「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
誘蛾灯 二つの連続不審死事件 (講談社+α文庫)
著者 青木 理 (著)
鳥取のスナックホステスだった上田美由紀の周りで、6人の男が死んだ。なぜ彼らは肥満のホステスに惹かれたのか。鳥取連続不審死事件の真相を追跡しながら、地方社会に巣食う矛盾と病...
誘蛾灯 二つの連続不審死事件 (講談社+α文庫)
誘蛾灯 二つの連続不審死事件
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
鳥取のスナックホステスだった上田美由紀の周りで、6人の男が死んだ。なぜ彼らは肥満のホステスに惹かれたのか。鳥取連続不審死事件の真相を追跡しながら、地方社会に巣食う矛盾と病理を明らかにする。後日譚を加えて文庫化。〔2013年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
上田美由紀、35歳。小柄で肥満、鳥取のスナックのホステス。彼女の周りで6人の男が死んだ。この事件の背景には、木嶋佳苗事件とは別の深い闇がある。――美由紀に騙されたのは、あなたかもしれない。筆者は鳥取に通い、美由紀と面会し、彼女に騙された男たちに取材を重ねる。木嶋佳苗が獄中ブログを始めるきっかけとなり、「私の事件を取材してくれていたら…と思い続けたジャーナリスト」と言わしめた一冊が文庫化!
上田美由紀、35歳。小柄で肥満、鳥取のスナックのホステス。彼女の周りで6人の男が死んだ。この事件の背景には、木嶋佳苗事件とは別の深い闇がある。
――美由紀に騙されていたのは、あなただったかもしれない。
2009年秋、30代の太った女二人が、それぞれ男と関係を持ち、カネを貢がせ、死に追いやっていた――。木嶋佳苗事件との共通項の多さから、世間の話題を集めた鳥取連続不審死事件。筆者は鳥取に通い、上田美由紀と面会し、彼女に騙された男たちに取材を重ね、二つの事件は似て非なるものだと確信する。
鳥取の事件の背景にあったのは、日本の地方をじわじわと覆う闇――人が減り、町が廃れ、仕事を失い、生活が立ちゆかなくなった田舎で生まれる、弱者が弱者を食い物にする状況――だった。
木嶋佳苗が獄中ブログを始めるきっかけとなり、「私の事件を取材してくれていたら…と思い続けたジャーナリスト」と言わしめた一冊が、大幅加筆のうえ、文庫化!
2009年秋、当時35歳の木嶋佳苗の周囲で、複数の男性が不審死した事件が話題を集めていた。同時期、別の連続不審死事件が浮上する。現場は鳥取、主役は上田美由紀、スナックのホステスだった。
二つの事件には驚くほど共通点があった。主役はどちらも30代半ばの小柄な肥満体型の女で、亡くなった男たちと肉体関係を持ち、多額のカネを貢がせていた。美由紀に惚れ込んだ男たちのなかには、刑事や新聞記者もいた。
しかし、二つの事件の背景はまったく異なるものだった。佳苗が高級マンションに住み、外車を乗り回し、セレブ相手の料理教室に通い、婚活サイトを利用して男を物色していたのに対し、美由紀は過疎の進む鳥取で5人の子どもとボロ家に住み、場末のスナックでターゲットを探していたのだ。
筆者は、事件現場、スナックに通い、裁判を傍聴する。美由紀に惚れ、貢ぎ、騙された男たちをみつけ、話を聞く。そして、拘置所にいる美由紀とも面会を重ねる。
そうして、木嶋佳苗事件からは決して見えてこない、この事件の深層――地方の貧困との関係があらわになっていく。人が減り、町が廃れ、仕事を失い、生活が立ちゆかなくなる。そこで生まれる、弱者が弱者を食い物にする犯罪。それは、いまの日本社会に覆いかぶさろうとしている闇だ。【商品解説】
目次
- 序章
- 第1章 太ったホステス
- 第2章 一人目の男
- 第3章 二人目の男
- 第4章 三人目の男
- 第5章 県警の蹉跌、男たちの蹉跌
- 第6章 なぜ溺れたのか
- 第7章 ウソツキだけど可愛い女
- 第8章 「真犯人」は誰なのか
- 第9章 「真犯人」の証言
著者紹介
青木 理
- 略歴
- 1966年、長野県生まれ。ジャーナリスト、ノンフィクションライター。慶應義塾大学卒業後、共同通信社に入社。警視庁公安担当、ソウル特派員などを務めた後、2006年に退社、フリーに。2000年に発表した『日本の公安警察』(講談社現代新書)は公安警察の内実を赤裸々に描き、ベストセラーとなった。主な著書に『絞首刑』(講談社文庫)、『トラオ 徳田虎雄 不随の病院王』(小学館文庫)、『増補版 国策捜査 暴走する特捜検察と餌食にされた人たち』(角川文庫)、、『青木理の抵抗の視線』『ルポ 国家権力』(ともにトランスビュー)、『抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心』(講談社)など。テレビ、ラジオのコメンテーターとしても活動している。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
もやもやする
2018/09/01 04:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
被疑者と付き合ったことのある男性のインタビューも、被疑者へのインタビューも、核心をつく前に時間切れになっている印象でもやもやする。鳥取の寂れた感じ、警察のイケてなさはよく伝わってきた。
紙の本
上田美由紀、死刑確定
2017/08/26 22:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
本日(平成29年8月26日)、新聞で上田美由紀の死刑が確定したという記事を見た。著書はわざわざ鳥取に出向き、本人に面会までして事件を追う。しかし、結局真相は(当たり前だが)本人のみぞ知るという訳で、不明である。何故、小柄で太った地味な女に、男は次から次へと魅かれたか、読んでも分からない。
サスペンス映画のような面白さもあるが、一番面白いのは上田美由紀が勤めていたというデブ専バー(?)のママとのやりとりである。