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紙の本
大江健三郎全小説 6
著者 大江健三郎 (著)
ノーベル文学賞作家・大江健三郎の小説群を、詳しい解説を付して編集した全集決定版。6は、小説の技術の粋を尽くして、人間の不可思議な巡り合わせを胸に迫る懐かしさで描いた中期作...
大江健三郎全小説 6
大江健三郎全小説 第6巻
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:93,940円(854pt)
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商品説明
ノーベル文学賞作家・大江健三郎の小説群を、詳しい解説を付して編集した全集決定版。6は、小説の技術の粋を尽くして、人間の不可思議な巡り合わせを胸に迫る懐かしさで描いた中期作品18編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
いましめくくりの時のはじめに、八つの短篇を書いて、そこに映る自分を見る。切実な時代の影に、個の生の苦渋のあとは見まがいがたいが、ユーモアの微光もまんべんなくある。思いがけないのは、女性的なものの力の色濃さだった。遠い幼年時の自分と、それほど遠くないはずの死、また「再生」を思う自分を結んでいる。知的な経験と、森のなかの谷間の神話を、懐かしく媒介しているのも女性的なものだ(著者・『いかに木を殺すか』)
【収録作品】
身がわり山羊の反撃/「芽むしり仔撃ち」裁判/揚げソーセージの食べ方/グル―ト島のレントゲン画法/見せるだけの拷問/ヒメコの大抜け穴/もうひとり和泉式部が生まれた日/その山羊を野に/「罪のゆるし」のあお草/いかに木を殺すか/ベラックヮの十年/夢の師匠/宇宙大の「雨の木(レイン・ツリー)」/火をめぐらす鳥/「涙を流す人」の楡/僕が本当に若かった頃/マルゴ公妃のかくしつきスカート/茱萸(ぐみ)の木の教え・序
──中期傑作短・中編【商品解説】
収録作品一覧
身がわり山羊の反撃 | 7−63 | |
---|---|---|
『芽むしり仔撃ち』裁判 | 65−135 | |
揚げソーセージの食べ方 | 137−154 |
著者紹介
大江健三郎
- 略歴
- 大江健三郎(おおえけんざぶろう)
1935年1月、愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)に生まれる。東京大学フランス文学科在学中の1957年に「奇妙な仕事」で東大五月祭賞を受賞する。さらに在学中の58年、当時最年少の23歳で「飼育」にて芥川賞、64年『個人的な体験』で新潮文学賞、67年『万延元年のフットボール』で谷崎賞、73年『洪水はわが魂におよび』で野間文芸賞、83年『「雨の木」(レイン・ツリー)を聴く女たち』で読売文学賞、『新しい人よ眼ざめよ』で大佛賞、84年「河馬に噛まれる」で川端賞、90年『人生の親戚』で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞。94年には、「詩的な力によって想像的な世界を創りだした。そこでは人生と神話が渾然一体となり、現代の人間の窮状を描いて読者の心をかき乱すような情景が形作られている」という理由でノーベル文学賞を受賞した。
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電子書籍
初期作品を読み返せば
2024/01/31 21:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノーベル文学賞をも受賞した、
戦後日本文壇を代表する作家による、
生前最後の小説作品集の
電子書籍版です。
第六巻に収録された作品は、
見せるだけの拷問、その山羊を野に、
いかに木を殺すか、火をめぐらす鳥、
僕が本当に若かった頃、など。
紙の本
初期作品読み返し
2024/01/31 21:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノーベル文学賞も受賞した、
戦後日本文壇を代表する作家の残した、
生前最後の小説作品集です。
第六巻の収録作品は、
見せるだけの拷問、その山羊を野に、
いかに木を殺すか、夢の師匠、
火をめぐらす鳥、僕が本当に若かった頃、
などなど。