円居挽のミステリ塾 （星海社新書）

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先生たちの対談は面白かったし、その中で紹介されている本はみんな読んでみたくなりました。ミステリの書き方についてはしっかりとしたものから、○○を読めばいいといったトンデモ理論まであって先生方の個性が出てます。ネタバレについては相沢先生のmediumがガッツリで、他はふんわりと。本の裏話も面白かったです。

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好き嫌いはさておき、斜線堂以外の著作には触れたことあり、読んでみることに。個人的に、本質である”塾”としての後半部分より、各社の読書遍歴が語られる前半の方が興味深かったのは、ノウハウ本よりブックガイド的側面を期待していた自分としては、まあ当たり前の結果。という訳で、なかなかに楽しめました。

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ミステリ作家・円居挽と、五名のミステリ作家による対談集。読書遍歴、創作のテクニック等、ミステリの話題がいっぱい。特定の作品についてはネタバレありの部分もあるので、できればその部分は読んでおく方が良いでしょう。読んでいないのも実はあったのだけれど……少なくとも相沢沙呼「medium霊媒探偵城塚翡翠」は読んでおかないとダメです。
ミステリ「塾」なので、創作を志している人には学ぶものも多そうですが。そうでなく、単純にミステリが好きというだけなら、軽く楽しく読む、というのもありです。さまざまなミステリの話題が出てくるだけで楽しいんだもの本当に。

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大好きな作家さんの対談がメインだったので、読んでいて楽しかったです。ミステリー書く気なくても、解説というか、こんな風に物語が生まれたんだ！という楽しみ方できます。それにしても、本当に作家さんたちは読書家ですねぇ。
それぞれに課題図書あるので、できれば読んでおいた方が無難。特にmedium。
青崎有吾「アンデッドガール・マーダーファルス」
斜線堂有紀「楽園とは探偵の不在なり」
日向夏「薬屋のひとりごと」
相沢沙呼「medium霊媒探偵城塚翡翠」
麻耶雄嵩「メルカトルかく語りき」
メルカトルだけ読んでなくて、これより古いのから読もうと、「夏と冬の奏鳴曲」かりたら、760ページもあって、それすら読み終わらなくて、あきらめて先にこの本読みました(返却期限迫ったので)。

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“ミステリーの書き方を習う”という意識がなくとも、テンポ良く進展するので読みやすくそれぞれのエピソードを楽しめた。

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未読の作家が多く登場していたので、今後読むきっかけにしようと手にしたら、ネタバレ有りの対談でぎゃふん。
作家になるまでの経緯や、影響を受けた作家や作品についての部分のみ拾い読み。ここだけでも各作家の個性がわかり、読みたい気持ちは高まりました。
本語りは楽しい。

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今人気の作家さんがどんな読書遍歴を経てどう作家になっていったかのインタビューが読めて面白いは面白いんですけれど、当たり前ですが作品の内容に踏み込んだ話も多いので3割くらいネタバレを避けて読めないところがあったのが無念。また該当作読んでから読み直したいです。

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第一線で活躍するミステリ作家の方々がデビューするまでに読んできた本を紹介し、自身の作品をどんな風に着想して作り上げていったかの解説までしてくれる贅沢な本です。
クリスティーとクイーンは必読だなと思いました。
あとがきに書かれている「自分でミステリを学ぶためのヒント集」という言葉がまさにピッタリ。
読みたい本がますます増えました。