「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
冥途あり (講談社文庫)
著者 長野まゆみ (著)
【泉鏡花文学賞(第43回)】【野間文芸賞(第68回)】東京の下町に生まれ、文字職人として生きた父。亡くなってから意外な横顔に触れた娘は、あらためて父の生き方に思いを馳せる...
冥途あり (講談社文庫)
冥途あり
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
【泉鏡花文学賞(第43回)】【野間文芸賞(第68回)】東京の下町に生まれ、文字職人として生きた父。亡くなってから意外な横顔に触れた娘は、あらためて父の生き方に思いを馳せるが…。遠ざかる昭和の原風景とともに描き出す、ある家族の物語。【「TRC MARC」の商品解説】
川辺の下町、東京・三河島。そこに生まれた父の生涯は、ゆるやかな川の流れのようにつつましくおだやかだった──と信じていた。亡くなってから父の意外な横顔に触れた娘の家族のルーツを巡る旅が始まる。遠ざかる昭和の原風景とともに描き出すある家族の物語。第43回泉鏡花賞、第68回野間文芸賞受賞作。【商品解説】
収録作品一覧
冥途あり | 5−109 | |
---|---|---|
まるせい湯 | 111−199 |
著者紹介
長野まゆみ
- 略歴
- 東京都生まれ。1988年『少年アリス』で文藝賞受賞。本書で第68回野間文芸賞、第43回泉鏡花文学賞受賞。主な著書『レモンタルト』『野川』『デカルコマニア』『ささみみささめ』など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
昭和の香りがする作品、好きです
2019/03/09 22:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
平成の時代が終わりを告げようとしている。この5月からは新しい元号がスタートする。その中で、作者は「冥途あり」と「まるせい湯」という昭和の匂いを強く残した作品を書き上げた。これらの作品は2015年に発表されている。広島で被爆した父の話、葬式に参列してくれた正体不明の女性の話、廃業する銭湯の話、都電に乗った話、こういった昭和を感じされる話を読むことは自分も同じ場面に遭遇しているような錯覚を覚える。私にもいくつかそういった昭和の思い出がある、その思い出をこれらの作品を読みながら懐かしんだ。作者にはこれからも昭和を思い出させてくれる作品を発表していってもたいたい
紙の本
夢と現実と生と死と
2019/02/03 01:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
収録の2篇は世界観を同じくする。
わたしからわたしの親、祖父母、親族へと
ひろがっていく“わたし”の認識から
遡った時間軸での生と死の物語がひろがる。
先人へのオマージュも随所に散らばった作品。
「私」が「個人のみ」を差すようになったのって、
最近のことだなあ、と思う。