「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
浪花千栄子 昭和日本を笑顔にしたナニワのおかあちゃん大女優 (角川文庫)
著者 青山誠 (著)
貧困に苦しみ、人々の不人情を味わった少女は、やがて銀幕のヒロインとなり、演劇界でも舞台のスポットライトを一身に浴びる存在となる。昭和を彩った名女優・浪花千栄子の波瀾万丈の...
浪花千栄子 昭和日本を笑顔にしたナニワのおかあちゃん大女優 (角川文庫)
浪花千栄子 昭和日本を笑顔にしたナニワのおかあちゃん大女優
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
貧困に苦しみ、人々の不人情を味わった少女は、やがて銀幕のヒロインとなり、演劇界でも舞台のスポットライトを一身に浴びる存在となる。昭和を彩った名女優・浪花千栄子の波瀾万丈の生涯をたどる。【「TRC MARC」の商品解説】
2020年秋スタート! NHK朝ドラの主人公のモデル・浪花千栄子とは、どんな人物だったのか?
逆境に負けず、華開いた不屈の女優一代記
幼いうちから奉公に出され、辛酸をなめながらも、けして絶望することなく忍耐の生活をおくった少女“キクノ”。
やがて彼女は銀幕のヒロインとなり、演劇界でも舞台のスポットライトを一身に浴びる存在となる。
松竹新喜劇の旗揚げから、溝口健二や小津安二郎、黒澤明ら巨匠たちの名作映画への出演、
お茶の間でもおなじみとなったオロナイン軟膏のテレビCMまで。
昭和を彩った名女優・浪花千栄子の波瀾万丈の生涯をたどる。【商品解説】
目次
- 口絵 写真でたどる浪花千栄子の足跡
- 第1章 貧困も屈辱も、すべては芸の肥やしに
- 第2章 人生を変えた京都への逃避行
- 第3章 女優修業と初恋
- 第4章渋谷天外との愛憎劇
- 第5章 女優としての再出発
- 第6章 安住の地で見つけた幸せ
著者紹介
青山誠
- 略歴
- 大阪芸術大学卒業。著書に『古関裕而 日本人を励まし続けた応援歌作曲の神様』『安藤百福とその妻仁子 インスタントラーメンを生んだ夫妻の物語』(ともにKADOKAWA)、『江戸三〇〇藩 城下町をゆく』(双葉新書)、『太平洋戦争の収支決算報告』(彩図社)などがある。
Twitterアカウント/@58ui2icc6dlthy1
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
「おちょやん」の評伝読み物
2021/02/27 08:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHK「連続テレビ小説」(いわゆる「朝ドラ」)の第103作となる「おちょやん」で杉咲花さん演じるヒロインのモデルとなっているのが、昭和の名脇役浪花千栄子さん。
といっても、昭和63年(1973年)66歳で亡くなった浪花さんだから、リアルで彼女の映画やドラマを見た人も少なくなったことだろう。
本書は「ナニワのおかあちゃん」とまで呼ばれた浪花千恵子さんの評伝読み物である。
浪花さんの前半生は悲惨である。
今なら児童虐待、不当労働で摘発されるかもしれない。
彼女が生まれたのは明治40年(1907年)であるから、そういうことは多く見られただろうが、小学校にも行かせてもらえず9歳で大阪道頓堀のお茶子として働くというのはあまりにも酷だ。
しかも、給料も出なかったという。(朝ドラではヒロインが働く芝居茶屋の主人たちは皆優しいが、実際浪花さんが働いたところがひどい職場だったことが、この本には書かれている。朝ドラとの違いを見つけるのも、この本の読みどころ)
浪花さんには『水のように』と題された自伝があるが、そこでは夫であった渋谷天外(といっても、この役者で演出家の名前を知っている人も少なくなっただろうが)との愛憎の様はあまり描かれていない。
やはり自身では書き難い事柄だったのだろう。
離婚につながる夫の裏切りなどは、この本で知ることができる。
そんな苦難を乗り越えて、浪花さんは昭和の名脇役と呼ばれていく。
きっとその根底には、少女時代の厳しい生活を生き抜いた力があったのだろう。
紙の本
名優
2020/12/03 05:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝ドラ関連本。大阪の名女優の知られざる生涯を紹介した本。ドラマの主人公のモデルにもなったが誰にもまねできるような俳優ではない唯一無二の人物。その生き方や語り口など現代では存在しえない貴重な方だった。本人著述の「水のように」も読みたくなる。