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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2020/10/29
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/247p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-331193-5

紙の本

とわの庭

著者 小川糸 (著)

帰って来ない母を〈とわ〉は一人で待ち続ける。〈とわ〉に力を与えてくれたのは、ピアノの音、手製の雑巾、犬のジョイ…。草木や花々、鳥の声。生命の力に支えられ、光に守られて生き...

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とわの庭

税込 1,650 15pt

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商品説明

帰って来ない母を〈とわ〉は一人で待ち続ける。〈とわ〉に力を与えてくれたのは、ピアノの音、手製の雑巾、犬のジョイ…。草木や花々、鳥の声。生命の力に支えられ、光に守られて生き抜く少女を描いた書下ろし長篇小説。【「TRC MARC」の商品解説】

帰って来ない母を待ち、〈とわ〉は一人で生き延びる。光に守られて、前を向く。暗い淵のなかに身を沈めて仰ぎ見る、透き通った光。「生きているって、すごいことなんだねぇ」。歌う鳥たち。草木の香り、庭に降りそそぐ陽射し。虹のように現れる、ささやかな七色の喜び。ちっぽけな私にも、未来、はあるのだ。読み終えると、あたたかな空気が流れます。本屋大賞第2位『ライオンのおやつ』に続く、待望の長編小説。【商品解説】

著者紹介

小川糸

略歴
〈小川糸〉1973年生まれ。2008年「食堂かたつむり」でデビュー。ほかの著書に「つるかめ助産院」「ツバキ文具店」など。

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みんなのレビュー261件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

生きる喜びに心震わされる物語

2022/01/04 21:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

目の見えないとわは、大好きな母親と幸せな日々を送っていた。しかしある日母親の気配が感じられなくなり、1人家に残されたとわは…

目の見えないとわだが、人の優しさ、また相棒との出会いによって人生に優しい光がさすようになる。
“幸せだねぇ、生きているって、すごいことなんだねぇ”というとわの言葉が、これまでの数々の困難を乗り越え辿り着いた言葉だと思うと心が熱くなった。
どんな時も周囲に優しくあり、心を通わせ世界を全身で感じようとしたとわに勇気と明日を生きる元気をもらえた。

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紙の本

心温まるけど少し切ない物語

2021/05/13 13:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

前半は読みながら少し不安になる。母の「あい」が「とわ」を愛しすぎている。悲しい別れが来ると思ったとき、実際別れが来るのだが、その後が不幸ではない意外な展開に。こんな出会いがあるとは…。後半からはぐいぐい読める、さすが小川糸さん!!

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紙の本

だから、今この時を謳歌しなくちゃ。勇気をもらえる本。

2023/10/01 16:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初こそ、目の見えないとわちゃんと、お母さんとふたりだけの幸せなお話かと思ったら
とわちゃんに対する、お母さんの接し方が変わり始め、
お母さんは居なくなってしまいます。
それでも、お母さんを待ち続けたとわちゃん。

とわの庭という、自分だけの空間から
たくさんの人が居る世界への道のりは
とても恐ろしく、辛かったことでしょう

それでも、少しずつ世界との関係を取り戻していき
盲導犬のジョイや、近所のマリさんとの触れ合いで
目が見えないという障がいを持っていても
明るく前向きに生きていく姿を
つい応援したくなりました。

30歳になって、写真館で写真を撮ってもらう時に
"だから、今この時を謳歌しなくちゃ。"244頁
と思うことのできる、とわちゃんが
誰かに支えてもらいながらも
しっかりと自分の足で未来へと歩んでいこうとする。
昔の怖がりな自分から抜け出したのだな。と感じました。

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紙の本

とわ

2021/03/11 20:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

「とわの庭」というタイトルに庭いじりの好きな私は、内容を勝手に思い込んでしまいました。私も自分のお気に入りの庭を造りたいと思います。

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紙の本

赦しと前進

2021/02/24 21:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る

盲目で、世間から隔離され、物事を何も知らずに育った主人公「とわ」は、ある日突然母親から放棄され、一人で生きて行くことに
混乱、悲しみ、飢えなど、過酷な環境の中でも小さなことに慰めを見つけながら、必死に前進し、生きようとする姿に(これからどうなるの?)と、読むのをやめられませんでした
稀有な人生で、とわが、知っていくこと、得たもの、手放したもの、そして赦すということ
それぞれに深い味わいがあり、また、多彩な登場人物たちにもいつもと同じく魅了されました

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紙の本

一瞬ファンタジーのような佇まいだが、恐怖と驚きと希望が同居したような物語

2020/12/22 16:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

冒頭、清潔で美しい母子の生活が描かれていたもんだから油断した。その生活は、少しずつ破綻し、壊れたような日々になり、読者でいることが苦しい。それでも、主人公のとわは、ヒトというより野生動物のようにそこを生き延び保護される。
物語は後半、親に虐待された少女の再生の日々が描かれて、希望をもって終わる。
最初から最後まで、なにか息を詰めるように読んだことに読了後気づきました。タイトルにされた「とわの庭」に植えられた植物のことや、この作家がこだわって描いたのだろう暮らしぶりのことなどなど、もっと味わいながら読みたかったのだが、それは再読の時に取っておくことにした。

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紙の本

うーん、なんと言って良いか?

2020/11/23 19:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まだ、なりたての小川糸さんのファンです。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

暗い、怖い内容から、気が滅入った! 読むの止めようか?と思ったけど、ここで止めると、どんよりとした気持ちが残ったままになるので、最後どうなるのか?気になって、一気に読み終えた。 少しづつ内容が好転して終わって、読み終えて、気持ちも落ち着いたが、こんなにも重く、深い内容に、正直、楽しめなかった。

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2021/02/05 22:26

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2020/11/27 21:39

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2021/12/16 23:15

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2020/10/29 13:59

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2020/11/01 00:57

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2020/11/10 07:46

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2020/12/12 19:53

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2020/11/01 20:38

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