紙の本
びっくり!
2023/09/04 21:17
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投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
装丁の優しさとのギャップを感じる、中盤の壮絶な展開に驚きました。
ジョイの愛くるしさに癒されます。
生きているってすごい。とわちゃんは、とびきりすごい。
紙の本
応援したい気分で読みました
2024/03/06 11:08
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投稿者:Jung - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公を応援したい気分で読みました。どんな状況でも、常に前向きに生きようとする姿勢に共感させられました。
紙の本
正直なところ、感動はしなかった。
2023/12/24 19:28
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジョイが登場して救われた。
それまでは、母親に暗い過去があったにせよ気持ち悪かった。
とわは発見され保護されたが、徐々に社会を知り、家に戻ってジョイと暮らし始める。
基本的なこととして、どうやって生活しているのだろう、生活が成り立つのが不思議だ。
そこまでの救済制度は思いつかない。
あくまでも、お話なのだろう。
紙の本
高評価の理由がわからない
2023/11/30 14:33
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
こう言っては悪いけど、気持ち悪い。
目の見えない人が独力で十年生きていける?
それを知った上で通報しない人って?
解説で救われた。
これは「寓話」なんだよって。
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目が見えなくても絶対後ろを振り返らず前だけを見て歩いていく主人公のとわに心惹かれました。こういう生き方ができたらいいな。自分が主人公の物語を作ってみたくなった!
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まだ小川糸さんの本を読むのは、これで3冊目。
普段、ミステリーばかり読んでいるけど、たまに自然や風景の表現が上手くて、暖かな気持ちになる本を読みたくなる。心の緩衝材になるのは、小川糸さんの物語かな?と思っている。
前半はまさかまさかの不穏な空気で、あれ?ミステリーにならないよね?お母さんとオットさんしか出てこないし、あと半分どうやってもハーピーエンドな気がしない…。と思っていたら、後半は安心。
とわちゃんは生まれてずっとお母さんと見えない臍の緒が繋がったまま生きて来たんだなぁ。でも、自分で断ち切って自立していく様がカッコよくさえ思える。
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綴られる言葉が美しくて優しくて暖かかった。
あらすじから想像していたよりも何倍も、とわが一人になるまで、一人になってからの時間がとてもしんどかった。
でもとわが香りから音から世界を感じる描写は美しくて、私もそんな風に世界を感じたいと思った。
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盲目の少女とわは母親と2人で暮らしていました
物語を読んでもらい、その中から外の世界を想像します。朝鳴く鳥の声、庭の木々、草の香り
それで季節を理解していました。平穏で幸せだと思っていた時は母親に捨てられてから、壮絶な孤独の闇の中に置かれます。ある日彼女は外へ出ます。そこには彼女を守ってくれる人達がたくさんいました。盲導犬との出会いも世界を広げてくれました。目の見えない人の感性で描かれている世界は、目の見える私にとって戸惑いでもありました。生きると言う事、感動と涙でした。感謝
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最初は、母と娘のほのぼのストーリーと思いきや、だんだんと怪しい雰囲気に。重く、苦しい場面もありましたが、とわがどうやって生きていくんだろう、とそちらに興味が惹きつけられ最後まで一気に読んでしまいました。
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中盤まで読むに耐えない描写を含みつつ物語りに引き込まれ、終盤にかけて盲導犬ジョイとの出会いと信頼を軸に盲目である自分の人生を明るく照していく主人公に心動かされる。
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発想がすごい!まさかの角度からの描写に引きこまれた。前半は不思議な世界。後半は主人公が徐々に世界に馴染んでいく様子が面白い。
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感想
自分の足で立てない。だから誰かに頼る。そのままでは相互依存へと落ちていく。何ができるかを考え成長を続けお互い様と言ってもらえるように。
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表紙の絵にひかれて読んでみた。
依存し合う母と娘の生活、母の精神の不安定さに、自分が主人公になったような、心細い気持ちを抱きながらページをめくり続けた。後半は人間の強さや出逢い・優しさの支えもあり、表紙に表現されるような温かい感情になった。人は思っているよりたくましい。どんな経験も感情も自分の人生には必要な事なのだ、と素直に思える本だ。本棚に残しておきたい本。
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表紙から暖かく穏やかな物語を想像して読み始めるたけれど、なかなか心が苦しくなる展開が待っていました。
それでも、過酷な過去を乗り越えて、希望を持って光に満ちた人生を歩み始めた主人公の人生観はとても素敵で。
「言葉にも蜃気楼というかオーラみたいなものがあって、ただ音を聞き流すのではなく、じっくりと手のひらに包むように温めていれば、そこからじわじわと蒸気のように言葉の内側に秘められていたエキスが、言葉の膜の外側ににじみ出てくる」
「人には、それぞれの匂いがあるけれど、みんな違う。それは、いろんな花が集まってひとつにまとめられた花束のようなもので、強い華やかな香りを出す人もいれば、ちょっとしおれたようは、けれど不快ではない複雑な匂いを放つ人もいる。ひとりの人の匂いでも、そこにはいくつもの匂いが紛れていて、それがひとつに合わさって、その人独自の花束になる」
目が見えているからこそ受け流してしまいがちな、繊細な幸せを、大事にしたいと感じたお話しでした。
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「涙と生きる力が溢れ出す感動長編」という裏表紙の言葉と「ライオンのおやつ」を書かれた小川糸さんの作品ということで手に取ってみた。もちろん、通勤電車の中で読む様な不用意な真似はしなかった。
盲目の不幸な少女の生い立ちから始まるのだが、母との愛情に満ちた柔らかなストーリが続いていく。ん、どうなるのだろう?と思っているうちに、壮絶なというか過酷な現実が待ち受けていた。
とてもまともに読むことができなかった。過酷すぎる。25歳までの生い立ちが厳しすぎる。その状況が淡々と少女の目線で語られていく。涙腺が緩む余裕すらなかった。
しかし保護されて以降、十分な栄養、最低限の教育、心温まる指導を受け入れることができ、しっかりと人生を歩み始める。盲導犬にも恵まれた。
目が見えない分、聴覚や嗅覚が鋭敏になっている。元々暮らしていた家の庭の小鳥や植物たちの気配や匂いによる印象・感覚が女性が生きているということを自覚させてくれる。
この作品は一人の女性が多難な人生を生き抜いていく力強さと周りの人々の温かみが身に沁みる作品だったと思う。読んでいる途中で過酷すぎて見失っていた裏表紙の言葉が、読後に甦ってきた。