2017年12月に連載の59コラムを書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
【文学/日本文学評論随筆その他】災害体験の資産化、植民地としての沖縄、トランプ大統領と「事実」……困難を抱える人びとの話に耳を傾け続け、日本の危機、戦争のできる国への変貌を憂える。縦横無尽な作家の身体と心がとらえた、朝日新聞好評連載中の名コラム59。【商品解説】
●「日本文学全集」の個人編集で評判の著者による、朝日新聞好評連載中の名コラム書籍化第二弾。
文学と科学とジャーナリストの眼をもち移動する文化人は、被災地、沖縄、熊本、水俣、ベルリン、ギリシャへと足を運ぶ。苦境の人びとの話に耳を傾け続け、日本の危機、戦争のできる国への変貌を憂える。
かたや小説家として『古事記』の現代語訳にとりくみ、心は古代日本へとぶ。正倉院の御物、高千穂の夜神楽、伊勢神宮へ。映画では有名ラッパーの「アート・オブ・ラップ」の意外な面白さ、トルコの「雪の轍」とウクライナの「ザ・トライブ」から言葉と身振りに注目し、妥協のない検証の姿勢をみる。鶴見俊輔の融通無碍な思考法、ピカソの「フランコの夢と嘘」から政治の国をまとめる詐術、与那国島からの本ではウマとヒトとの仲……縦横無尽な知性がとらえる繰り返し読んでも発見のある59の名コラム。
●「目次」より
憲法をどう論じようか 第一次世界大戦の教訓 災害体験という資産 弱者の傍らに身を置く 隣人と認め合う努力 死にかけの三権分立 東電の責任と倫理観 難民問題を考える トランプ大統領と「事実」 ビッグデータとAI それでも、愚直に選ぶ
●「著者あとがき」より
一か月を単位として現代史を追ってきた。
明るい話題は少なかった。なんと言ってもこの間の安倍政権というのがひどかった。日本という立憲民主国の品位をとことんまで落とした。更にアメリカには安倍を派手に、大袈裟に、「まさか嘘(うそ)でしょう」級のパロディーにまで拡大したトランプ大統領が登場した。冗談の域を超えた冗談で、しかしこれが現実。そういう五年間だった。/ それを嘆いても、レトリックを駆使して彼らを揶(や)揄(ゆ)しても、選挙の結果が変わるわけではない。どこまで行ってもぼくたちには言葉しかない。(略)日本についてこうして行きつ戻りつの思考を重ねる。それがこの時代と歩調を合わせて生きるということなのだろう。大義名分を立てて、それに沿って思いを立てるだけなら楽なのだが。【本の内容】
著者紹介
池澤夏樹
- 略歴
- 〈池澤夏樹〉1945年北海道生まれ。作家、詩人。「スティル・ライフ」で芥川賞、「マシアス・ギリの失脚」で谷崎潤一郎賞、「楽しい終末」で伊藤整文学賞を受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む