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紙の本
脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出 (新潮新書)
著者 鈴木 大介 (著)
41歳で脳梗塞になった後、僕は僕じゃなくなった!? 小銭が数えられない、電話できない、会話できないの「できないこと」だらけに加えて、号泣の日々。「脳が壊れた」から2年、リ...
脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出 (新潮新書)
脳は回復する―高次脳機能障害からの脱出―(新潮新書)
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商品説明
41歳で脳梗塞になった後、僕は僕じゃなくなった!? 小銭が数えられない、電話できない、会話できないの「できないこと」だらけに加えて、号泣の日々。「脳が壊れた」から2年、リハビリ後の困難とその克服を当事者が描く。【「TRC MARC」の商品解説】
41歳で脳梗塞を発症。リハビリを重ね、日常生活に復帰した「僕」を待っていたのは「高次脳機能障害」の世界だった! 小銭が数えられない、「おっぱい」から視線が外せない、人混みを歩けない、会話が出来ない、イライラから抜け出せないの「出来ないこと」だらけに加えて、夜泣き、号泣の日々。『脳が壊れた』から2年、著者はいかにして飛躍的な回復を遂げたのか。当事者、家族、医療関係者、必読の書。【本の内容】
著者紹介
鈴木 大介
- 略歴
- 〈鈴木大介〉1973年千葉県生まれ。ルポライター。著書に「最貧困女子」「脳が壊れた」「されど愛しきお妻様」など。
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電子書籍
こんな症状があったな!
2019/06/17 14:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RGOYAJI - この投稿者のレビュー一覧を見る
私自身が高次脳機能障害です。脳コワさんです。
しかし著者ほどの障害は残っておりません。現在は普通に日常生活を送れています。
私は、転落事故により脳に障害があります。事故後2週間ほどの入院でした、退院後1週間くらいで、仕事に復帰しました。もちろん事務仕事ですが、その仕事をしていても、途中で何をしているのか忘れてしまうことがあり、もう一度初めに戻って何をしていたのか、確認をしてそれで思い出して仕事を再開するという具合でした。
仕事は全然進まず、1日でこれだけと自分で思うくらいしかできませんでした。
その時は、考えていると、頭からけむりが出ているのではないかというくらい、脳がフル回転している感じでした。それは著者の言う、口パク状態を同じだったんだとこの本を読んで納得しました。
私のように、それほどの障害が残っていなくても、少しの事でも脳がフル回転して満足な仕事が出来なかったのです。
高次脳機能障害は見えない障害といわれ、ほかの人からは障害のない普通の人にみえてしまい、やろうとしているのに、なかなか出来ずに時間がかかってしまうから、怠けているように見えてしまいます。
是非この本をたくさんの人に読んでもらい、高次脳機能障害の事を理解してもらえたら高次脳機能障害の人もそうでない人も、生き易い世の中になるのではないでしょうか?
紙の本
貴重な実体験の記録&想像力の労作
2019/03/16 20:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:十楽水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高次脳機能障害の当事者、体験者の手記。障害は軽度~中等度と思われますが、当たり前に出来ていたことができない、自分をコントロールできないことが、どれだけ深刻な影響を生活にもたらし、生きづらくさせているか克明に描かれています。
著者のすごい所は、たとえば半側空間無視を「自分の左側に絶対見てはいけないものがあるような強い忌避感があって、視線はどうしても右側を見てしまう」と記述していること。教科書的には注意障害で済まされかねないところを、このように証言してもらえたら、左側を見逃すこの不思議な現象を、我が身に置き換えて理解できるように読者を導いてくれます。「そうだったんだ!知らなかった!」。驚きと発見の連続でした。
もう一つ、自分の体験を起点に発達障害を抱える妻を理解していく道程は、著者の想像力と共感性の高さが可能にしたもう一つの本書の魅力です。著者はさらに、過去に出合った生きづらさを抱える人たちにも、想像力を拡大します。かくして、自分をコントロールできず、生きづらさを抱える人たちに対し、読者は新たな見方を持つことができるようになります。
できないことを叱責して終わるのではなく、「なぜできないのか」「どうしたらできるのか」を考える大切さも教えてくれます。多くの人に読んでもらいたい一冊です。
紙の本
高次脳機能障害のリアル
2019/03/01 02:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
高次脳機能障害とはどういうことか、当事者でありながらここまで客観的に書いた著者に敬意を表する。医療関係者にもぜひ読んでいただきたい。著者の場合、配偶者に恵まれたと思うが、高次脳機能障害はこの書にあるようにしばしば性格に異変を来して周りの人に対して攻撃的になり、人間関係を壊すだけでなく患者自身も孤立することを、関係者は知っておくべきだと思う。