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紙の本
言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書)
【新書大賞(2024)】なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? オノマトペとアブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力を鍵に、言語...
言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書)
言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか
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商品説明
【新書大賞(2024)】なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? オノマトペとアブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力を鍵に、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは? ヒトとAIや動物の違いは? 言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。【商品解説】
著者紹介
今井 むつみ
- 略歴
- 〈今井むつみ〉慶應義塾大学環境情報学部教授。
〈秋田喜美〉名古屋大学大学院人文学研究科准教授。
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紙の本
オノマトペの言語価値を思い知る内容でした。
2023/08/18 12:03
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
当書は特に、オノマトペが言語としてどのような価値を持っているかについて、お2人の識者の共著として著された1冊です。
オノマトペをテーマに、ここまで深く語られることに驚き、オノマトペの可能性の高さを思い知りました。そして、盛りだくさんの内容でした。
当書はかなり売れているそうです。2023年を代表する新書の1つになる1冊でしょう。
紙の本
オノマトペから始まる言語の獲得
2023/07/06 21:52
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
オノマトペは多くの言語に見られ、それが人が話す言葉の元になったのではないかという疑問から、研究が始まっている。人が見聞きし、触れ、感じたことを、声に出すことにより言語が生まれたすれば、最初はオノマトペであったかもしれない。乳幼児が言葉を習得する過程を推察しているが、拡大一般化ともいえる推論を重ねて、間違いながらも、少しづつ修正して知識を拡大していく可能性は、興味深い。人が言語を使うことができるということ、その謎を解き、言語の本質を追求する重要な研究の道筋になるかもしれない。
紙の本
言語の本質へと迫る道へと誘う一冊。
2023/12/29 02:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
感覚的なイメージを描写した言語表現である、オノマトペ。
「ぷよぷよ」や「のびのび」などといったアイコン性の高いそれらは、言語習得に欠かせない存在であるということを著者たちは紐解いていく。
私のような初学者でもすんなりと理解できるほど、平易化された様々な概念や専門知識を基に言語学の秘境へと誘ってくれるのだ。
言葉を本当の意味で理解するためには身体経験や感覚と紐づく必要がある(記号接地)という説を前提とし、オノマトペを突き詰めることにより、意外な形で実世界と繋がる。
タイトルの通り「言語の本質」に迫ろうと壁を一つ一つ乗り越えていく、その過程は上質なミステリー作品の謎解きを見ている時と同じ高揚感を味わえるはず。
オノマトペともう一つ、「言語の本質」の解明のためキーとなるアブダクション推論が結びついていく展開は見事と言う他ない。
推論の過程において直接には観察不可能な何かを仮定し、直接観察したものと違う何かを推論するアブダクション推論。
演繹推論や帰納推論と比較すると格段に正確さに欠けるかもしれないが、手元にある知識だけで仮説を立て問題を解こうとするそれこそが、言語習得には欠かせないのだ。
ChatGPTを筆頭に生成AIへの興味関心が高まる今だからこそ、データベースにないものをポンっと作り出せる人間特有の能力にスポットライトを当てた本作を、是非手に取ってほしい。
紙の本
乳幼児は言葉をどうやって操れるようになるか
2023/08/14 17:19
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
言葉を操るのは人間のみ、と言われる。人間に飼育されるチンパンジーやゴリラも言葉を教えられ、手話や記号で意思を伝えたり、ゲームをしたりするが、言葉を理解し、操れるようになったとは言えないらしい。
言葉はどうして生まれ、共通のものとなり、拡がり、そして次の世代に引き継がれるか? そんな疑問をオノマトペを手懸かりにして語る。
紙の本
アブダクション推論
2023/10/11 09:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
結果から原因を推論する、間違っていることもあるかもしれないけどやってみるというアブダクション推論が、他の動物と人間を区別して言語を発展させた要因かもしれないという話がおもしろかった。それって、言語の進化発展ということにとどまらず、科学の発展にも寄与しているよね、ということ。厳密には論理的ではないところが、人間の人間らしいところなのかも。
紙の本
言語の本質とオノマトペと言う言語。
2023/08/01 09:47
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
内実ともにボリュームがあり、読むのに時間を要した一冊。
「オノマトペ」中心の内容の為、手に取った本ですね。
また、著者が二人おられ。
二人で文章をまとめられていて。
(当然、部分的に主従があるとは思うが)。
その文章部分でも、なかなか興味深い本でした。
言語というか、日常使っている日本語。
「オノマトペ」は、その国の言葉に合わせて使われている言葉で。
特に、幼児期からの子供の成長には欠かせない言葉。
それなのに、英語と日本語のオノマトペは相互一致部分が少ない。
日時用生活の必需つ品である言葉。
知性や芸術の源になり、それを育てて行く言葉。
なぜ「ヒト」は、言葉を持ち使うのか?。
現在学習過程のシステム、AI技術の推進には言語が不可欠。
その中で、「オノマトペ」と幼児のアブダクション(仮説形成)推論の部分が興味深く読ませて頂きました。
日常使っている「ゴロゴロ」や「コロコロ」とか「ザラザラ」や「さらさら」で、その状況が頭に浮かぶ。
「イヌ」や「ネコ」の言葉と違う領域。
これは言語なのに別次元な気がしますが。
実は、ことばとしての共通部分も多く。
子供は「オノマトペ」を使い、袱紗づな言葉の世界に入り成長している。
まだ未完成な部分もありますが、興味深い一冊でしたね。
電子書籍
ことばの本質
2023/07/17 23:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ことばは、コミュニケーションの手段と自分は思っていましたので、なんだか、こんな解釈をされると…新鮮というか、驚きというか。最初の思い込みとは違う感想です。それと、オノマトペについては、良かったです
紙の本
オノマトペっというキーワード
2023/10/24 09:42
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tatsu - この投稿者のレビュー一覧を見る
評判が良く気になったので購入しました。
意味が良くわからず自分には面白くなった。