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紙の本
麒麟児 (角川文庫)
著者 冲方 丁 (著)
慶応4年。勝海舟は徳川家を守るべく、決死の策を練る。官軍を率いる西郷隆盛との和議交渉にすべてを賭けて−。幕末の嵐の中で対峙したふたりの「麒麟児」の覚悟と決断を描く歴史長編...
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麒麟児
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商品説明
慶応4年。勝海舟は徳川家を守るべく、決死の策を練る。官軍を率いる西郷隆盛との和議交渉にすべてを賭けて−。幕末の嵐の中で対峙したふたりの「麒麟児」の覚悟と決断を描く歴史長編。〔2018年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
慶応四年三月。鳥羽・伏見の戦いに勝利した官軍は、徳川慶喜追討令を受け、江戸に迫りつつあった。
軍事取扱の勝海舟は、五万の大軍を率いる西郷隆盛との和議交渉に挑むための決死の策を練っていた。
江戸の町を業火で包み、焼き尽くす「焦土戦術」を切り札として。
和議交渉を実現するため、勝は西郷への手紙を山岡鉄太郎と益満休之助に託す。
二人は敵中を突破し西郷に面会し、非戦の条件を持ち帰る。だが徳川方の結論は、降伏条件を「何一つ受け入れない」というものだった。
三月十四日、運命の日、死を覚悟して西郷と対峙する勝。命がけの「秘策」は発動するのか――。
幕末最大の転換点、「江戸無血開城」。命を賭して成し遂げた二人の“麒麟児”の覚悟と決断を描く、著者渾身の歴史長編。【商品解説】
著者紹介
冲方 丁
- 略歴
- 1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』でスニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。09年に刊行した『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞。2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。他の著作に、『テスタメントシュピーゲル』『もらい泣き』など多数。
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