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紙の本
野村證券第2事業法人部 (講談社+α文庫)
著者 横尾宣政 (著)
もっとも活気があった1980年代の野村證券。トップセールスマンとして走り続け、「オリンパス巨額粉飾事件」で逮捕された著者が、黄金時代と事件の真相を綴った実名手記。新たに明...
野村證券第2事業法人部 (講談社+α文庫)
野村證券第2事業法人部
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商品説明
もっとも活気があった1980年代の野村證券。トップセールスマンとして走り続け、「オリンパス巨額粉飾事件」で逮捕された著者が、黄金時代と事件の真相を綴った実名手記。新たに明らかになった真相などを加筆し文庫化。〔2017年刊を大幅に加筆〕【「TRC MARC」の商品解説】
「人質司法の生贄」、過去最長2年8ヵ月勾留
バブル期の野村證券で最も稼ぎ、
オリンパス事件の容疑で実刑判決を受けた男が、
検察のデタラメなシナリオを、
怒りの完全論破!
著者が退職する1998年までの20年間、野村證券は金融国際化とバブル経済に湧き、トヨタを上回る約5000億円もの経常利益を叩き出す日本一儲けた会社だった。その激動の時代にトップセールスマンとして多額の手数料収入を稼いだ著者は、しかしその後オリンパス巨額粉飾事件の「指南役」とされて逮捕・起訴。根も葉もない容疑を一貫して認めず、過去最長となる2年8ヵ月もの間、東京拘置所に勾留されることになった。カルロス・ゴーン事件で世界から非難の声が上がった悪しき「人質司法」の生贄となったのだ。著者は拘置所に事件関連資料を取り寄せて徹底的に読み解き、検察が作り裁判所が追認したデタラメなシナリオを完全論破、事件の真相を独力で明らかにした。
【目次】
第1章 ノルマとの闘い
第2章 「コミッション亡者」と呼ばれて
第3章 「主幹事」を奪え
第4章 ブラックマンデーと損失補填問題
第5章 大タブチ、小タブチ――「ノムラ」な人々
第6章 やりすぎる男
第7章 さらば、野村證券
第8章 オリンパス会長の要請
第9章 オリンパス事件の真相
第10章 人質司法の生贄
第11章 司法ムラの掟【商品解説】
著者紹介
横尾宣政
- 略歴
- 横尾宣政(よこお・のぶまさ)/1954(昭和29)年、兵庫県出身。78年に京都大学経済学部を卒業後、野村證券に入社。金沢支店を皮切りに、第2事業法人部、浜松支店次席、営業業務部運用企画課長、高崎支店長、新宿野村ビル支店長などを歴任。98(平成10)年5月、野村證券を退社・独立し、コンサルティング会社「グローバル・カンパニー・インコーポレーテッド」(GCI)を設立して、社長に就任。ベンチャー企業の発掘、指導、投資などに携わる。
2011(平成23)年に発覚したオリンパス粉飾決算事件で粉飾の「指南役」とされ、翌12年2月には証券取引法・金融商品取引法違反の共犯容疑で逮捕・起訴。詐欺、組織犯罪処罰法違反の容疑も加えられるが、当初から一貫して否認を続け、2年8ヵ月にわたって東京拘置所などに勾留された。保釈後も無罪を主張して争ったものの、19(平成31)年1月に上告を棄却され、実刑判決が確定して収監される。
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