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臨済録 (中公文庫)
仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺せ−。禅語録の最高峰「臨済録」の読み下し、原文、平易な口語訳、わかりやすく注釈を収録する。関係人物在世年表・法系図付き。【「TRC...
臨済録 (中公文庫)
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商品説明
仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺せ−。禅語録の最高峰「臨済録」の読み下し、原文、平易な口語訳、わかりやすく注釈を収録する。関係人物在世年表・法系図付き。【「TRC MARC」の商品解説】
仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺せ。既成概念に縛られず、己を磨き信じよ。動乱の河北地方に灰燼の中にぬっくと立ち上った臨済義玄の熱喝が千年の時空を超えて問いかける。威に拠らず、個々の人間主体を無条件に肯定し、その完全な発揮を求める。禅語録の最高峰。【商品解説】
著者紹介
臨済義玄
- 略歴
- 柳田聖山
一九二二年、滋賀県生まれ。大谷大学卒業。花園大学教授、京都大学人文科学研究所教授、京都大学名誉教授、花園大学国際禅学研究所長。一九八〇年 『一休「狂雲集」の世界』で読売文学賞、一九九一年紫綬褒章、一九九三年仏教伝道協会賞。二〇〇六年没。主な著書に、『柳田聖山集』(法蔵館)、『祖堂集索引』(京都大学人文科学研究所)、『達摩の語録』(筑摩書房)、、『禅の日本文化』(講談社)、『沙門良寛』(人文書院)、『大乗仏典・中国篇13、日本篇25』(中央公論社)、『禅思想』(中公新書)、『狂雲集』 (中公クラシックス) ほか。
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禅語録の最高峰が読みやすい現代語訳で読者の前に蘇ります!
2020/08/08 11:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『一休「狂雲集」の世界』(読売文学賞)をはじめ、『祖堂集索引』、『達摩の語録』、『禅の日本文化』といった著作を発表された柳田聖山氏の現代語訳による作品です。同書は、「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺せ」や「既成概念に縛られず、あえて斬り捨てて自由を得よ」といったように、動乱の河北地方に灰燼の中、ぬっくと立ち上った臨済義玄氏の熱喝が1000年の時空を超えて問いかけてくる内容です。威に拠らず、個々の人間主体を無条件に肯定し、その完全な発揮を求めるという禅語録の最高峰を、読みやすい現代語訳で、読者の前に蘇ります。同書の内容構成は、「仏法の相手」、「すずしい樹蔭」、「虎のひげ」、「山奥に松を植える」、「生き埋め」、「若もの」、「居ねむり」、「泥棒の悪知恵」、「一日にどのくらい食べる」、「北方に持ちがいのある寺がある」となっています。