紙の本
駐在さんとその妻の活躍ぶりがやはりいい。
2020/11/13 21:54
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和50年代の山間の村エリアを舞台に、駐在所の警官と医者の夫婦の物語の続編。一作目と変わらず、大きな事件になりそうなところを若き駐在さんの活躍で、事件化がされないという結論の連作短編集スタイル。ただし、それぞれの事件自体は深刻度を増した感じ...というか深みを増したというべきか。なぜ50年代を舞台にしたのかがちょっと謎だが、本作でもそのわけは描かれていない。そもそもシリーズ化されるのかも不明。が、この作家の『東京バンドワゴン』シリーズのように長く読み続けたいと思う。
紙の本
駐在夫婦
2019/10/06 17:58
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
事件なんか置きそうにない田舎だけど、やっぱり事件はある訳で。
でも、その事件も雪だるまが歩いていなくなってしまった秘密を探したりとほのぼの・・・と、思ったら!
駐在さんの妙案で解決していきます。
幸せになろうとする人たちの気持ちあふれるお話です。
紙の本
いいんだけど
2020/08/24 11:54
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり、犯罪を隠蔽するのはどうかと。
今は良くても、いずれ真相がばれるかもしれないし。
田舎特有の生きづらさはわかるけどね。
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私自身は、人間関係がこうも密なところでは住める気がしないのだけど、小路先生が書くと、なんだか素敵に見えてくる。
冒頭の、雪だるまの話が可愛かった!
もう、もう、もう!
逃亡犯の話とか、銃の話とか、いいのかなぁと思わないでもないけど、、、
これは、それが許されるファンタジーの世界なのだ、きっと。
ファンタジー上等!
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1971年。元刑事・蓑島周平と元医者・花の夫婦の駐在生活も板についてきた頃。新たな仲間、柴犬のミルも加わりのんびりした生活……と思いきや、相変わらず事件の種はつきないようで――。平和(なはず)の田舎町を、駐在夫婦が駆け回る!
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シリーズ第2弾ではあるけれど
これだけ読んでも気にならないかも。
田舎の風景や人々とのふれあい。
これもまた息の長いシリーズになるんだろな。
[図書館・初読・10月3日読了]
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駐在日記続編。ほっこりとした雰囲気の中で、それでも起こるさまざまな事件。どれもが一見穏やかな田舎には似合わないような物騒な謎に思えたのだけれど、その陰に潜む真相はあまりに優しくて。全体的に安心して読める一冊です。
お気に入りは「秋 火曜日の愛は、銃弾」。一番とんでもない事件なのに、まさかそんな真相だったとは! 思いもよらないことだったのと同時に、これに気づけた駐在さんがあまりにお見事でした。この解決法も素敵。
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1971年。元刑事・蓑島周平と元医者・花の夫婦の駐在生活も板についてきた頃。新たな仲間、柴犬のミルも加わりのんびりした生活……と思いきや、相変わらず事件の種はつきないようで――。平和(なはず)の田舎町を、駐在夫婦が駆け回る!
