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商品説明
【吉川英治文学賞(第53回)】薬物依存症患者やDV被害者の女性たちが暮らすシェルターで発生した火災。聖母のように優しい「先生」は入居者を助け、死亡。皆が悲しむなか、死体は別人だと発覚し…。『小説すばる』連載を加筆・修正し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
聖母の正体は。心に傷を負った女性たちのシェルター「新アグネス寮」で火災が発生。「先生」こと小野尚子は入居者を助け、死亡。ふさわしい最期を悼むなか、死体は別人だと発覚し……。傑作長編。
【商品解説】
著者紹介
篠田節子
- 略歴
- 〈篠田節子〉1955年東京都生まれ。「絹の変容」で小説すばる新人賞、「ゴサインタン」で山本周五郎賞、「女たちのジハード」で直木賞受賞。
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紙の本
人間とは、罪とは
2022/02/17 15:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
500ページを超える長編。
物理的にも心理的にも重くて読み切れるか心配だったが、あっという間に読み終わった。
薬物依存、DV被害者たちが暮らす施設で、「先生」と慕われた慈善活動家の女性を巡る物語。彼女の死後、別人が長年にわたって「先生」になりすましていたことが発覚する…という内容で、人間の本質に迫る。
「先生」は誰なのか、謎解きをしながら読む過程は、ミステリーのようでもある。
紙の本
羊と狼
2018/09/06 07:46
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
薬物依存やDVに苦しめられた女性たちのシェルター「新アグネス寮」に発生した火災で、先生と呼ばれ尊敬を集めていた「小野尚子」が、赤ん坊を助けるため焼死した。しかし、警察から意外な事実を告げられる。焼死したのは「小野尚子」ではなく、別人であると。
では、死亡したのは何者か?その正体を探る長編ミステリー小説です。
なかなか引かれる冒頭部分に対し、正直その後は起伏に乏しいというか、衝撃的な展開に欠けるという感じです。
残念ながら“篠田節子ワールド全開”というような作品ではなく、不完全燃焼で読み終えました。文体も、「らしくない」といった印象です。
才能のある作家さんなので、次回作に期待させてもらいます。