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紙の本
山口組三国志 織田絆誠という男 (講談社+α文庫)
著者 溝口敦 (著)
暴排条例による外圧、先細るシノギ、半グレら新勢力の台頭。ついに新世代の改革者が立ち上がる−。約半世紀、山口組をテーマに取材を続けてきた著者が、任俠山口組・織田絆誠を基軸に...
山口組三国志 織田絆誠という男 (講談社+α文庫)
山口組三国志 織田絆誠という男
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商品説明
暴排条例による外圧、先細るシノギ、半グレら新勢力の台頭。ついに新世代の改革者が立ち上がる−。約半世紀、山口組をテーマに取材を続けてきた著者が、任俠山口組・織田絆誠を基軸に、山口組の状況を検証する。【「TRC MARC」の商品解説】
いま、日本最大の暴力団で何が起きているのか? 分裂、再分裂を繰り返す山口組が抱える「恨みつらみ」の相克30年史と若き改革者・織田絆誠任侠山口組代表の実像と野望に迫った、著者だけが書けるヤクザルポの極北!【商品解説】
著者紹介
溝口敦
- 略歴
- ノンフィクション作家。ジャーナリスト。1942年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、フリーに。著書には『暴力団』(新潮新書)、『血と抗争 山口組三代目』『山口組四代目 荒らぶる獅子』『武闘派 三代目山口組若頭』『ドキュメント 五代目山口組』『山口組動乱!! 日本最大の暴力団ドキュメント2008~2015』などの山口組ドキュメントシリーズ、『食肉の帝王』(以上、講談社+α文庫)、『詐欺の帝王』(文春新書)、『パチンコ30兆円の闇』などがある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞を受賞した。
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紙の本
組織を個人から辿り解説してくれる一冊
2023/08/12 23:48
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投稿者:幸三 - この投稿者のレビュー一覧を見る
織田氏の半生と在日韓国人として父や祖父など親族の歴史もセットで語られながら、どう出世したのか、なぜ織田氏が期待されて絆会という組織ができたのか、という一点を語る中で、自然と神戸山口組が分裂によって結成される原因へと話は辿られていき、戦国時代を思わせる生きたサーガが語れています。業界の頂点に立つ組織の中での派閥争いは、裏社会のみにとどまらずオモテ社会にも影響を与えているようです。
現実に暴力をカネに替えて組織性を保持するのは国家でも手を焼いて軍部にクーデターを起こされます。それを非合法な活動の中で、新しいトップに推される織田氏の人間的な魅力の様なものが感じられました、とはいえ実際にはハチャメチャに怖い人なのでしょうけれど。