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読割 50
紙の本
リュシス (講談社学術文庫)
著者 プラトン (著),田中伸司 (訳),三嶋輝夫 (訳)
美少年リュシスとその友人を相手に“友愛”とは何かを論じる「リュシス」と、知を愛することとしての“哲学”という主題を探究していく「恋がたき」を収録。「愛する」という根本的な...
リュシス (講談社学術文庫)
リュシス 恋がたき
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商品説明
美少年リュシスとその友人を相手に“友愛”とは何かを論じる「リュシス」と、知を愛することとしての“哲学”という主題を探究していく「恋がたき」を収録。「愛する」という根本的な営みについて洞察する珠玉の対話篇。【「TRC MARC」の商品解説】
美少年リュシスとその友人メネクセノスの二人を相手にして「友」とは何か、「友愛」とは何かを論じていく『リュシス』は、後世に幅広い影響を与えた名作として知られる。同じく二人の少年を相手にして「知を愛すること」としての「哲学(ピロソピア)」という主題を追求していく『恋がたき』をも併録した。「愛すること」という根本的な主題で貫かれた二つの対話篇、待望の新訳が登場!
「友愛について」という副題をもつ『リュシス』は、初期から中期への移行期の作品と推定される。ここでは、老年期にさしかかったソクラテスが、美少年リュシスとその友人メネクセノスを相手に「友」とは何か、「友愛」とは何かを論じていく。この主題は「誰かが誰かを愛するとき、どちらがどちらの友になるのか」という問いを追求していく形で展開され、対話がアポリアーに陥ったことを宣言したところで閉じられる。本作は、のちにアリストテレスの友愛論の土台となったように、今日まで広く読み継がれている。
この主題は、もう一篇の『恋がたき』に連なる。偽作との説も根強くある本作であるが、「哲学について」という副題を冠されているように、「知を愛すること」としての「哲学(ピロソピア)」という主題は、「愛すること」という根本的な問題を介して『リュシス』につながっている。同じように二人の少年にスポットライトがあてられる本作は、真作か偽作か、という問題とは別に、味読する価値を十分にそなえたものである。
「愛すること」で貫かれた二つの対話篇、待望の文庫版新訳!【商品解説】
目次
- リュシス(田中伸司 訳)
- 訳 註
- 恋がたき(三嶋輝夫 訳)
- 訳 註
- 解 説
- 文献表
- 訳者あとがき
- 関連地図
- 関連年表
著者紹介
プラトン
- 略歴
- 前427-347年。古代ギリシアの哲学者。代表作に『ソクラテスの弁明』、『クリトン』、『ラケス』、『饗宴』、『国家』など。
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ソクラテスの「友」や「友愛」についての問答で、現在でも世界中から読み継がれる名著の一つです!
2020/03/19 09:07
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、プラトンによって著された現在まで世界中の多くの人に読み継がれている名著の一つです。同書では、老年期に差し掛かったソクラテスが、リュシスという名の美少年とその友達メネクセノスに対して「友とは何か?」、「友愛とは何か?」を問い続けていくという設定で話が進んでいきます。この対話のねらいは、誰かが誰かを愛する時、どちらがどちらの友になるのか、ということを追求していくということでした。ソクラテスの問答法をよく理解できると同時に、友愛についても深く考察した一冊です。