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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/07/02
- 出版社: KADOKAWA
- サイズ:19cm/339p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-109408-2
読割 50
紙の本
KILLTASK
著者 行成薫 (著)
殺し屋見習いとして生きることになった「僕」。家族を皆殺しにされ、その罪を着せられそうになったところを2人の殺し屋「天使」と「悪魔」に拾われたのだ。2人の下、狙撃手としての...
KILLTASK
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商品説明
殺し屋見習いとして生きることになった「僕」。家族を皆殺しにされ、その罪を着せられそうになったところを2人の殺し屋「天使」と「悪魔」に拾われたのだ。2人の下、狙撃手としての技能を磨く僕は、偶然ある事実を知り…。【「TRC MARC」の商品解説】
殺し屋(エージェント)見習いとして生きることになった主人公。平凡な人生を送っていた彼は、自身の家族を皆殺しにした容疑を掛けられ、逃亡していたところを二人のエージェント「天使」と「悪魔」に拾われたのだ。何者かにはめられ、罪を背負わされた彼は、裏社会で生きていくためにある特殊技能を磨いていく。彼の祖父は名うてのマタギで、祖父に連れられてたびたび猟について行っていた彼は、ひそかに狩猟者としての技術を祖父から受け継いでいたのだ。「スナイパー」としてのエージェントの手伝いにようやく慣れてきたころ、主人公はある事実を知る。殺された彼の家族に残された、犯人の「刻印」。それは彼を拾ったエージェントの一人、「天使」がターゲットに遺すものと全く同じものだった――。【商品解説】
著者紹介
行成薫
- 略歴
- 〈行成薫〉1979年生まれ。宮城県出身。東北学院大学教養学部卒業。「名も無き世界のエンドロール」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「バイバイ・バディ」など。
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紙の本
ある種の哲学書
2020/08/03 19:51
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投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の“僕”は殺し屋見習いという、とんでもない職についている。
現実世界のように表社会と裏社会がわずかに重なりあうような状態ではなく、完全に表裏がぱっきり分かれた世界の話。
そんな裏社会で日々過ごす“僕”は、自分の過去をすっかり消し去った存在。
“僕”が裏に落ちるには、その奥深い背景事情がある。
そして、“僕”自身にも他人とは異なる感性が。
その感性は人の本質を見抜く力。
それは本当に見た目にも反映し、人間が人間らしく見える人物は相当ドス黒い本質を宿していた。
エンターテイメントとしても十分楽しめる1冊であるが、人間の本質を考えるきっかけにもなる1冊と評価したい。