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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/08/21
  • 出版社: 中央公論新社
  • サイズ:20cm/367p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-12-005000-8

紙の本

R帝国

著者 中村 文則 (著)

舞台は近未来の島国・R帝国。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。国家を支配する絶対的な存在“党”と、謎の組織「L」。やがて世界は、思わぬ方向へ暴走していく...

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R帝国

税込 1,760 16pt

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商品説明

舞台は近未来の島国・R帝国。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。国家を支配する絶対的な存在“党”と、謎の組織「L」。やがて世界は、思わぬ方向へ暴走していく−。『読売新聞』連載に加筆し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

舞台は近未来の島国・R帝国。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。
だが、何かがおかしい。
国家を支配する絶対的な存在“党”と、謎の組織「L」。
やがて世界は、思わぬ方向へと暴走していく――。
世界の真実を炙り出す驚愕の物語。

『教団X』の衝撃、再び! 全体主義の恐怖を描いた傑作。
【本の内容】

著者紹介

中村 文則

略歴
〈中村文則〉1977年愛知県生まれ。福島大学卒業。「土の中の子供」で芥川賞、「掏摸」で大江健三郎賞、「私の消滅」でドゥマゴ文学賞を受賞。

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みんなのレビュー102件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

いま読まなければ

2017/10/19 11:26

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ころ - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本の現状と、起こりうる(既に起きている?)未来を描いた本。

数年前に連載開始した小説の内容が、現実になってきていることが恐ろしい。
「目を背けずに現実をみて、自分の言葉で考える」「多様性を受容する」等、"人間"らしいことが当たり前でなくなり、利権や富が一部の人に集中し、マスコミ報道への圧力もかかるようになってしまった現在。その結果、将来どうなるかを、多くの人に読んで考えてほしい1冊。

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紙の本

本質的な何か

2018/02/22 21:20

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:暇ではいけないはずの誰か - この投稿者のレビュー一覧を見る

ナショナリズムが暴走し、独裁体制の監視国家が出現した時代を描くSF作品。

ジョージ・オーウェル氏の1984に少し似た内容だったかなと思う。
救いがないところも同じく。矢崎なんてまさにウィンストン。

読んでいてゾッとするのは、やはりこの本が人間の本質を突いているからではないだろうか。
例えば、半径5メートルの幸福や、気持ちよい流れに身を任せ、ふとすれば考えることを放棄する民衆。正しく生きるということは、幸福に生きることとは違う、「幸福」になるためには、周囲で確実に起こっている不幸から目を背け、隔絶した空間に逃げ込むこと、などなど。

なにより恐ろしいのが、こうして感想を書いていても、一週間後には私自身もこの内容を忘れてしまっているだろうということ。結局、自分もその狭い「幸福」に満足してしまうのではないか、という恐怖。

このように問題提起をされる中村氏に敬意。

最後に、教団Xや今作品への、あまりにも的外れな批評が多いので、個人的見解を述べたい。(どんな批評も、基本は認められるべきだと思っているが、こればっかりは)
多かったのが、左翼思想だ、という批判だが(Amazonレビュー等)、この作品が指摘しているのは、人間の本質であって、それは左翼右翼のさらに一段深いところのものだろう。それを、左翼に被れた~、などと言って批判しているのは、流石に的外れではないだろうか。

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紙の本

1番怖い

2022/10/03 13:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひま - この投稿者のレビュー一覧を見る

小さい頃からぼんやり怖かったことを一つずつ精細に描き出された印象でした。
そしてあの時怖がってたことは間違ってなかったと思えました。
正しく恐怖して、正しく選択することは難しい。
簡単な落とし所を選ばないこと、自分は視野が狭くて怠惰な人間だと自戒すること、共に生きること。
共に生きたいです、とても。

人はどこからチンパンジーなのかなと思ったが、どうもたまに見るチンパンジーはなぜか、チンパンジーであることを誇りに思っているように見える。
思うな。

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紙の本

オーバーラップする

2017/12/23 18:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

近未来の世界、あちこちで起こってる戦争、島国R帝国で起こる侵略やテロなどを描いてます。
結構残酷で、救いようがない内容なのに、勢いがあって一気に読んでしまいました。
現実の出来事が正体不明の小説として出て来たり、今の世界情勢と重なる所もあり、ちょっと怖かったですね。

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2017/09/14 13:03

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2017/08/18 16:41

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2017/10/06 01:58

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2017/11/30 22:49

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2018/12/19 14:50

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2018/04/25 10:07

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2017/09/03 11:48

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2017/09/24 21:07

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2017/10/03 22:35

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