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紙の本
沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝
著者 細田 昌志 (著)
【講談社本田靖春ノンフィクション賞(第43回)】キックボクシングを創設。沢村忠と一大ブームを起こし、五木ひろしを世に送り出した名プロモーター・野口修。彼はどうやって成功を...
沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝
沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―
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商品説明
【講談社本田靖春ノンフィクション賞(第43回)】キックボクシングを創設。沢村忠と一大ブームを起こし、五木ひろしを世に送り出した名プロモーター・野口修。彼はどうやって成功を摑み、どのタイミングでそれを手放したのか。伝説の男の数奇な人生を昭和裏面史とともに描く。【「TRC MARC」の商品解説】
キックボクシングを創設し、芸能界を制した伝説のプロモーターの数奇な人生。若槻礼次郎暗殺未遂に関与したプロボクサーを父に持ち、多様な人脈の中で育った野口。彼はタイのムエタイを「キックボクシング」として日本に持ち込み、沢村忠を擁して一大ブームを巻き起こす。さらに、まだ無名だった五木ひろしを日本レコード大賞歌手に育てあげた――。伝説の興行師の足跡と共に刻まれた、壮大な昭和裏面史を描く!【商品解説】
著者紹介
細田 昌志
- 略歴
- 〈細田昌志〉1971年岡山市生まれ。鳥取城北高校卒業。放送作家。著書に「ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか?」など。
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電子書籍
著者の覚悟と執念に脱帽。 野口修の評伝にして、筆者・細田昌志の情熱の旅路に同行できる渾身のノンフィクション。
2022/08/11 06:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「野口修を書くということは、野口家について書くということです。そこに触れないと意味がない。あなたは、そのことをわかっていますか」
「野口家というのは特殊な家なんです。古い関係者でも、その背景についてはあまり知らないし、知ろうとしない。蓋をしているものを開けることになりかねないから。いろんなものが出てしまいかねないから。あなたは、そのことを判った上で取材をしていますか」
作家の安部譲二を自宅に訪ねた際、開口一番迫られたという。
「喉元に刃物を突きつけられた気がした」と筆者は述懐する。
その緊張感の中、そして、出版元が決まらない中、取材は10年の時を重ねる。
執筆途中からは、水道橋博士の「メルマ旬報」での掲載もなされた。
野口本人に、何度も取材をした。
武勇伝から語りたくない歴史まで、筆者は鋭く切り込んだ。
独特のしぐさでたばこももみ消す野口の姿に、昭和のあの大ヒット曲が重なっていく。
キックボクシングを創設。
「真空飛び膝蹴り」「キックの鬼」沢村忠の「日本プロスポーツ大賞」。
芸能界にも進出し、国民的歌手・五木ひろしは「日本レコード大賞」を獲得。
そのプロデュースを担った歴史上の人物。
だが、その実像は知られない、語られないままになっている。
野口本人への評価も、人によって180度違う。
関係する人々を訪ねて、日本全国を歩きに歩いた。その旅はバンコクにまでもたどり着いた。
現存する膨大な資料を、執念で追いかけていく。
そして、一つひとつの事実を確認しながら、歴史の真実へと迫っていく。
野口本人と、昭和の日本の語られなかった実像が次々と明らかになっていく。
著者の覚悟と執念に脱帽する。
野口修の評伝にして、筆者・細田昌志の情熱の旅路に同行できる渾身のノンフィクション。
紙の本
昭和のプロモーター・野口修の評伝にして、筆者・細田昌志の情熱の旅路に同行できる渾身のノンフィクション。
2022/04/09 19:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「野口修を書くということは、野口家について書くということです。そこに触れないと意味がない。あなたは、そのことをわかっていますか」
「野口家というのは特殊な家なんです。古い関係者でも、その背景についてはあまり知らないし、知ろうとしない。蓋をしているものを開けることになりかねないから。いろんなものが出てしまいかねないから。あなたは、そのことを判った上で取材をしていますか」
作家の安部譲二を自宅に訪ねた際、開口一番迫られたという。
「喉元に刃物を突きつけられた気がした」と筆者は述懐する。
その緊張感の中、そして、出版元が決まらない中、取材は10年の時を重ねる。
執筆途中からは、水道橋博士の「メルマ旬報」での掲載もなされた。
野口本人に、何度も取材をした。
武勇伝から語りたくない歴史まで、筆者は鋭く切り込む。
独特のしぐさでたばこももみ消す野口の姿に、昭和のあの大ヒット曲が重なっていく。
キックボクシングを創設。
「真空飛び膝蹴り」「キックの鬼」沢村忠の「日本プロスポーツ大賞」。
芸能界にも進出し、国民的歌手・五木ひろしの「日本レコード大賞」獲得。
そのプロデュースを担った歴史上の人物。
だが、その実像は知られない、語られないままになっている。
野口本人への評価も、人によって180度違う。
関係する人々を訪ねて、日本全国を歩きに歩いた。その旅はバンコクにまでもたどり着いた。
現存する膨大な資料を、執念で追いかけていく。
そして、一つひとつの事実を確認しながら、歴史の真実へと迫っていく。
野口本人と、昭和の日本の語られなかった実像が次々と明らかになっていく。
著者の覚悟と執念に脱帽する。
野口修の評伝にして、筆者・細田昌志の情熱の旅路に同行できる渾身のノンフィクション。
紙の本
キックの歴史、野口修の歴史
2022/02/27 19:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東京のSS - この投稿者のレビュー一覧を見る
もの凄い取材力、よく出版できたものです。
キックボクシング、芸能、格闘技全般によく野口修氏の名前は出てきてました。名プロモーターです。しかし、ここまで凄まじい家系とは。父親が最強と言われた、あのライオン野口の異名をとったプロボクサーです。国士でもありましたね。あの人の息子なら、さもありなんか。激しい人生です。沢村忠のキックボクシングはテレビで見てました。梶原一騎のキックの鬼にとゆうアニメにもなり、一世を風靡しました。今のキックやK1があるのもこの時代があったから。
紙の本
すばらしき労作
2022/01/27 19:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前から連綿と続いた右翼人脈により今に続く格闘技、芸能の興行が拓かれていく。その節目節目に深く関わり、キックボクシングを創設し、五木ひろしを世に送り出した男の野望の顛末を、夥しい証言と史料によって事実を繋げ掘り起こしていった、いわば戦後興行裏面史。
紙の本
キックキック、キックの鬼だあ
2022/11/10 13:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
沢村忠というキックボクサーがいた。「キックの鬼」というアニメもあった、その主題歌さえ歌っていた、大人気だった、しかし、それは遠い昔、今は誰もがそんな人、いたような気もするような、という存在になっている、もちろん、沢村を育てた人のことなんて誰も知らない