学校では教えてくれない！国語辞典の遊び方

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：オカメ八目　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

兎に角、本書を開けば、どっからでも「国語辞典・愛」が、パ〜ッと熱と光を持って伝わってくる本。　流石、「舟を編む」の三浦しをんさん大推薦！！だけのことはある。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：kazu　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

辞書を引いたり読んだりするのが大好きな私にとって、すごく共感できるところの多い本です。
各出版社の思想というか理念的なものが集約されているのが辞書の見どころだと思うのですが、その個性をわかりやすく説明してくれています。
三浦しをん先生の名作『舟を編む』も併せて読むと、辞書編纂の裏側もわかって、よりこの本を楽しめると思います。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：Otto　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

どれを選んでも同じようなもの、と思っていた国語辞典が
これほど個性豊かとは！
これから学ぶ生徒・学生は勿論、社会人も国語辞書選びの
参考にしてほしい一冊です。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：melon　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

たまに本を読んでいて、これ前に見たことあるんじゃないかなどと思うことがある。本書(2013年3月1日発売)を読んでいて、そんな気分になった。するとかつて本書の文庫版(2016年11月25日発売)を読んでいたようだ。こういったことってあるんだよな。読んだ順序が発売日と逆転しているが。
改めて、国語辞典は何種類もあるが、それぞれに哲学があり、無機質なものではない。国語辞典というと意味を調べるという用途だけを想像しがちであるが、書くときに使用することを想定した表現を豊かにするためのものもあるとのことである。『ベネッセ表現読解国語辞典』がそれで、電子辞書には搭載されていないため、あまり一般的ではないが、どのように伝えたいことを表現するかというときに役に立つ辞書であることがわかった。
紙の辞書はいくら小型のものでも場所をとる。したがって、現在では電子辞書が便利だ。そこに搭載されるか否かが重要となる。2019年10月19日現在で売れ筋である高校生向けの電子辞書「XD-SR4800」には『広辞苑 第7版』、『明鏡国語辞典 第2版』、『新明解国語辞典 第7版』と3つも国語辞典が搭載されている。これらが勝ち組国語辞典なのだろう。なお、国語系の辞書が充実している「XD-SR20000」には『日本国語大辞典』も搭載されているようだ。『大辞泉 第2版』や『旺文社 標準国語辞典 第7版』などを搭載しているものもあるようだが、先ほどのベネッセがないのが少し残念ではある。