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戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男 (角川新書)
著者 大木毅 (著)
第二次世界大戦の緒戦を華々しく飾ったドイツ装甲集団を率いた将軍にして、「電撃戦」の生みの親とされた男、グデーリアン。ところが、「電撃戦」というドクトリンは存在しなかった。...
戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男 (角川新書)
戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男
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商品説明
第二次世界大戦の緒戦を華々しく飾ったドイツ装甲集団を率いた将軍にして、「電撃戦」の生みの親とされた男、グデーリアン。ところが、「電撃戦」というドクトリンは存在しなかった。「戦車将軍」の仮面を剝ぐ評伝。【「TRC MARC」の商品解説】
新書大賞2020第1位『独ソ戦』著者の最新作!!
「電撃戦」はなかった!
『「砂漠の狐」ロンメル』に続き、欧州を征服し、第二次世界大戦を席捲した名将の素顔を暴く。
伝説となった戦車将軍は、ドイツ装甲部隊をいかにしてつくりあげたのか?
『独ソ戦』著者の最新作にして、最新学説による、これまでの俗説を一掃する決定的評伝!
第二次世界大戦の緒戦を華々しく飾ったドイツ装甲集団を率いた著名な将軍にして、「電撃戦」の生みの親とされ、連合軍からも「名将」と畏怖された男、グデーリアン。
ところが、「電撃戦」というドクトリンは存在しなかったことが今では明らかになっている。
ロンメル同様、グデーリアンの研究は日本では遅れていた。
いまでは否定されている数十年前に人口に膾炙した伝説が、未だに独り歩きしているのだ。
彼は国粋主義者だった。が、純粋な愛国者だったのか、それともナチの賛同者だったのか?
ヒトラー暗殺計画にどこまで与していたのか?
欧州を征服した男にして、伝説となった戦車将軍の仮面を剥ぐ。
――ドイツ装甲部隊はいかにしてつくられたのか、その真相が明らかとなる。
【目次】
序 章 さらば夏の光よ
第一章 仮面を剥がされたグデーリアン
第二章 青年将校
第三章 多くの戦訓を得た第一次世界大戦
第四章 敗戦と義勇軍体験
第五章 自動車部隊へ
第六章 戦車に注目せよ
第七章 装甲部隊の「総稽古」
第八章 砲火の洗礼
第九章 不完全な勝利
第一〇章 「バルバロッサ」作戦
第一一章 深淵への転落
第一二章 斜陽を受けながら
終 章 修正された自画像
あとがき
グデーリアン年譜
主要参考文献
写真・図表について【商品解説】
「電撃戦」はなかった!第二次世界大戦を席捲した名将、その素顔を暴く。【本の内容】
目次
- 序 章 さらば夏の光よ
- 第一章 仮面を剥がされたグデーリアン
- 戦車将軍のセルフ・イメージ/回想録の虚実/国粋主義者だったグデーリアン
- 第二章 青年将校
- プロイセンのエスタブリッシュメント/陸軍幼年学校の「予備門」へ/将校任官/「グレーテル」との出会い/陸軍大学校(ルビ:クリークスアカデミー)
- 第三章 多くの戦訓を得た第一次世界大戦
- 「時刻表の戦争」/「けっして来はしない通信報告」/苦戦する第5騎兵師団/ランゲマルク攻撃/戦車と「浸透戦術」/参謀資格を得る
- 第四章 敗戦と義勇軍体験
- 敗勢に抗する/ドイツ陸軍暗黒の日/休戦交渉/グデーリアンの戦争は続く/「義勇軍」による防衛/鉄師団/グデーリアンの「抗命」
- 第五章 自動車部隊へ
著者紹介
大木毅
- 略歴
- 〈大木毅〉1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。防衛省防衛研究所講師、陸上自衛隊幹部学校講師等を経て、著述業。現代史家。著書に「ドイツ軍事史」ほか。
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機甲師団の創設者
2020/03/07 11:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
新しい兵器が開発されると戦争方法も改良される。戦車が発明された第一次世界大戦時には、選書は歩兵の補助兵器でした。しかし、第二次世界大戦では、進歩した戦車が主となった。戦車だけで師団を創り(機甲師団)、その速度に歩兵が追いつけるよう自動車化をした。それが、ドイツの電撃戦を可能にしたのだ。
紙の本
これでもまだ甘い
2021/06/03 23:43
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ケストナーの終戦日記」に書かれているグデーリアンについての記述は、彼の回想録に書かれているラジオ放送と同じなのは明白だ。グデーリアンが「悪魔の人焼きかまど、ガス室」という言葉を使ってまでして、強制収容所の犯罪を否認したにもかかわらず、ダイペンホーフ略奪で肝心な事を書かなかったのと同様、避けているのは「『悪魔の人焼きかまど、ガス室』は捕虜になるまでは知りませんでした」というありきたりの弁明と矛盾するのはあるだろう。勿論、陸軍参謀総長という立場でのラジオ放送で「ユダヤ人問題の最終的解決」を認める事は出来ないとしても。
極度の自己チューのリデルーハート卿のような人物ならば、自らを高める為には連合国側が傍受していたはずの放送と矛盾した内容であっても無視するだろう。このグデーリアンとリデルーハートのお粗末な人格を象徴するような出来事に触れないのは、著者は「ケストナーの終戦日記」を読んでいないのだろう。
「兵士というもの」の訳者あとがきを連想してしまう。