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紙の本
5と3/4時間目の授業 (講談社文庫)
著者 高橋 源一郎 (著)
文学の役割ってなんだろう? 常識ってどういうこと? 「読む」と「書く」をとおして、自分が変わる、人生が変わる。さあ、ことばをめぐる冒険の旅へ出かけよう! きのくに国際高等...
5と3/4時間目の授業 (講談社文庫)
5と3/4時間目の授業
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商品説明
文学の役割ってなんだろう? 常識ってどういうこと? 「読む」と「書く」をとおして、自分が変わる、人生が変わる。さあ、ことばをめぐる冒険の旅へ出かけよう! きのくに国際高等専修学校で行われた特別授業。〔「答えより問いを探して」(2019年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
あたりまえを疑ってみると、知らない世界が見えてくる。
「ぼくは、先生の役割って、一つの狭い常識のなかで生きている人に、そうじゃないよと教えてくれて、でも、その答えは自分で見つけなさいよ、といってくれることだと思います。」(本書より)
〈目次より〉
1日目・たぶん、読んじゃいなよ!
カリキュラムにはのらない授業/ソクラテスはなぜ自分で書かなかったのか/想像力を生む場所/「絶対にありえないこと」を疑ってみる/自分で探さなければ、先生には出会えない/「自殺をしてもいいのか?」―鶴見俊輔さんの答え/正解が見つからない問いに、どう答えるか/「外側」から考える/常識ってなんですか?
2日目・なんとなく、書いちゃいなよ!
小学校と工場の共通点は?/自由な論理は「危険」かもしれない/考えるときの基準は自分しかない/「浮かない感じ」―吉本隆明さんの戦争体験/説明できないモヤモヤを大事にする/「渋谷109方式」で文章が書ける!/自分以外の「私」を想像して書く/ほかの誰にも書けない文章ー木村センさんの遺書/「自分」という不思議なものを、ことばにする
本書は17歳の特別教室『答えより問いを探して』を文庫化の際、改題したものです。【商品解説】
著者紹介
高橋 源一郎
- 略歴
- 作家、明治学院大学名誉教授。1951年、広島県生まれ。1981年、『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長編小説賞優秀作を受賞しデビュー。1988年、『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、2002年、『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞、2012年、『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞、2019年、第70回NHK放送文化賞を受賞。他の著書に『一億三千万人のための小説教室』『ぼくらの民主主義なんだぜ』『読んじゃいなよ!―明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ』など多数がある。
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『相対的』と『深み』
2022/08/02 21:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「読む」という視点からと「書く」という視点からとをテーマにした講義録です。従って文体も口語体です。
本書を読了して感じた事は、読んだ文章も書いた文章も、「絶対」は無いという事。つまり「相対」として考えざるを得ないという事です。これは何も文章に限った事ではないです。
私自身、約4年間で550冊程の本を読了してきた中で思い知った事が2つあります。この世の中に絶対は無いという事。永遠も無いという事。本書はこれらのうち絶対は無いという事に対し「読む」と「書く」という側面から「深み」を以て私達に「何か」を気付かせようとした一書だと思います。