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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.6
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社新書
  • サイズ:18cm/235p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-720499-5
新書

紙の本

中国の異民族支配 (集英社新書)

著者 横山 宏章 (著)

現代中国のアキレス腱、民族問題の根源とは何か。孫文、蔣介石、毛沢東といった中国近現代史における重要人物の言葉を検証。中国の異民族支配の根底にある、清朝以前から変わらない華...

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中国の異民族支配 (集英社新書)

税込 792 7pt

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商品説明

現代中国のアキレス腱、民族問題の根源とは何か。孫文、蔣介石、毛沢東といった中国近現代史における重要人物の言葉を検証。中国の異民族支配の根底にある、清朝以前から変わらない華夷秩序構造をあぶりだす。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

横山 宏章

略歴
〈横山宏章〉1944年山口県生まれ。一橋大学法学部卒業。法学博士。北九州市立大学大学院社会システム研究科教授。著書に「中華思想と現代中国」「反日と反中」「長崎が出会った近代中国」など。

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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.7

評価内訳

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紙の本

<中国人>の境界とは

2009/07/25 21:58

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:梶谷懐 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は新書ということを差し引いてもその記述がいささか荒っぽく、先行研究の記述にそのまま乗っかっているところも多いが、現在に至る中国の異民族支配の矛盾を歴史的観点から理解するには手ごろな一冊だ。

 清朝を倒して近代中国の礎を築いた革命派のスローガンは「排満興漢」であった。そこでの中国人はほぼ「漢民族」とイコールであり、そこに満州人やモンゴル人やイスラム教徒は含まれていなかった。それら異民族を徹底的に排除する「韃虜の駆除」さえ唱えられた。それに対し、異民族をも包括した「大一統」という概念に基づき<中国人>を定義しようとしたのはむしろ梁啓超などの維新派である。ここから中国のナショナリズムは異民族を排除(「華夷之弁」)する国民国家的なものか、あるいはそれらを包括した「帝国的ナショナリズム」か、という二つの極の間で揺れ続け、そのたびに<中国人>の境界も変化した。

 その「揺れ」を体現したのが孫文の民族観である。「華夷之弁」を唱える革命派の領袖でありながら、一旦中華民国が成立すると「大一統」の系譜につらなる「五族協和」をスローガンとして取りいれ、さらには同化主義を前面に出した「中華民族の創設」へ、さらには民族自決を掲げたコミンテルンとの政治的妥協と、この「革命の父」の<中国人>観は、麻生総理も真っ青なくらい大きくブレ続けた。

 中国共産党自体も初期の陳独秀のころはコミンテルンの方針に沿った民族自決・連邦制路線を踏襲していたのが、その後よりプラグマティックな民族区域自治へと大きく転換し、中華人民共和国成立後は清朝の版図を引き継ぐ「大家庭」に各民族が属する、という図式を自明にするにいたった。単純な同化主義=大漢族主義を戒める費孝通の「中華民族多元一体論」が公式見解として確立した現在でも、その枠組みに異を唱えるものはダライ・ラマやラビア・カーディルのようにいとも簡単に<中国人>の枠外に追放される。

 このような状況は、小熊英二氏が『単一民族神話の起源』『<日本人>の境界』などの仕事で達成した、<日本人>という境界の恣意的な設定をめぐる問題群と基本的に同一線上で理解できるだろう。<国民>をめぐる境界が揺れ続けることは、その境界線上にいる人々に大きなストレスを与え、無意識のうちに追い込んでしまう。同化しても、反抗しても、どちらも自分を傷つけてしまうからだ。たとえば、戦前、台湾人や朝鮮人を誠実に「同胞」として扱う日本人は決して少なくなかった。しかし、その誠実さも「境界」が揺れ続ける帝国的ナショナリズム支配に組み入れられたものである以上、たとえ無意識であったとしてもマイノリティに対する抑圧的な振舞いからは逃れられない。

 現代中国においても基本的な構図は変わらない。いかに少数民族やその居住地に対するアファーマティブアクションやバラマキが行われようとも、それが<国民>の「境界」が絶えず揺れ続ける帝国的ナショナリズムの文脈で行われる限り、それは悲劇を再生産する役割しか果たさない。2008年以来のチベットや新疆ウイグル自治区での騒乱は、そのことを明らかにしたのではないだろうか。

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紙の本

華夷秩序と大国民国家。

2009/08/15 23:22

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本にあるように辛亥革命の前年の宣統2年(1910年)に清軍がチベットに攻勢をかけた事が記されている(116頁)が、清朝自体が満洲族が漢民族をはじめ、色々な民族を支配する体制だったのが満洲族が漢民族に同化して、それ以外の民族を支配するように変化していった事が落ちている。それも、無意識にしろ、ある種の漢民族中心主義だ、
 確かにモンゴルやチベットの独立運動が始まったきっかけは辛亥革命にしても、北洋軍閥の前身となった曾国藩の湘軍をはじめとする軍閥が出来たのが太平天国の乱であり、北京政府時代の官僚達も元々は清朝の官僚達だ。
 それと著者は「少数民族」を差別語扱いして、「異民族」という言葉を表題にも使っておられるが、どうも「異民族」という言葉にしても、漢民族を中心にした響きがあって、イマイチだ。
 清朝に似た存在なのは、かつてのオーストリア・ハンガリー帝国だろう。ハプスブルク家の退場後に現れた中欧の諸国民国家が未だに火種になっているのも似ている。民族主義と国民国家が生まれるきっかけはフランス革命だが、民族主義と国民国家を否定する面々はフランス革命(なかんずくボリシェヴィキの先祖のようなロベスピエールやジャコバンの恐怖政治を)は否定しないから、困ったものだ。オスマン帝国も似ているかも知れない。こちらも末期はイスラーム帝国からトルコ民族の国家に変化していったのも清末と似ている。

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2010/05/09 11:15

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2011/04/25 16:24

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2011/06/18 02:40

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2013/02/26 22:22

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2013/03/20 10:50

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2017/01/23 19:21

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