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商品説明
川上不白が約15年間、千家如心斎に仕えて学んだ事を、詳細に書き留め、茶の湯を説いた貴重な茶書「不白筆記」の翻刻と解題を収録。近年見出された「孤峯川上不白道具帳写」も併録する。事項索引、人名索引付き。【「TRC MARC」の商品解説】
『不白筆記』は「?啄斎に与ふるの書」と題されていたと言われ、江戸千家の流祖・川上不白が約十五年間、千家如心斎に仕え学んだ事を如心斎の嗣子?啄斎に伝えた書物である。不審庵の様子、千家流の教義、如心斎と不白との師弟のやりとり、さらには茶家のあるべき心得まで、懇切に説かれている。事サ(わざ)つまり点前や知識とからめながら茶の湯の理念や伝承について述べ、そこから「常の茶の湯」へ導こうとしている。
初翻刻となる「孤峯川上不白道具帳写」は、不白が所蔵していた茶道具の概要が明らかにするもので、不白の目指した茶の湯がを考える上で貴重な史料である。【商品解説】
著者紹介
川上宗雪
- 略歴
- 川上宗雪
一九四六年、東京に生まれ。茶家。慶應義塾大学文学部卒業。在学中の一九六五年に先代名元庵宗雪より、江戸千家十世名心庵宗雪を襲名。二〇一六年、その五十周年に古稀を迎えた。著書に、『茶人 川上不白』(江戸千家茶の湯研究所、二〇〇七年)、『ひとゝき艸 巻頭言集』(江戸千家茶の湯研究所、二〇一二年)、『茶の湯 名心庵 自會記』(茶の湯 江戸千家、二〇一六年)などがある。
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