「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
キッドの運命 (集英社文庫)
著者 中島 京子 (著)
突然あの女があらわれたのは、雷鳴が鳴り響き、雹がばらばら降った日だった。しかも、あろうことか彼女は海からやってきたのだ−。表題作ほか全6編を収録した近未来小説集。【「TR...
キッドの運命 (集英社文庫)
キッドの運命
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
突然あの女があらわれたのは、雷鳴が鳴り響き、雹がばらばら降った日だった。しかも、あろうことか彼女は海からやってきたのだ−。表題作ほか全6編を収録した近未来小説集。【「TRC MARC」の商品解説】
すぐそこにある未来は、こんな奇妙なものかもしれない。
廃墟化した高層マンションの老人が消えるわけ。汎用型AIが人を超えた時に起こる異変。
アグリビジネスから逃れた種の行き先――。
『小さいおうち』『長いお別れ』の著者が贈る、初の近未来小説。
とつぜんあの女があらわれた日は、雷鳴が鳴り響き、雹がばらばら降った日だった。しかも、あろうことか彼女は海からやってきたのだ。ドーニを一人で操縦して――「キッドの運命」
十四歳のミラは、東洋人の祖母が暮らす田舎で夏休みを過ごす。おばあさんばかりがいるその集落には、ある秘密があって――「種の名前」
人工多能性幹細胞から作った子宮? ぼくは、寝起きの顔をぶん殴られたような衝撃を受けた――「赤ちゃん泥棒」 他、全6編。
【著者プロフィール】
中島京子(なかじま・きょうこ)
1964年東京生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業。出版社勤務ののち、フリーライターに。米国滞在を経て、2003年『FUTON』で小説家としてデビューする。10年、『小さいおうち』で第143回直木三十五賞受賞、14年『妻が椎茸だったころ』で第42回泉鏡花文学賞を受賞。15年、『かたづの!』で第3回河合隼雄物語賞、第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞、第28回柴田錬三郎賞の三冠を達成し、同年『長いお別れ』で第10回中央公論文芸賞、第5回日本医療小説大賞を受賞。
【商品解説】
収録作品一覧
ベンジャミン | 7−37 | |
---|---|---|
ふたたび自然に戻るとき | 39−69 | |
キッドの運命 | 71−108 |
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
近未来小説のための創作ノート的作品。
2023/10/12 11:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
近未来小説のための創作ノート的作品。結末のないのが惜しいが様々な近未来世界の描写が実に興味深い。近未来の姿をもう少し詳細に書き込み、何らかの結末をつけてほしい気もしたが、人間が進化する過程で見失ってきたモノ(人間性とかなんとか)に視点が向けられてると思えばこれで良いとも思えてくる。少々日本人離れした著者の思考が面白い。フランス文学者の母親の影響だろうか。