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紙の本
百鬼園戦後日記 3 (中公文庫)
著者 内田 百間 (著)
還暦を祝い、目出度一献す。「贋作吾輩は猫である」の連載開始。琴を撫で、将棋を指す日々−。昭和23年6月1日から24年12月31日までの日記を収録。中村武志のエッセイも収載...
百鬼園戦後日記 3 (中公文庫)
百鬼園戦後日記III
紙の本 |
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- 税込価格:3,300円(30pt)
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商品説明
還暦を祝い、目出度一献す。「贋作吾輩は猫である」の連載開始。琴を撫で、将棋を指す日々−。昭和23年6月1日から24年12月31日までの日記を収録。中村武志のエッセイも収載。【「TRC MARC」の商品解説】
一日ぢゆう雨が降つたり止んだりしてはつきりせざれども小屋にゐる時と違ひ困る事無き也――。新居に電気が引かれ、何年振りかで家の風呂に入る。還暦の内祝に九晩に分けて客を招く。昭和二十三年六月一日~二十四年十二月三十一日まで。【全三巻】
〈巻末エッセイ〉中村武志・平山三郎
〈解説〉佐伯泰英【商品解説】
著者紹介
内田 百間
- 略歴
- 明治二十二年(一八八九)、岡山市に生まれる。六高を経て、大正三年、東京帝大独文科を卒業。この間、漱石の知遇を受け、門下の芥川龍之介、森田草平らを識る。以後、陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学などで教鞭をとる。無気味な幻想を描く第一創作集『冥途』をはじめとして『旅順入城式』『南山寿』『贋作吾輩は猫である』『実説艸平記』『阿房列車』などの小説や、独自のユーモア溢れる随筆『百鬼園日記帖』『御馳走帖』『新方丈記』『百鬼園随筆』など多くの著作がある。昭和四十六年(一九七一)四月、八十二歳で没。
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紙の本
不可解な幻想小説や独特の論理でユーモアあふれる作風で知られた内田百けん氏の貴重な日記記録です!
2020/08/28 10:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、夏目漱石氏の門下生の一人で、夢の光景のように不可解な恐怖を幻想的に描いた小説や、独自の論理でユーモアや諧謔に富んだ随筆を多数執筆し、名文家としても知られる内田百けん氏の作品です。同書は、戦時中の著者の貴重な日記記録であり、中公文庫からは全3巻シリーズで刊行されています。同書はそのうちの第3巻目です。内容は、「大鯛一尾と赤い座布団の目録をお祝ひにくれた、目出度一献す」と書かれているように、自宅へ客を招いて九晩にわたり還暦を祝う様子が描かれています。それ以外にも、「贋作吾輩は猫である」の連載開始、琴を撫で、将棋を指す日々など戦時中の内田百けん氏の何気ない日々が描かれています。昭和23年6月1日か24年12月31日までの日記が収録されています。