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紙の本
私の頭が正常であったなら (角川文庫)
著者 山白朝子 (著)
元夫によって愛する娘を目の前で亡くした私は、心身のバランスを崩していた。ある日の散歩中、助けを求める小さな声を拾う−。“切なさ”の名手が描く、おそろしくもうつくしい8つの...
私の頭が正常であったなら (角川文庫)
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商品説明
元夫によって愛する娘を目の前で亡くした私は、心身のバランスを崩していた。ある日の散歩中、助けを求める小さな声を拾う−。“切なさ”の名手が描く、おそろしくもうつくしい8つの“喪失”の物語。〔2018年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
最近部屋で、おかしなものを見るようになった夫婦。妻は彼らの視界に入り込むそれを「幽霊ではないか」と考え、考察し始める。なぜ自分たちなのか、幽霊はどこにとりついているのか、理系の妻とともに謎を追い始めた主人公は、思わぬ真相に辿りつく。その真相は、おそろしく哀しい反面、子どもを失って日が浅い彼らにとって救いをもたらすものだった――「世界で一番、みじかい小説」。その他、表題作の「私の頭が正常であったなら」や、「トランシーバー」「首なし鶏、夜をゆく」「酩酊SF」など全8篇。それぞれ何かを失った主人公たちが、この世ならざるものとの出会いや交流を通じて、日常から少しずつずれていく……。そのままこちらに帰ってこられなくなる者や、新たな日常に幸せを感じる者、哀しみを受け止め乗り越えていく者など、彼らの視点を通じて様々な悲哀が描かれる、おそろしくも美しい”喪失”の物語。【解説:宮部みゆき】【商品解説】
収録作品一覧
世界で一番、みじかい小説 | 5−46 | |
---|---|---|
首なし鶏、夜をゆく | 47−74 | |
酩酊SF | 75−104 |
著者紹介
山白朝子
- 略歴
- 怪談専門誌『幽』で鮮烈デビュー。著著に『死者のための音楽』『エムブリヲ奇譚』『私のサイクロプス』がある。趣味はたき火。
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紙の本
やっぱり好き
2021/03/28 03:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
乙一さんの別名義、名義は違ってもやはりこの方の書かれる物語の雰囲気はとても好き。
全体的にほの暗く、悲しみが漂っている短編たちですが、優しさやおかしさもほんのりとあるのでそこまで暗くなりすぎずに読める。
首なし鶏マイクは検索して実在したんだと知りました。
紙の本
死と生と祝福と
2021/03/24 01:52
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
山白朝子名義での短編集。
風味は残しつつも
もう文体は隠れもしない乙一文。
大きく心を揺さぶられる一篇はないものの
それぞれしっとり読ませてもらえる全8編。
電子書籍
辛い
2021/06/09 16:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
悲しさもあり、なかなか心が重くはなりましたが、それでも重いだけグロいだけではなく、考え込まれた作品だと思います。