「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
【柴田錬三郎賞(第31回)】【毎日出版文化賞文学・芸術部門(第72回)】華族の娘・惟佐子は、親友・寿子の心中事件に疑問を抱き、新米カメラマンの千代子とともに謎を追い始める。ふたりの前にさまざまな人物が現れ…。戦前昭和を舞台に描くミステリーロマン。『中央公論』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
昭和十年、秋。笹宮惟重伯爵を父に持ち、女子学習院高等科に通う惟佐子は、親友・宇田川寿子の心中事件に疑問を抱く。冨士の樹海で陸軍士官・久慈とともに遺体となって発見されたのだが、「できるだけはやく電話をしますね」という寿子の手による仙台消印の葉書が届いたのだ――。
富士で発見された寿子が、なぜ、仙台から葉書を出せたのか? この心中事件の謎を軸に、ドイツ人ピアニスト、探偵役を務める惟佐子の「おあいてさん」だった女カメラマンと新聞記者、軍人である惟佐子の兄・惟秀ら多彩な人物が登場し、物語のラスト、二・二六事件へと繋がっていく――。【商品解説】
昭和十年、秋。笹宮惟重伯爵を父に持ち、女子学習院高等科に通う惟佐子は、親友・宇田川寿子の心中事件に疑問を抱く。冨士の樹海で陸軍士官・久慈とともに遺体となって発見されたのだが、「できるだけはやく電話をしますね」という寿子の手による仙台消印の葉書が届いたのだ――。富士で発見された寿子が、なぜ、仙台から葉書を出せたのか? この心中事件の謎を軸に、ドイツ人ピアニスト、探偵役を務める惟佐子の「おあいてさん」だった女カメラマンと新聞記者、軍人である惟佐子の兄・惟秀ら多彩な人物が登場し、物語のラスト、二・二六事件へと繋がっていく――。【本の内容】
著者紹介
奥泉 光
- 略歴
- 〈奥泉光〉1956年山形県生まれ。「ノヴァーリスの引用」で野間文芸新人賞、「石の来歴」で芥川賞受賞。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
冷徹で精緻なガイキチ
2018/03/13 12:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:犬丸52 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新境地。例えば前作「ビビビ・ビ・ビバップ」が熱く燃えながら狂っていくバルトークだとすると,こちらは冷徹に精緻にしかし着実に燃えながら狂っていくストラヴィンスキー。あるいはサン・ラ・アーケストラとグローブユニティ。育ちが悪い私は我慢できずに通勤電車でむさぼり読んだけど,二週間くらいバケーションを取り,森の中のコテージとかでじっくり向き合うべき作品。場所が青木ヶ原なら尚良し。ところでこの登場人物で次作とかあるんかな。あるかもな。どうなんだろ。あってくれよ頼むよ
紙の本
雪の階
2022/02/13 14:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず文章がそれまでと違い、擬古文というほどではないが古めかしくされている。単語も外来語は漢字を当てて読み仮名を振るなどして雰囲気が出ている。
歴史ミステリーというジャンルなのだが、架空の人物に実際の歴史上の人物を交える事で自由に物語を作れているのかもしれない。
登場人物にぶっ飛んでいる人物が多いが、華族が主人公ということで体面もあり、ぶっ飛んだところを隠して澄ましているところが面白い。