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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2019/04/26
  • 出版社: KADOKAWA
  • サイズ:20cm/284p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-106058-2

紙の本

白昼夢の森の少女

著者 恒川光太郎 (著)

人間の身体を侵食していく植物。それが町を覆い尽くしたその先とは…。美しくも残酷、自由にして哀しい白昼夢。彩りに満ちた10の短編を収録する。作品解説として作者のコメントも掲...

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白昼夢の森の少女

税込 1,760 16pt

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商品説明

人間の身体を侵食していく植物。それが町を覆い尽くしたその先とは…。美しくも残酷、自由にして哀しい白昼夢。彩りに満ちた10の短編を収録する。作品解説として作者のコメントも掲載。【「TRC MARC」の商品解説】

人間の身体を侵食していく植物が町を覆い尽くしたその先とは――表題作「白昼夢の森の少女」をはじめ、現実と異界のあわいをゆうゆうと飛び越える、ダークファンタジーの傑作短編集。【商品解説】

収録作品一覧

古入道きたりて 5−28
焼け野原コンティニュー 29−56
白昼夢の森の少女 57−101

著者紹介

恒川光太郎

略歴
〈恒川光太郎〉1973年東京都生まれ。「夜市」で日本ホラー小説大賞、「金色機械」で日本推理作家協会賞を受賞。ほかの著書に「滅びの園」など。

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書店員レビュー

開けても、閉じても怖い

ジュンク堂書店福岡店スタッフさん

10の短篇が収められた作品集です。はじめに出てくる短篇、「古入道きたりて」は、むしろホラーとは思えないほど、これはもしかしたら単なるいい話なのではないか?と思わせるほどほのぼのとした老婆の語り口が印象的ですが、その中にあっても生と死が当たり前のように入り乱れるさまを読んで、背筋が冷たくなります。化け物や妖怪がいたのだとしても、この話ではむしろ化け物は心のよりどころとして描かれているようにも思います。戦争を生きるということ。「死体を見たわけではないが、彼は死んだのだと思う」という一文があらわしているように、生と死が表裏一体であることを何回も何回も、巧妙になぞっているから私たちは夜眠る前に恒川さんの作品を読もうと思うのかもしれません。目を開けずとも、開けてみても怖い。そういう瞬間が、たくさん詰まった本だと思います。

みんなのレビュー47件

みんなの評価3.8

評価内訳

電子書籍

緩くてフワい短編集

2019/12/30 19:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る

連載誌で発表された切り他の媒体には収蔵されていなかった短編集。
提示されたテーマにそった作、指定ページ数通りに書かれた作品、事前にオーダーを出された作。
様々な制約のなか、落ちるべきところに落としているのは職業作家ならでは。
反面これといった編集方針がなく、どことなく座り心地の悪さも感じる。

相変わらずホラーともサスペンスともファンタジーとも形容しがたく、ふわっとして本性を捉えらえにくい作が多い。
恒川作品への分類付けに意味がないことをよく教えてくれる。
明治期から大正、昭和、平成に至るまで日常に軸足を起きつつも、気付けば異界に踏み込んでしまっている。
(時には異界が我々の日常に否応なく割り込んでくるのだが…)

短い作ではわずか七ページ、長くても六十~八十ページに収まってしまう。緩急のリズムがかなり異なり、中長編に慣れた方は違和感を覚えるかも。
凝縮されているが、明快かつ説得力が強いのですんなり没入できてしまう。これが恒川作品か。

あなたは人形と目が合った。
「こんな駄文を読んだ方はそうね…、恒川の既刊を大人買いしなさい。保存用と読む用なんて言わずに最低百冊よ、書店でも通販でも古本でも見かける度に。雑誌のバックナンバもありったけ取り寄せる。カードも限度額いっぱいまで使ってしまいなさい」
人形はとりとめのないことを繰り返す、もうあなたは逆らうことができない。

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紙の本

ブリガドーン

2019/11/04 22:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る

デビュー以来どこかの媒体に発表したものの本にはなっていなかった作品や、アンソロジーには収録されていた計10個の短編を集めた一冊です。作品ごとの長さも、様々。
恒川さんの小説は大好きですが本書は何か「落ち着かない」感じでした。

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2019/07/01 14:13

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2019/06/02 00:32

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2019/05/08 12:41

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2019/05/17 00:42

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2019/05/20 16:33

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2019/05/25 09:45

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2019/06/08 08:08

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2019/06/11 22:49

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2019/06/05 18:33

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2019/06/21 13:00

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2019/06/11 07:26

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2019/06/22 23:25

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2019/06/24 21:05

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