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語り口が東京バンドワゴンと似てきているように感じるのはわたしだけだろうか。特に食事の支度をする場面で、色濃く出ているような気がする。それはともかく、雉子宮駐在所の日々は、大方はのんびりしているものの、いざ何か起こると、結構大事になったりするので気が抜けない。だが、どんな事件であれ、住人のことを第一に考え、この先もよりよく生きて行けるように配慮する簑島巡査や花さんの対応が素晴らしい。真相は、当事者と花さんの日記でしかわからないので、読者はお得である。雉子宮に観光客がたくさん来て、町が潤ってほしいと思いはするが、こののどかさは変わらずにいてほしいと願ってしまうシリーズである。
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【収録作品】プロローグ 九ケ月前/冬 日曜日の雪は、落とし物/春 木曜日の滝は、逃亡者/夏 土曜日の涙は、霊能者/秋 火曜日の愛は、銃弾/エピローグ
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駐在日記の続編
①子供達の作った雪だるまが忽然と姿を消す。
大好きな先生の転任が…
②指名手配犯の目撃情報、そしてその自殺(?)現場の目撃情報がもたらされる。
最近Uターンして農業を始めた加藤という若夫婦との関わりは…
③定年を機に故郷に帰って来た清澄の姉・五月は突然イタコと称し口寄せを始める。神職という立場上困り果てる清澄だが、姉弟仲は良好ではない。
五月の真意は…
④相続を巡る兄弟喧嘩が発泡事件に。一人の女性を巡る兄弟の確執、そして兄の想い。
◯蓑島周平・・横浜で優秀な刑事だったが、ある事件で傷を負った妻の為田舎の駐在所へ転任する。
◯蓑島花・・大学病院で外科医をしていたが、ある事件で手を負傷し勤務医を辞め周平の妻となる。
◯品川清澄・・駐在所のそばの雉子宮神社の神主。
◯品川早稲・・清澄の娘。
花と大の仲良しに。圭吾と付き合っている。
◯坂巻圭吾・・山小屋で働く青年。早稲の恋人。
◯佐久間康一・・横浜で田村良美を救う為に暴力団と揉めたが、周平の配慮で雉子宮に二人で落ち着く事に。
◯昭憲・・雉子宮の寺・長瀬寺の住職。清澄の弟分。
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前作と同じで、大自然の中、温かい人達の住む村で起こるワケ有りな事件が面白い。こういう所は、『花咲小路商店街シリーズ』と似ていて、小路さんはこういったワケ有りな事件を1話1話、温かみがあるものを描くのが、とても上手でいらっしゃるなと思った。
登場する住人も、印象が残るところも似ているな。
雉子宮神社の神主である清澄さんと、お姉さんのお話に、感動しました。
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駐在日記の2作目。
田舎の村で一年のうちに
案外いろんなことが1年のうちに起こるのだなぁ
という感じがする。
それも割とヘビー。
平和的というか人情的な解決をする周平さんに
ちょっと甘いんじゃないの?と思ったりもする。
これが昭和ってことなのかなぁ。
花さんの語り口が「東京バンドワゴン」とかぶってちょっと残念
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周平と花夫婦の駐在生活も板についてきた頃。でも相変わらず事件の種はつきないようで――。レトロで心温まる連作短篇ミステリー。
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昭和30年?40年?
古き良き時代の 田舎の駐在所のお話
人を押しのける時代じゃなく 目の前には舗装されていないが
真っすぐな道が続いてるような
素直な1冊だった。
古くさいし 不便だろうけど 憧れを持てた。
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ほのぼのとした表紙のイラストに、、、手に取った本である。
昭和生まれの私に、ぴったりのほのぼの駐在日誌に描かれている人の優しさの深さが、しみじみと伝わって来る1冊である。
本の登場人物が、最初に出て来て、理解力が増す。
4話の春夏秋冬を交えた話。
日曜日の雪の落とし物?は、子供達が、作った大きな雪だるまが無くなってしまう・・・・大好きな先生をどうしても繋留めたい子供の知恵は・・・・
木曜日の滝は、逃亡者?は、最近Uターンで、戻って農業を始めた若夫婦の夫の正次の父なのか?
偽装自殺か?・・・けじめをつけるために雉子宮神社で、神葬祭をしてはどうかと、駐在所勤務の簑島修平は、問いかける。
土曜日の涙は霊能者は、雉子宮神社の神主品川清澄の姉五月が、定年を機に故郷に戻って来て始めたのが霊能力者として・・・
3人の姉弟と、思っていたのが、4人兄妹で、昔 長男は、清澄を助けるために、崖の下へ転落して、土砂で、埋まって死亡した事を あの世で恨んで無い事を伝えたいためであり、自分の命が後わずかである事を内緒に・・・
火曜日の愛は銃弾は、兄弟で、果物農家を営んでいるのだが、妻の典子を巡って、取り合いをした事と、父親の財産を巡って、兄が、弟夫婦が、村八分のような田舎で肩身が狭くならないように、悪者になり、銃を持ちこみ、そして、劇団の女優であり、ホステスのマリナ(香子)と一芝居を打つ!
どれも、平常では、ありえない話。
そして、駐在勤務の夫の仕事を日誌に書く妻の花は、日報に書けない記録として、、、、コメントを書いている。
もっと、昭和の香り豊かな物語りか、、、と、思っていたのだが、ありえない事件(?)の深さに、一気に読んでしまった。