「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
幽 日本初怪談専門誌 vol.30 特集平成怪談、総括! (カドカワムック)
著者 京極 夏彦 (ほか著)
本誌『幽』も、2004年の創刊から、今回で30号を数えることになりました。思い返せば30年前の平成元年(1989)前後は、日本の怪談文芸やホラーにとって、大きな節目の時期...
幽 日本初怪談専門誌 vol.30 特集平成怪談、総括! (カドカワムック)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
本誌『幽』も、2004年の創刊から、今回で30号を数えることになりました。
思い返せば30年前の平成元年(1989)前後は、日本の怪談文芸やホラーにとって、大きな節目の時期でありました。
昭和63年(1988)には、本格的な国産モダンホラー/怪談文芸にいち早く先鞭をつけた小池真理子の長篇『墓地を見おろす家』が、平成元年(1989)には80年代伝奇バイオレンス興隆の双璧となった両雄の大作──菊地秀行『夜叉姫伝』と夢枕獏『上弦の月を喰べる獅子』が、平成2年(1990)には、稲川淳二『稲川淳二のここがコワインですよ』、木原浩勝&中山市朗『新・耳・袋』、常光徹『学校の怪談』という90年代以降の怪談実話シーンの方向性を決定づけることになる3冊が、そして平成3年(1991)には、90年代の日本ホラー興隆の呼び水となった鈴木光司『リング』、史上はじめてホラーで直木賞を受賞した高橋克彦『緋い記憶』、学術書でありながらその後の怪談文芸やホラー小説にも大きな影響を与えた高田衛『江戸の悪霊祓い師』……まさに、現代日本の怪談文芸は平成とともに始まった! と申しあげても過言ではないでしょう。
あれから30年──平成16年(2004)には史上初の怪談専門誌となった本誌が呱々の声をあげるなど、日本の怪談シーンは右肩上がりに、多様な展開を示して現在に至ります。
いま、平成が終わりを告げ、新たな時代が幕を開けようとするこの時期に、平成という時代に生まれた怪談小説・怪談実話・怪談漫画の全貌を展望する特集を企画した次第です。
『幽』編集顧問 東 雅夫
【商品解説】
目次
- ◆特集「平成怪談、総括!」
- 【巻頭グラビア】冨安由真インスタレーション 「くりかえしみるゆめ Obsessed With Dreams」より
- 【復刻】「牛の首」 小松左京
- 【日本怪談紀行】「牛の首」伝承の湖へ――山梨「四尾連湖」探訪記 東雅夫
- 【怪談巡礼印象記】比類無き霊場、富士 加門七海
- 【対談】綾辻行人×有栖川有栖 怪談でしか書けないこと
- 【小説競作】平成と怪談
- 澤村伊智 「鬼のうみたりければ」
- 黒史郎 「インカーネーション」
- 恒川光太郎 「平成最後のおとしあな」
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
始めあるものは終わりあるってことですか
2019/01/13 20:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ツクヨミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
幽、終わっちゃうんですか?すげー寂しいです。怪談本は山ほどありますが、その山のガイドが『幽』でした。これからは自力で自分の読みたくなる本を探して行かなきゃならなくなるんですね。『幽』のおかげで読んだ本、たくさんありました。再びこういう真面目にオタクしている雑誌が出てきてくれることを切に願います。
紙の本
好きだった
2019/07/11 07:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きだったので終わってしまうのは残念でしかたありませんが、しょうがないですね。本格的に、まじめにホラーに取り組でくれました。