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紙の本
三酔人経綸問答 (角川ソフィア文庫 ビギナーズ日本の思想)
著者 中江 兆民 (著),先崎 彰容 (訳),先崎 彰容 (解説)
国家を憂う酒飲みの論客が、政治談議にふけっている−。中江兆民が自身の学問の全てを注ぎ込んだ理論書。国家、外交、平和をめぐる日本政治思想の重要古典にして最良の政治学入門。現...
三酔人経綸問答 (角川ソフィア文庫 ビギナーズ日本の思想)
三酔人経綸問答 ビギナーズ 日本の思想
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商品説明
国家を憂う酒飲みの論客が、政治談議にふけっている−。中江兆民が自身の学問の全てを注ぎ込んだ理論書。国家、外交、平和をめぐる日本政治思想の重要古典にして最良の政治学入門。現代語訳、原文、先崎彰容の解説を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
ブランデーを酌み交わす3人の論客が政治談議にふけっている。弱小国こそあえて民主制の理想を追うべきと説く洋学紳士。列強に伍して大国化を目指し、戦争も厭わないと述べる豪傑の客。やがて、黙して耳を傾けていた南海先生が口をひらく――。東洋のルソー・中江兆民が自身の学問のすべてを注ぎ込んだ理論書。政治とは何か。理念か、現実か。国家、外交、平和をめぐる日本政治思想の重要古典にして最良の政治学入門がよみがえる。
「南海先生は生まれつき非常に酒好きで、また政治を論じることが大好きである。そして酒を飲むと、一、二本ばかり飲み干す場合、ほろ酔い加減で、気分がふらつき虚空を飛んでいるようだ。耳目は楽しんでこの世に辛いことがあるなど、まったく思いもよらない。」 ──「現代語訳」より【商品解説】
目次
- 三酔人経綸問答 現代語訳
- ○南海先生はこの現実社会の地理を知らない
- ○民主主義者と侵略主義者が南海先生を訪問する
- ○海防は野暮の最たるもの
- ○アジアの小国から理想の大国現る
- ○フランス王ルイ一六世は幸福になった
- ○八公、熊公のために大気炎を吐く
- ○漢学先生、心機一転の一言を
- ○ああ羨ましいことよ、ああ気の毒なことよ
- ○自答して笑いながら、漢文のカスだと言う
著者紹介
中江 兆民
- 略歴
- 1847年、高知県生まれ。思想家。フランス留学後、仏学塾をひらき、新たな教育や自由民権思想の啓蒙につとめた。門下に幸徳秋水がいる。著作に『三酔人経綸問答』があるほか、訳書に『民約訳解』がある。1901年、没。
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岩波文庫版を生理的に受け付けないという人なら
2024/03/29 04:08
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
岩波文庫版に何らの不足も感じないので、
個人的には屋上屋を架した感のある、
かの名著の新版です。
現代の政治、社会状況に照らした
編者の解説が読みたい向きにヮ
おすすめできるのかもしれません。
ただ、現代語訳が岩波版のそれと比較して
味気なく、「読み劣り」します。
兆民の書いた文章の現代語訳で、
文頭に「なので」を持ってくる表現に
でくわそうとヮ、想像だにしませんでした。